SP3の適用は無償で済むのですが…
日立Priusと言っても、1999年から2007年までの8年分があります。
その大半については、WindowsXP SP3を適用することで
動作性能に問題が出る場合があります。
WindowsXPは、最終的には2010年くらいまで売られていましたが
この頃には、32bitOSであることの限界が顕在し、4GBのメモリーを装着し
うち3.5GB程度しか認識できないことが、問題とされることもありました。
2007年モデルでも、標準ではメモリーが512MBか1GBしか無いでしょうから
そのままでは、SP3ではメモリー不足が深刻になる可能性があります。
2006年から出てきたデュアルコアCPU搭載モデルであれば
メモリーを2GB程度まで増やせば、それなりに快適に動くはずです。
より古いものやシングルコアCPUのPCでは
XPの延長サポート終了のこともあり
買い替えを検討すべき時期になっています。
なお、XPの延長サポート自体がSP3適用を前提としたもので
SP2以前の状態では、すでに延長サポート対象外になっています。
つまり、セキュリティ上の、潜在的な危険があるとされています。
ブックリーダーをXP機に繋ぐ場合は
一般的にXP機でダウンロードしたデータを転送するといった用途ですから
XP機でインターネットからのダウンロードなどを行なうのであれば
SP3を適用するのが常識となっています。ですからSP3必須の仕様は必然なのです。
SP3を適用せずに使い続けたり
延長サポートが切れたあとも、使い続けたりすることは
できないわけではありませんし、必ずすぐ問題がおきるというわけではありません。
しかし理論上、他の環境よりも安全性が低い状態になるので
PCの不調について、疑心暗鬼になることも多くなるかもしれませんし…
重大な損失を被ったり、あるいは他者に被害を与えた場合に
"最大限、安全のための努力を心がけていた"とは言えなくなってしまいます。
SP3適用によって、目に見えて動作速度が遅くなるようなことがあれば
残り半年強のために、メモリー追加などの増強を試みるよりも
新しいPCに買い替えるほうが良いかもしれません。