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アメリカのオンラインMBAの選び方
- アメリカのオンラインMBAを選ぶ際の基準やポイントをご紹介します。
- AACSB認定を受けた学校や財務金融及びIT分野で評価が高い学校を選ぶと良いでしょう。
- 遠隔ディスカッションやゼミナールが活発な学校で学ぶことができます。学費も適切な範囲で抑えてください。
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志望される分野でさらに高い次元での習得を目指しておられる点には敬服いたします。 私は、アメリカでMBAを取得(Finance Major)し、現在は外資系の企業で働いている身分ですが、その点から回答させてください。 MBAのタイトルを取るならば、オンラインでの取得はお勧めしません。 それは、オンラインのプログラムを通じてだけでは、アメリカ人の生活習慣や思考については理解できないからです。 合理的な考えを前面に出す彼らですが、やはり歴史的・宗教的・人種的に異なった土壌から生み出された思考を理解するには、そこでの生活が欠かせません。 すでにそれだけのアカデミックなキャリアをお持ちならば、海外勤務へのステップとして海外生活を通じてのMBA取得をおすすめします。 AACSE等についての理解はありませんが、認定を受けた大学に入学したとしても、そこでどのような知識と経験を得たかはことなります。 プログラムには、プレゼンテーションやケーススタディなどの参加型の内容がおおく、いかに自論を説得するかという点が評価されることは多々あります。 また評価の高い大学に入学したものの、プログラムの要求度合が高く、多くの留学生がドロップアウトしています。 MBAは日本の大学のように、入学すればDiplomaをもらえるというようなプログラウではありません。 最後に、TOEICについて高得点をお持ちですが、留学においてはTOEICは何の評価にもなりません。 いまだにGMATやTOEFLというプログラムが日本人の留学においての制約になっています。 ただし、これらについても高得点を取っていたとしても、クラスに参加した際には役には立たないと思ってください。 人前で、母国語以外で自己主張できる、他人の意見を理解できる、そしてディスカッションに参加できるというのは、そのようなテストでは測れない何かがあります。 留学費用は、Private Schoolでも年間3百万円はかからないでしょう。 生活費を入れても、年間4百万円あれば十分と思います。 State Universityはもっと安く上がります。 厳しいことを書き連ねましたが、私も苦労して留学し、MBAを取得し、それ以来アメリカ企業に勤めております(留学以後、アメリカ人やイギリス人以外の上司についたことがありません)。外資系ですので留学経験者が多いなかで、この人はアメリカで何を学んできたのだろうか? 外人を前に何が言いたいのだろうかと、首をかしげる人を多くみてきました。 良い留学をしてきた人は、Discussionをすれば、すぐわかります。そういう人たちがもっと活躍してほしいと思っています。 そのような期待を込めて、回答させていただきました。 実のある留学を期待しています。
お礼
非常に丁寧、かつご自身の実体験からなるためになるお話をありがとうございます。 実は、私がこのようにオンラインでMBA、ないし類似学位での勉強を志しているのには一定の理由がありまして、本来は中国でMBAを取得するべく勉強し、試験にも受かったものの、近年の円安により資金が足りなくなり断念したという経緯があります。 「オンラインではなく、顔と顔を突き合わせて」というご意見には完全に賛同するものの、せめてもの補完、あるいは将来的な博士課程への進学を考えて、今のうちの修士号獲得を考えております。 いずれにしましても、非常に貴重なご意見をありがとうございました。