塗膜の剥離の原因にはいろんなケースがあるのですが、一番多いケースはワックス&コーティング剤による塗膜の科学的な攻撃なんですね。
ワックスは不飽和脂肪酸を石油系溶剤で柔らかくしたもので塗膜面で揮発硬化させて定着します。コーティング剤はもう色々で紫外線硬化や酸化硬化、揮発硬化などなどいろんなのがある。
どちらも塗膜面で物理&化学変化で定着硬化しているしてるんですね。
車の塗料は塗料メーカーが作ってます。当たり前ですね。
彼らが一番苦心しているものは、次から次に世に出てくる新しい方式や溶剤で作られたワックス&コーティング剤にも侵されないような、それでいて傷つきにくく発色の良い塗料をいかに作るか…なんですね。
日本における紫外線ごときや酸性雨などで塗膜面は侵されません。そんな問題などもうとっくの昔にクリアしてます。
かなり意外と感じられるかもしれませんが、次から次に新しいワックス&コーティング剤を頻繁に愛車の塗膜にぶちまけてる人ほど塗膜から見てみると痛めてるんだかなんだかわからんのですね。
あんまり手入れしていない、ワックスなど半年に一回か点検に出した時にお願いしてるって車ほど実は変質してないんですね。
そのくらいで良いのです。