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扁桃腺についての質問です
- 小さい頃から腫れた経験が無く、口を開けてのどを見ても何にもありません。
- 奥に存在する埋没扁桃というものがあると知りました。
- 耳鼻科のお医者さんなら見ただけでわかると言われていますが、本当にそうなのでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは、耳鼻科医です。 扁桃腺(医学用語では口蓋扁桃)は前・後の二枚の口蓋弓という膜に挟まれてあります。(下記URLの図参照) http://www.linkclub.or.jp/~entkasai/ibiki-joho.html どんな扁桃でも根っこの部分は粘膜に埋まっていて、(大人の場合)一部だけが顔を出しているのが普通ですが、扁桃の大きさや、「埋まっている部分」/「顔を出している部分」の比率は個人差が大きく、全く隠れていて見えない場合を「埋没扁桃」と呼んでいます。 >中で扁桃炎が起こっている場合もあるらしく ここで炎症という意味は二つあって 1)本当に扁桃そのものに活発な炎症を起こしている場合 2)扁桃に菌(多くは溶連菌)が住み着いているが、扁桃自体には殆ど症状を起こさず、腎臓や心臓、皮膚など離れた臓器に病気をおこす場合(これを「病巣感染」といいます。下記参照)。 http://www.asahikawa-med.ac.jp/dept/mc/oto/frameoto/framedat/otsikkan/tonsil/tonsil.htm http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/kougaihenbyousou.htm 1)の場合は、扁桃自体が隠れていてもそれを包んでいる粘膜が赤く腫れるので、見ただけでわかります。 2)の場合は見ただけではわかりません。先に腎臓、心臓や皮膚の病気が見つかって、原因として扁桃腺が怪しいということになり、そこで検査をして初めてわかるのが普通です。検査は、ASO(=ASLO)という溶連菌の抗体価を調べる血液検査と、扁桃を刺激して(マッサージまたは超短波)その前後で体温や血液の変化を調べる「扁桃誘発試験」という検査が中心です。
その他の回答 (1)
ダイレクトな回答ではなく既にチェック済みかもしれませんが、以下の参考URLは参考になりますでしょうか? 「口蓋扁桃肥大」 この中に ・埋没性扁桃 表面は柔らかい との記載がありますが・・・? ご参考まで。
お礼
そうですね、こちらのページは読んでみました。 早速の回答ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。 実際に携わっている方からの意見を聞く事が出来、とても分かりやすく参考になりました。 ご紹介下さった旭川医科大の講座内容も大変興味深く読んでいます。