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東大生はクイズ王を目指していたのでしょうか
昔の東大生はテレビのクイズ王を目指して勉強して東大に入ったのでしょうか。
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東大クイズ研究会に在籍していた者です。現在は予備校で数学などを教えています。 「昔の東大生」がいつごろの時代を指すのかは分かりませんが、自分の知っている範囲での回答をさしあげます。 個人的な見解ですが、「テレビのクイズ王を目指して勉強して東大に入った」という人には今のところ出会っていません。 私が東大に入学したのは1990年で、その前年秋に放送された「第13回アメリカ横断ウルトラクイズ」で立命館大と東大のクイズ研究会メンバーが活躍したため、クイズ研の入会者は東大の内外を問わず多数でした。 当時のウルトラクイズは、「知力・体力・時の運」というキャッチコピーが象徴するように「知識一辺倒だけでは勝ち残れないバラエティ番組」でした。当時東大クイズ研に入った人の多くは「テレビ番組に出たい」という願望が多く、「クイズに勝ちたい・クイズに強くなりたい」という目的の人は少ない(いても、その願望をあまり表には出さない)状況でした。 その2年後「第16回アメリカ横断ウルトラクイズ」で私の同期生が優勝、一人は準決勝まで進出しました。優勝した田中健一くんは現在ではクイズ作家として活躍していますが、彼らも「クイズ王を目指して勉強して東大に入った」とは思えません。 (なお、20年前の当時は高校生クイズも同様にバラエティ色の強い番組だったこと、クイズ研究会のある高校は稀だったことを付記しておきます。) その第16回を最後にウルトラクイズのレギュラー放送は終わり、高校生クイズもバラエティ番組から知識偏重形式に変わっていきました。 視聴者参加型のクイズ番組は「アタック25」くらいしか無い状態が続き、クイズ研の人数もだんだん減っていきました。 いっぽう、中学や高校にもクイズ研究会ができはじめました。ここ数年の高校生クイズはいわゆる有名進学校が名を馳せており、そういった人たちが東大に入ってクイズ研究会に所属するケースも多くなります。 その中には「東大に入ってクイズ研究会に入り、クイズ王になりたい」という人もいるでしょう。 しかし、「クイズ王を目指して勉強して」東大に入った、という言葉にはあてはまらないと思われます。 「クイズ王を目指すための努力(知識の積み重ねなど)」と「東大に入るための努力(受験勉強など)」は別物だからです。 この回答がお役にたてば幸いです。
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・ぼくが覚えている初期の視聴者参加クイズ番組は,東京オリンピック(1964年)の盛り上げ役で放送していた。聖火リレーが経由する都市に関連する問題を解き,双六(すごろく)のように「東京」にあがる形式だったはず。Wikiによると,視聴者参加クイズ番組がはやったのは1980~90年代だったようだから,「昔」はかなり年代的に限定される。東大はテレビ放送開始以前から存在している。 ・テレビ局が,視聴者からの応募書類を審査して出場者を選ぶとき,身分に「東大在学生」と書いてあれば,落とすだろう。篠沢 秀夫・学習院大学教授(「クイズダービー」)のようなボケ役を演じられないかぎり,面白くないじゃん 笑。「ふつうの会社員のおじさん」などが賞金100万円をかっさらうところに,面白さがあるわけ。大学生なら,明治大学あたりなら出すだろうか? ・東大の入学者は毎年3000人くらいいるが,クイズ番組の大学生出場者は数十人だろう。そんな超難関に挑むのは無謀だし,もし出場できても学友から「あんた何やってんだよ。バッカじゃねーか?」と言われるだけ。 ・東大を受ける人種は,クイズ番組を観ることも嫌いではないかと思われる。なぜなら,「問題に答えられない」というのは,たいへんな屈辱だから。たとえその問題が,「ドラえもんが首につけているアクセサリーは何?」というくだらない内容であっても。 とまあ,ひまつぶしで文字数をかせいだところで,本質的なことを書けば: ・受験に必要な能力と,クイズに解答する能力は,質的に異なる。
- tanuki4u
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私の周りにはいなかった