熱エネルギーでアルミニウムの精錬はできる?
電気化学の講義で「アルミニウムの精錬は電気を使ってしかできない」と仰っていたのですが、これは本当なのでしょうか?
アルミニウムは通常炭素棒を使っての融解塩電解で行われますが、アルミニウムを作るための化学反応の活性化エネルギーを越えるためだけならば、熱エネルギーでも可能だと思うのです。
(現に鉄の精錬は熱エネルギーによって行われています)
水の電気分解を考えると、電極表面の電気二重層の部分(表面から約2nm)に全エネルギーが集中しますので、局所的に高エネルギーとなり、2H2O→2H2+O2 という反応が起こります。
このように電気エネルギーがアルミ精錬で用いられている理由というのは、一部分に高いエネルギーを集中させるためなのでしょうか?
これが理由ならば、熱エネルギーでも可能ということになります。
高エネルギーを発生させるためにコストが掛かるor沸点を越えてしまうかもしれませんが。
それとも電気エネルギーだけが持つ特殊な性質があるのでしょうか?
この「特殊な性質の有無」が気になり、今回書き込ませていただきました。
電気化学にはあまり明るくないので、専門家の方、宜しくお願いします。
補足
CIP法を用いた、ある程度の規模以上の「精錬工場(精錬プラント)」が必要です。 有難うございます。 CIP法で小規模の精錬工場を、作るのには、どの位な費用がかかるのでしょうか? また、精錬プラントは、買うことが出来るのでしょうか? よろしくお願いします。