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コンデンサーマイクC05とAT2010の比較と使いやすさについて
- コンデンサーマイクC05とAT2010の比較をします。C05は低価格で音質も結構良いとされており、AT2010は高音質で録音ができますが、環境音を拾う可能性があります。
- 初めてのコンデンサーマイクならば、コンデンサーマイクC05で様子を見ることをおすすめします。また、AT2010の価格差には音質の差があると考えられます。
- コンデンサーマイクC05とAT2010の使いやすさについて全体的な比較をすることができます。他にもお勧めのコンデンサーマイクがある場合も教えていただけます。
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結論から先に言えば SAMSON C05 に較べて AUDIO TECHNICA AT2010 の方が優れた音質を持っているわけではありません。 値段の違いは SAMSON が韓国の Maker であるのに対して AUDIO TECHNICA が日本の Maker であることだからです。 どちらも自国内にはない下請け Maker の原材料出荷価格で較べれば大差ない Cost で作られているものですが、設計製造指示を出す母体がある国 (韓国と日本) の人件費も製品梱包保管費といったその国内での費用が倍以上違いますので日本 Maker 製は韓国 Maker 製に較べて高価にならざるを得ません。 また周波数特性を見る限り SAMSON C05 は Vocal 用に特化した反応 (Response) に設計された Microphone のようですが AUDIO TECHNICA AT2010 は Vocal にも向いた低 Handling Noise 構造のみならず Acoustic Guitar などの楽器音の収録も考慮した Response を示す性格に設計しているように見受けられます。 そのため SAMSON C05 はそのまま Vocal に使用できるものの AUDIO TECHNICA AT2010 を Vocal 用に使用する際には Mic' Amp' で Low Cut Filter (High Pass Filter) Switch を入れないと低域が膨らんだ変な音になるだろうと思います。 楽器収録用に低域方向の Response を伸ばした性格に設計しているところが「楽器収録用=高音質、Vocal 専用=低音質」のような誤解を与えているのでしょうね(^_^;)。 >車の走行音が聞こえる家なので感度の良すぎるマイクはやめたいのですがそんなに音を拾っちゃうんですか? そんなことはありません。 感度が良いということは同じ声量でも大きな音量 (電圧) で収録されるということであり、周囲の騒音も同様に大きく収録されるとは言え、収録される声の音量と周囲の騒音量との比率は感度の善し悪しとは関係なく、一定です。 >高音質な代わりに環境音をかなり拾うと聞きました。 これも「低域方向に Response を伸ばした Microphone は高音質であり、それ故に環境音を拾い易い」という誤った認識から来る偽情報です。 環境雑音の中には普段は気にもならない空調 Duct からの極低音や遠くの鉄橋や Tunnel を電車が通過したり道路を Dump Car が走る際に立てる極低音がありますので、視覚を遮断されて聴覚だけに神経を集中する生録音素材の再生時にはこうした極低音の環境騒音が Headphone などでは耳に聞こえてしまうということがあります。・・・Speaker 再生では部屋の環境雑音に埋もれて気が付かないものですが・・・。 低域方向にまで Response を伸ばした Microphone では当然このような低音域まで良く拾うのですが Vocal 収録の際には上述のように Low Cut Filter を入れるのが普通ですのでこうした低域雑音は気にならない筈です。 環境雑音を避けるには Microphone に環境雑音が届かないようにすれば良いだけのことで、部屋をきちんと締め切り Curtain を閉めて Microphone Stand を立てた位置の床には Carpet を敷き、可能ならば (Vocalist と) Microphone の周囲を Partition で仕切って外部から騒音が回り込んでこないようにすることです。 特に換気用の Slit (窓の上などの壁にあります) などが開いていると窓を閉め切ったつもりでも結構外の音が漏れ込んできますので、定期的に窓を開けて換気には気を付けるものの、収録中には換気用 Slit も厚紙と Tape で完全に塞ぐなどの対処を施すと良いでしょう。 >単一指向性と書いてあるのでマイクの向きを変えれば大丈夫なのでしょうか??(多少はBGMでごまかせます) まあそういうことですが、Handy Style の Vocal 用 Microphone はいずれも単一指向性型です(^_^;)。 Handy Style の Microphone 形状に拘りを持っていらっしゃるようですので、もしかしたら Boom Stand のような Mic' Stand を持っていらっしゃらないのかも知れませんが、AUDIO TECHNICA AT2010 ほどの資金を投入されるのであれば BEHRINGER B-1 のような形状をした Microphone の方が音質的には有利です。 ただし似たような形状だからと言って BEHRINGER C1 や C3 は選ばないこと(笑)。 説明文の Diaphragm と称されているものが振動板なのですが、口径 16mm の振動板って Handy Microphone と変わらぬ大きさで或ることに気が付かれませんか?・・・そう、C1 や C3 は Handy Microphone の中味をこの Style の Body に入れ替えただけのものであり、振動板や周辺電気回路自体は Handy Microphone と変わらないのです。 一方 B1 は口径 1innh (25.4mm) ですのでこれを Handy Microphone の Body に仕込んだら Microphone がかなり太くなってしまうことがお判りでしょう。 口径 1inch の Diaphragm を仕込んだ Stick 形状の Microphone がないというわけではありませんし、BEHRINGER B-1 の周辺電気回路が Handy 型や C1 や C3 に較べて質の良いものであるというわけでもないのですが、大口径 Diaphragm ならではの優位性はあります。 また High Pass Filter (Low Cut Filter) 切替回路を内蔵しているので御質問者さんの環境でも High Pass Filter を入れた Vocal 用と High Pass Filter を入れない楽器用とを Microphone で切り替えることができます。 更に Boom Stand のような Mic' Stand を要することから Vocalist は直立して Microphone と口元との距離を常に一定に保ちながら正しい発声法で声を出すことを強いられますし、Pop Guard を間に入れて収録せざるを得ないほど高い反応性を持つ Microphone ですので口元から正しい距離に Microphone を設置せざるを得ないというのも高音質で収録できる一助となります。・・・Handy Microphone を握って身体をくねらせて唄ったところで正しい発声法を訓練していない人は聴くに堪えない声しか出せないものですので(^_^;)・・・。 Boom Stand にもう 5 千円、Pop Guard にもう 1500 円を要するのであれば AUDIO TECHNICA AT2010 よりも 7 千円近く高額の System になってしまいますが、Total では SAMSON C05 や AUDIO TECHNICA AT2010 だけで収録するよりも明らかに良い声質で収録できる筈です。・・・Microphone の音質が良いと言うよりも Vocalist に良い声を出させる System というわけですが(笑)。 初めての Condenser Microphone という理由であれば SAMSON C05 で充分であり AUDIO TECHNICA AT2010 を選ぶ理由はないと思いますが、Boom Stand と Pop Guard も加えて Acoustic Gutar などの室内楽器音収録にも手を出してみようという向きであれば BEHRINGER B-1 のような大型 Diaphragm を持つ Microphone の方が何かと便利ですし、良い音で収録する技術も習得し易いだろうと思いますよ。 まあ同価格帯の同じような Microphone である MXL2006 や MXL770、AUDIO TECHNICA AT2020 と BEHRINGER B-1 とではそれが良いかということになると似たようなものですので(笑) 優劣など付けられないだろうと思いますが、High Pass Filter と Attenuator Pad が内蔵されていてやや高額になるところを同価格帯に値下げしている BEHRINGER B-1 が今ならお買い得というところでしょうか(^_^;)。 http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=181%5EB%2D1%5E%5E 素敵な Audio Life を(^_^)/
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- Yorkminster
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>> 高音質な代わりに環境音をかなり拾うと聞きました。 // 「AT2010がC05に比べて」ですか? それとも「AT2010がダイナミックマイクと比べて」ですか? 後者であれば、一般論としてある程度肯定できます。コンデンサマイクはダイナミックマイクに比べて20~30倍くらい感度が高いので、騒音も拾いやすいと言えます(もっとも、ダイナミックマイクでも単純に20~30倍ゲインを上げれば、同じレベルで騒音を拾います)。 前者であれば、AT2010よりはC05の方が(騒音という意味では)使いやすい、という目安になるでしょう。逆に、「AT2010はC05より高音質だが、環境音をかなり拾う」というアドバイスだけが、AT2010かC05かを選ぶ参考になります。 >> 単一指向性と書いてあるのでマイクの向きを変えれば大丈夫なのでしょうか?? // 単一指向性と言っても、広めのものから狭めのものまで様々あります。また、周波数によっても指向性は変化します。無指向性のように全方位の音をまんべんなく拾う訳ではないが、正面以外の音を絶対に拾わないという意味でもない、ということです。 >> 音質も素人の耳で聞いても分かるくらい差があるのでしょうか。 // AT2010とC05の「キャラクタの違い」は分かるかも知れません。ラーメン屋Aの醤油ラーメンと、ラーメン屋Bの醤油ラーメンの違い、くらいです。マイクとしては、C05もAT2010も「最も安い部類」なので、AT2010の方が2倍高いからと言って音質も2倍良いとは期待できません。どちらも「安いマイクの音」です。 >> 全体的に見てどちらが使いやすいのか // 実際のところ、大して変わらないでしょう。AT2010に絶対的なアドバンテージがある訳ではないので、むしろ安いC05の方が良さそうに思えます。C05自体は使ったことがありませんが、SAMSONのマイクは安い割に使いやすい音というイメージがあります。オーディオテクニカが悪いという訳ではありませんが。 >> 音質を良くしたいのでコンデンサーマイクの購入を考えています。 // もう一度念を押しておきますが、「コンデンサマイクを買えば音質が良くなる」と考えるのは間違いです。あなたの声質には、むしろダイナミックマイクの方が合っているということもあるでしょう。 ----- どうでも良い話ですが、SAMSONは米国に本社のある業務用音響機器メーカーで、韓国のSamsungとは無関係でしょう。
お礼
なるほど~よく分かりました!! お試し用に安い方のC05を購入しようと思います。 回答、ありがとうございました(^0^)
- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ お大まかに分けて、ダイナミック/コンデンサー という分け方ですと、お考え中のマイクはコンデンサー型に分類されます。 コンデンサー型にもいくつかに分類が出来まして、DCバイアス型のコンデンサーマイクと、エレクトレットコンデンサーマイクにざっくりとわけられます。 お考えのマイクはエレクトレットコンデンサー型となります。 非常に環境音や、両環境の温度や取扱方等に神経質なのは、DCバイアス型。 今回のエレクトレットコンデンサー型は、設計や製造などにも依りますが、比較的扱い易く、丈夫なコンデンサータイプ、と考えて良いでしょう。 (でも、ダイナミック型に比べれば、いろいろ気を使いますよ。) とは言っても、ハンドヘルド型のボーカル用として設計されていますので、乱暴な扱いをしなければ、特に問題は無く、私達一般人が使うのにも支障は無いと考えて良いでしょう。 さて、サムスンのダイナミック型は6本所有していますが、安いなり、というか、価格相応で可もなく不可もなく、、、と言いたいけれど、私に取っては問題点があって、ベリ製のダイナミック型(3本セットの安い物)に交代しちゃいました。 音質的に問題があったのでは無く、利用環境として他の点でしたけれどね。 「C05」は利用経験が無いので、なんとも言いにくいのですけれど、過去のダイナミック型での体験では、実物の質感が低く、ボディー構造的な面での弱い部分が有るのでは無いか? という、懸念を抱いてしまいます。 (トラとウマですかねぇ。苦笑) 安価な海外製品より、少々割高と言う面は否定出来ませんが、世界の一流ブランドとして確立している、オーディオテクニカ製の方を、オススメしたいと感じております。 (そして、いろんな場面で、AT2010を、実際にオススメして来ていますし、このマイクでの問題という質問はあまり見掛けないので、多くの人が納得、満足出来ているのでは無いかと、考えられます。)
お礼
エレクトレット コンデンサー型マイクなんてものがあるんですね~! 初心者なので知りませんでした(*゜0゜*) 高いものを買って壊すのは怖いので 安い方のC05を買って 慣れたらAT2010も買う予定です♪
お礼
とっても詳しく、分かりやすかったので ベストアンサーに選ばせていただきました^^ 高いものを買って自分に合わなかったら 残念なことになるので、安いC05を買うことにしました! コンデンサーマイクの扱いに慣れてきたら お勧めされたものを買ってみようかと思います☆