「女の嗜み」・・・男は?
料理、洗濯、掃除・・・昔の人はこれらを「女の嗜み」と呼び、女性の武器として男性にアピールしていました。
現代では男性も家事をするのが当たり前ですが、それでも未だにアピールするのに手っ取り早い武器として家事を選ぶ女性も多く、「女の嗜み」は男性を喜ばせるという意味で生きていると思います。
そこでふと思ったのですが、これの男性版は何なのでしょうか?
「男の嗜み」と称するものはいろいろありますが、どれも自分が満足するためだけの趣味的なものでしかなく、女性の家事と比べるとなんとも自分勝手でお粗末なものしかありません。
分担している家事を「男の嗜み」と呼べるかなとも考えましたが、あくまで世間での位置づけは「家事を手伝っている」というものですし、「女の嗜み」の二番煎じに過ぎません。
昔は家事が「女の嗜み」であったなら、「男の嗜み」は何だったのでしょうか?
昔の女性は男性に何を求めたのでしょうか?
経済力?
それほど昔は今ほど豊かでなかったのに、これを頼りに出来たかは疑問ですし、お金なんて最低限必要な物でしかないのに、これだけで満足させられたとは思えません。
優しさとか逞しさとかなどもありますが、これも曖昧なもので、家事のように着実に身につけられて形に出来るものではないですよね。
仕事ができる?
対外的なもので家庭内、大切な人に向けてのものとは言えないので、これもどうかなと思います。
女性は何かをしてあげたいと思ったら、とりあえず料理などを提供できます。
男性が男ならではの何かをしてあげたいと思ったときは・・・?
綺麗事だけ頭に浮かび、現実味のあるものを思いつけません。
求めることが出来なければ不満だらけになります。
与えることが出来なければ不安だらけになります。
男はこれから何を提供していけば良いんでしょうか?