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網膜症と視力矯正について
- 糖尿病による眼底出血で網膜症が発覚し、視力が低下しています。
- 網膜症のため分厚いメガネをかけても視力は上がらないと言われています。
- 網膜や硝子体の解剖と矯正不可の理由を教えてください。
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http://www5b.biglobe.ne.jp/~i-ganka/2011-6.htm まずは、上記の解剖図を見てください。 網膜とは、目の内側を覆っている膜で、 ここに物を見るための重要な神経が張りめぐらされています。 特に重要なのは、「黄斑部」です。 さて、糖尿病になると2つのことが起きてきます。 (1)網膜に余分な病的な血管がたくさんできます。 (2)網膜が剥離します。 (1)のために、血管が切れて、出血をしやすくなります。 そのために、飛蚊症が起きたり、出血を止めるために浮腫が 起きたりと、良くないことが起きます。 特に、浮腫が黄斑部にまで及ぶと視力の低下が起きます。 (2)また、網膜が破れやすくなり、そこから目の中の液体(硝子体) が、隙間に入って、網膜が剥離します。 単純に言ってしまえば、 質問者様が絵を描こうとします。 正常ならば、白い画用紙が用意されるのですが、 病気のために、所々が真っ黒になっている、 しわくちゃになっている、穴が開いているという 画用紙が用意されたとします。 そんな画用紙では、どんなに上手に絵を描こうとしても、 描けません。 網膜症というのは、その画用紙の変形のことです。 画用紙がこれ以上、はがれたり、穴が開いたりしないように、 画用紙を画鋲で固定します。 それがレーザー光凝固手術です。 (「レーザー光凝固手術 画像」で検索すれば、画像を見ることが できます) 画鋲を打った部分は、当然、絵を描けなくなりますが、 全体がダメになるよりは、良い。 なので、どんなに高級な筆を使って、絵の具を使って、 名人が描こうが、画用紙がボロではどうしようもありません。 だから、視力の矯正はできないのです。 網膜症の治療は、病状がこれ以上、悪化しないようにする 手段であって、決して、病状を良くするための手段ではありません。 現状では、網膜症を治す方法はありません。
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- fujic-1990
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まったくの門外漢です。看護師さんに向かってお笑いぐさを書くかもしれませんがお許しを。 矯正が利かない視力、というと思い出すのは「弱視」ですね。私は子供の頃から目が悪かったのですが、「弱視じゃないから大丈夫」と医者に言われて以来関心をもっています。 質問者さんのお知り合いは弱視ではないようですが、「網膜症」という言葉と、視力矯正が利かないという事実から推測できるのは、網膜自体がグズグズになっているのではないか、ということです。 あるいは硝子体が混濁して密度が変わり、入ってきた光が眼球内でランダムに屈折するのか。 釈迦に説法ですが、網膜異状を例にしますと、網膜は映像が映るフィルムというか、映写幕です。そこに写った像が視神経を経て、脳に伝わり、像として認知されます。 単なる近視の場合は、眼鏡のレンズを調整して映像が焦点を結ぶ位置をずらしてやって、ぐあいよくフィルムや映写幕上に焦点を結ぶようにしてやれば、鮮明な像を得ることができます。乱視も、程度は難しいですが、同様です。 ところが、フィルムや映写幕が波打っていたり汚れていた(感度が均一でない)ら、レンズを調整してどんなに鮮明な映像を送ってやってもまともな画像にはなりません。 目の場合も、もともとの、網膜上の画像がぼやけたり、いびつに変形していたり、汚かったら、脳が受けとる画像もぼけたり変形したり汚れたりしてしまいます。 それは眼鏡のレンズではどうにもなりません。そういうことだと思われます。
お礼
解りやすいご回答ありがとうございました。 厳しい事実です。 それを私の口から説明してもよいものか、考えてしまいましたが、やはり私の口からは説明はできませんでした。 私なりにできるアドバイスをしていこうと思います。 回答ありがとうございました。