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国の借金について

国の借金とは、何から借りている金を指しているのでしょうか? インフレ、デフレに関係する以外に、増えることで何か問題が あるのでしょうか。 国の借金が1000兆あるなど、金額だけみると凄まじく感じますが、 結局国自身が発行した国債によるもので、他国から借りてるわけ でもなく、極端な話いくら増えようが国の破綻には繋がらないのでは と思ってしまいます。 ※金額に対して危機感を感じません。 我ながら無知な質問で恐縮ですが、ご教示ください。

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回答No.11

国の借金とは、政府が国民からお金を借りていると言うことです。 政府が、国民からお金を借りるときは、国債を発行して、それらを国民や企業に買ってもらいその資金を得て、財政をまかなっています。 国のこれまでの借金は、1000兆円です。 毎年、50兆円ほどの国債を発行し続けたため、累積赤字が、膨大な額になってしまいました。 質問者さんの感覚として、結局国自身が発行した国債によるもので、他国から借りてるわけでもなく、極端な話いくら増えようが国の破綻には繋がらないのではと思ってしまいます。 (と、こうありますが) ギリシャやイタリアのように、国債をユーロ圏で購入しているのではないから、日本は安全だと思っている人が多すぎます。 問題は、国がこれまで、累積でこしらえてきた、国債の償還期限との関係があります。 金額に対して危機感を覚えないのは、恐らく、麻生財務大臣がお金を印刷すれば、お金がなくなることがないといっている発言と同じ発想です。 毎年、10兆円規模の資金を切り替えで、日銀が政府発行の国債を洗い換えしながら、予算を立てています。 日本の人口は1億2000万人です。 このうち、3000万人は、65歳以上の老齢者になります。 残り、9000万人の内、人口ピラミッドが、それぞれ、100万人づつあったとしましょう。 そうすると、6500万人です。 しかしこの6500万人のなかには、20才をすぎても学生であったり、または、20歳を過ぎても就職につけなかったりする人たちが含まれています。 となると、結局社会保障費(65歳以上)を負担するのは、若い世代と現役で働いてる世代ということになります。 内需拡大が見込めない、現在の日本の現状では、これら社会保障費(高額医療費など)をささえる資金は、国債の発行でまかなわれてきています。 最低でも、3000万人の老齢者に支給する年金や、医療費の補助金は、永遠に国債を発行しつづけなければ、ならなくなってきているのです。 少子高齢化が、このような現状を引き起こしている原因のひとつです。 政府は、国民に国債を買ってもらって、財政を乗り切ろうと考えている訳です。 しかし、人口が減少すれば、結局、莫大な資金力を持つ国の外貨で、買い占められるようになり、そのうち、金利が安いと、国債を発行しても買ってもらえなくなりますから、その国の国債の利払いをUP(上昇)させて買ってもらえるような利率の国債で発行するようになります。 そうなると今度は、その国の利払いは確実に元本と利息を支払ってゆけるだけの財政規律があるのかという問題に直面します。 ここで、はじめて無造作に発行してきた国債がはじけてデフォルト(債務不履行)が勃発し、国が破綻するのです。 ですから、借金がふえるということは、破綻に向かって邁進していることになるのです。

sdance
質問者

お礼

ご回答頂きありがとうございます。 お礼が遅くなってしまって申し訳ございません。 しばらく体調を崩しており、返信ができませんでした。 とてもわかりやすいご説明でした。 まさに、私の発想はご指摘の麻生元首相の発言のものと同じでした。 少子高齢化を乗り切るために国債を発行する、国際を発行するから借金が増える。 国の借金が増えるから民間の生活が向上しない、生活が向上しないから高齢化が進む。 負のスパイラルですね。 私も結婚適齢期と言われる年齢ですが、確かに周りをみると結婚していない人も多数おり、 父親世代の頃とは全く違う状況になっていることを実感しています。

その他の回答 (12)

  • dragon-man
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回答No.3

>国の借金とは、何から借りている金を指しているのでしょうか? 個人(国民、外国人)、銀行、保険会社などの金融機関、ファンドなどです。 >インフレ、デフレに関係する以外に、増えることで何か問題があるのでしょうか。 企業の場合は設備投資など前向きな目的の借金もありますが、国や個人にとっては借金はよくないことでしょう。借金で生活しているのと同じ、見分不相応な出費でしょう。 >結局国自身が発行した国債によるもので、他国から借りてるわけでもなく、極端な話いくら増えようが国の破綻には繋がらないのではと思ってしまいます。 半分正しくて、半分間違いです。国債は自国だけでは消化できず(分かりやすく言えば売れず)、外国にも買ってもらいます。それを償還(借金を返すこと)出来なければ国が潰れます。国の破綻です。 日本の場合、ほとんどを国内の金融機関や個人が買っています。外国はほんの少しです。日本の銀行など金融機関には1600兆円の金融資産があります。だから1000兆円ぐらいの借金では国は破綻しません。これが逆転したら破綻します。このまま行くとあと20年後ぐらいにそうなります。その時は危機感を感じて下さい。

sdance
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 知りたいことが大変良く分かりました。 質問の後半で書いたことについては、他の皆様からも 詳細なご説明を頂いており、少し調べながら読ませて 頂いているところです。 このペースで国債を発行し続けると20年ということでしょうか。 そう遠くない未来だと思いますが、現状何もわかっていないことに 危機感を持ちました。 消費税増税など、行われている政策についてのご意見を 多く頂いていますが、自分なりに正当性を判断できる 知識を持ち合わせていないことを恥ずかしく思います。

  • AVENGER
  • ベストアンサー率21% (2219/10376)
回答No.2

>極端な話いくら増えようが国の破綻には繋がらない 外国から借りているわけではないので、そうなりますね。

sdance
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 私もそう思っていたのですが、他の方の回答をみて、 そういうわけではないということを知りました。 世の中のことをいかに知らないか、ひしひしと感じております。