まず、猫が自由気ままっていうのは、「日本人が真面目で勤勉」みたいな、
全体的な見方で、間違っているわけではないのですが、
全部がそうじゃないということがあります。
ひとにくっついて離れない猫や、忠犬のように
保護意識をもってガードマンのようになる猫、
ひとりでいるだけで不安になる猫、
また抱っこが嫌いだったり逆に足がしびれてもどきたがらないような猫がいたり、
ほんとにさまざまです。
ある程度大きさがある猫を、たとえば里親サイトとかから
譲り受けるという場合は、どういう性格で、どういう行動をするか、っていうのは
そこそこ決まってるところもあるのですが、
小さいうちから育てると、一つのイメージで考えてると
びっくりされると思います。
犬派だったということなので、犬っぽい猫と暮らしたら、
犬と猫どちらもいるような、そんな気持ちにさえなれるかも。
犬も猫も経験があるのですが、
どちらもそうかもしれないけど、猫により顕著かも、と思ったのが、
びっくりした時の転嫁攻撃とかそういうことでしょうか。
前の猫が、犬と喧嘩しそうなときに代わりに襲われたことがあります。
なので、猫が喧嘩してるときは飼い主といえども割って入らない、
これは犬以上に大切かも。そういうときは、いうことを聞かない、というよりは
まったく何が何だかわからない興奮状態、ということになります。
これまた前の猫ですが、マーキング(スプレー)という行為が多くて
困りました。去勢をしてもする猫はいますし、ただ、しないよりは
圧倒的に手術したほうがいいと思います。(病気の予防にもなりますし)
前に、犬が脱走した時は自力で戻ってきておりましたが、
それも個体差かもしれませんが、うちの猫は戻ってこれませんでした。昔の猫なので、
ネットもなく、知識もなく、予防が不十分だったと思いますけれど
とにかく脱走するのに、一度も自力では戻れないという. . .
上の、転嫁攻撃と同じですが、外に出て、何が何やらわからなくなる場合も
多いので(むろん自力で戻れる猫もたくさんいて、外で飼い主さんが読んだら来た、
という猫もたくさんいます)見かけて、思わず名前を呼んだら
逆に遁走された、なんてこともありました。
ある意味とても気が小さいところがあり、繊細なのかなと思いますが、
これもまた個体差なんですよね. . .
愛おしさですが、それまでずっと犬ばかりと暮らしてた私が、
たまたま拾った猫と暮らしたとき、犬派だとばかり思ってましたけど、
どうも猫にもかなりまいってるなと思いました。
犬ほど愛情をオープンににぎやかには表現しない個体のほうが多いですが、
深く、深く、愛を示してきたりもします。
私が体調を崩して寝ているときは、じっとそばにいて
何度も見守りに来てご飯も要求しないくらい(トイレも急いでいって帰ってくる)
ですし、夜も私より先に寝ようとしません。
私が出張の時は、あまり眠れずにずっと待っていたりしたようです。
前の猫は、向かい合って愚痴をこぼしていたら、
うんうん、とうなづくようにして肩にポン、と手を置いたことがあります。
体重が半分以下に落ちた、晩年の時も、まっすぐ歩けないのに、
毎日出るときなどに、壁にもたれながらよろよろ玄関まで見送ってくれたりしていました。
性格的にこういう猫がいいなあ、っていう具体的な思い描いた像が
あるなら、ある程度(子猫じゃなくても、半年以降の猫とか. . .
もっと、1歳以降になってると性格も安定してわかりやすくなってると思います)
育ってる猫と暮らすのもいいし、
どうなるかわからないドキドキ感もふくめ、子猫と暮らすのも楽しいかもしれませんね。
いい出会いがありますように。
お礼
ご回答ありがとうございます! 飼い主にも攻撃してくる、と聞くと戸惑いますが、こっちが体調悪い時やストレスを感じている時に心配してくれる、というのはきゅんと来てしまいました。そういう猫ちゃんと出会えるといいな、と思います。