同盟国の一員なので

質問

同盟国のアメリカに対しては批判的なことを一切言わない方がいいと言う人がいます。
アメリカがモスクを攻撃したことも、ファルージャで多くの一般市民を殺害したことも、見事な作戦だという受け止め方をするべきだと言います。
そんなふうに全て「見事な作戦」と受け止めることが、同盟国の一員としての正しい姿勢なんでしょうか。

回答No.5

taroimo_hasami · ベストアンサー

正しい姿勢とは言えないと思います。
　また、アメリカに対しては批判的なことを一切言わない方がいいと思う人は、国と個人を切り離して考えることが出来ていないのだと思います。
　モスクを攻撃したことやファルージャで多くの一般市民を殺害したことは、個人的には良心が痛む、おかしいと感じる人も多いと思います。であるならば、素直に「おかしい」と言えば良いのです。
　国は、様々な利害などの観点から対応を決定しますので、必ずしも国民の感覚に沿った決断をするとは限りません。ですが、そのことが国民の言動に一定の制限を加える事になるわけではありませんし、何も国民が政府の立場を考えた言動を取る必要などないのですから。国というものは、国民が集まって作られるものであって、国が国民を束ねているわけではありませんので。
　そうしたこと（＝全て「見事な作戦」と受け止めることが、同盟国の一員としての正しい姿勢）に違和感を覚える国民が増え、政治の力で抑えきれなくなった時、政府も対応の変更を迫られることでしょう。

お礼

ありがとうございました。
大変参考になりました。

回答No.4

cse_ri2

私たちは気軽に「アメリカがどうのこうの」と言いますが、
そのアメリカ自体も、決して一枚岩ではないんですね。

今年秋の大統領選挙を睨んで、共和党と民主党が激しい選挙戦を
展開しつつあります。

当然ながら、現在のイラク政策に賛成なのは共和党ブッシュ
陣営であり、批判的なのは民主党ケリー陣営です。

私としては、現在のイラク政策に個人の立場で批判するのは
それはかまわないと思います。
ただし日本の国益を考えた場合、イラク政策を批判して、
アメリカ民主党の政策を応援するのは、ちょっと考え物です。

アメリカの対日政策において、共和党と民主党では温度差
があります。
少し前のクリントン政権の時代を思い出せばわかりますが、
彼らは日本をライバル視または敵対視しており、経済的に
日本を排除する政策をとりました。
これだけではないのですが、１９９０年代の日本の景気後退
の一因であったことは、間違いないかと思います。

それに引き換え、今の共和党ブッシュ政権は日本に好意的
で、経済面でも安全保障面でもまずまずの成果が出ている
ことは、間違いのない事実です。

現在のブッシュ政権の政策を、無批判で受け入れろとまでは
いいませんが、つかず離れずの立場でつきあっていくことが、
日本の国益につながることは間違いないと思います。

＃ちなみに小泉政権も、イラクに関しては「国連主導の復興を」
＃ということを、明言しています。
＃それをブッシュ政権が聞くかどうかは、彼らの自主性に
＃任せるということです。

お礼

ありがとうございました。

＞そのアメリカ自体も、決して一枚岩ではないんですね。

知ってましたが。

＞ただし日本の国益を考えた場合、イラク政策を批判して、
＞アメリカ民主党の政策を応援するのは、ちょっと考え物です。

まず、現状のアメリカのイラク政策に関して、疑問符を抱いているアメリカ国民が多いことはご存知ですか？
日本がイラク政策を批判して、ブッシュが間違いに気づき軌道修正することができたら、アメリカ国内のブッシュの支持率はアップする可能性大ですよ(笑

＞彼らは日本をライバル視または敵対視しており、経済的に
＞日本を排除する政策をとりました。
＞これだけではないのですが、１９９０年代の日本の景気後退
＞の一因であったことは、間違いないかと思います。

あのぅ、日本経済が絶好調の時から、アメリカは日米貿易については難癖をつけまくっていましたが(笑

＞つかず離れずの立場でつきあっていくことが、
＞日本の国益につながることは間違いないと思います。

その論理でいくなら、二分の一でブッシュ政権が交代する可能性があるわけですから、
ケリーさんにも多少なりとも媚を売っておく必要がありませんか。リスクヘッジですね(笑

で、結局のところ、質問の要旨である、「モスク攻撃や民間人殺害を見事な作戦であると受け止める」ことがベターであるとお考えになるのですね。
未来永劫ブッシュ政権が続けば日本は安泰かも知れないですね(笑

とても参考になるご意見でした。

回答No.3

big_chief

昨夜のテレビ報道で知った話です。

同盟国アメリカの一市民が、高遠菜穂子さんに渡してほしいと、２千ドルの小切手を日本大使館宛に送りつけて来たそうです。
その心は、『身の危険を顧みず命を賭して人道支援に奉仕した高遠さんに、救助費用を請求しろ！と騒ぎ立てる日本の政治家たちは恥知らずにもほどがある。断固抗議するとともに、高遠さんが支払う費用の足しにしてほしい。』ということでした。

私も、現大統領とその一派のやり方には正直危機感や嫌悪感を覚えますが、この報道に接し、やっぱりアメリカは、自浄能力のある頼りになる同盟国かもな・・・と見直しました。

たぶんアメリカ人にしても同じことだろうと思います。

お礼

ありがとうございました。
大変参考になりました。

回答No.2

Ravioli

全く正しいとは思いません。

＞アメリカがモスクを攻撃したことも、
＞ファルージャで多くの一般市民を殺害したことも、見事な作戦

この見方はかなり過激な思想の持ち主だと考えます。
決して一般的な意見ではないと日本人としてそう信じています。
根本の問題は「アメリカが何のために戦争を起こしたか？」です。
テロはただのキッカケであり、本当は油田のためだとすれば、モスクや病院、救急車にまで攻撃するを肯定するのは、かなり極端ですが、ナチスの行いも正しかったと言っているように聞こえます。
ファルージャで600人以上、イラク全土で16000人以上（内民間人10,000人）がすでに殺戮されていますが、アメリカの死者数ばかり報道することに疑問を感じます。

世界で３番目に多くの支援金を出し、自衛隊まで派遣する日本はもっと平和のためにすべきことが他にあるのではないでしょうか？
日本はアメリカの属国ではなく、一大国としての尊厳を取り戻して欲しいです。

お礼

ありがとうございました。
大変参考になりました。

回答No.1

mitunai

全然正しいと思いません。そういうのは従属していると言うだけです。
　同盟国を人間に置き換えたら、友人となりませんか。
　友人が悪いことをしたら苦言を呈するのが、本当でしょう。
　関が原の合戦前に石田三成にやめることを直言した大谷と言う人がいました。しかし、どうしても石田三成がすると言ったときは共に戦いました。
　こういうのが真の友人でしょう。今のままでは日本はアメリカに馬鹿にされるだけではないでしょうか。

お礼

ありがとうございました。
大変参考になりました。