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アルパのスイター50/1.8のピント精度について
アルパ7に所有のスイター50/1.8をつけて撮ると,必ずピンぼけ写真(ファインダーで見たピントよりも後方にピントが合ってしまう)になってしまうのです。 ボディの精度の問題かと思い,アルグラー135/3.2で試してみたところ,無限遠でも最短でも綺麗にピンとの合った写真が撮れていました。 特定のレンズに限ってファインダー面とフィルム面での結像にズレが生じることがあるのでしょうか?
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ピントのずれ 少し整理して書いてみます。(表現に厳密さを書いている箇所も有るかと思いますが、御容赦のほどを) 簡単のために、光軸に並行な光線について挙動を考えると 1. 球面レンズでは、球面収差のために光軸から離れた光線は、光軸上の焦点より手前(レンズ側)で光軸と交わる(焦点を結ぶ)ます。 2. 通常のレンズでは、球面収差の補正をしていますが、完全な補正は難しく、光線が光軸から離れるにつれて、対応する焦点は一旦レンズ側に寄って、そこから再度フィルム側にもどる挙動を示します。 3. ファインダーに結像し目に入る光線は、フィルムに結像する光線のうちの一部です。(どの部分がファインダーで見えているかは、スクリーンの分散特性によって変わる) 4. もし、ファインダーで見える光線が、ちょうどレンズ側に焦点が寄っている部分を主に拾うような組合せになっている+全体では収差が補正されてフィルム面側に焦点がもどっている と、最適なレンズ操出量より少ない操出量でファインダー像がもっともシャープになります。 5. この状態で実際に写すと、後ピンになります。 6. 実際に、このように焦点移動の大きなレンズかどうかは、ピントリングを中間距離で固定して、絞りを開放から最小絞りまで変えながら実写し、ピント面が移動しているかどうかを見ることで判断できるかと思います。(同時に、ファインダーで、どの距離がもっともはっきり見えているかも確認した方が良いかと思います。) 7. できれば、スイターの光学特性図を入手して、軸上球面収差図を見てみれば、上記球面収差の補正状況がどうなっているか、最大どれ位の後ピンになる可能性が有るかが計算可能にはなります。 レンズの過去の修理履歴 以前、雑誌で、「どうも様子が変だと思ってたレンズ、メンテナンスに出したら『以前に分解再組み立てした人がレンズを一枚裏返しで組み付けていた』」というような記述をめにしたことが有ります。 無限遠が出ない+異常に球面収差変動が大きい ということから、このような履歴を持っていないかどうか少し気になります。一度、レンズを信頼できるところで見てもらった方が良いかも知れません。
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- foobar
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「無限遠が出ない(フランジバックが狂ってる?)」 と 「フォーカススクリーンとフィルム面で、最良ピント位置が異なる」というのは,まずは,分けて考えた方が良いかと思います。 フランジバックがずれていても、近距離撮影ならOK(ファインダーでのピントと実写のピントが合っている)という場合もありますので。 ただ、フランジバック大きくずれてて、かつ、異常に焦点移動が大きい(のか否かは要確認ですが)となると、レンズの修理履歴も気にした方が良いのかも知れません。
お礼
たびたびありがとうございます。 フランジバックが狂っているのでしたら、ボディの問題なので、どのレンズをつけても異常が現れると思うのですが、スイターだけに異常が現れるのです。 しかも、ボディは信頼の置けるところで調整をしてもらっているので、まず大丈夫だと思います。 ピントのズレは距離に関係なく起こります。 必ず遠方にピントが来てしまいます。 「特定のレンズだけに起きる」ということが腑に落ちないです。
- foobar
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スクリーンの分散特性(どの入射角の光束が目にはいるか)とレンズの球面収差補正の様相の兼ね合いで、レンズや絞りの位置によってファインダーでの最良像とフィルム面の最良像(面)が一致しない ということはありえるかも知れません。 もし、上記が原因なら、当該レンズでピントリングを固定して絞りを開放から最小絞りまで変えて撮影すると、ピント中心が変化(最良像面が移動)するかとおもいます。
お礼
情報ありがとうございます。 もう少し状況を詳しく書きますと, 無限遠の状態で開放から撮ってみたのですが,開放では無限を超えてしまい,F8辺りでようやっと被写界深度にひっかかるような状況です。
お礼
詳しい話をありがとうございます。 一度、中間距離でも試し撮りをしてみようと思います。 分解・調整がされている可能性も否定できません。 買った当初のピント位置はフィルム面に合わせてありました。 金銭的に余裕が生じたら見てもらおうと思います。