- ベストアンサー
三角関係が題材の作品を紹介してください
ベタベタな恋愛ものより、少しゾッとするようなミステリ系だと嬉しいです。 具体的には、AとBはお互いがお互いに片思いをしている、所謂友達以上恋人未満の関係。 そこに、Bに片思いをするCが現れ、Cはあらゆる策略を駆使しながら少しずつBを追い詰めて、自分のものにしてしまうような・・・。 CがBを追い詰める経緯や策略にゾッとしたいです。 死人の出ない、最終的には納得のいく結末のあるものが理想です。 こういう作品が見たい!という具体的なイメージがあるのに、思ったような作品を見付けられなかったので、質問させていただきました。 似たような話を読んだことがあるという方ご紹介いただけると嬉しいです。 時代背景、ジャンルは問いません。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
その後気になってずっと考えていたのですが、小説は2つ思い出すことが出来ました。 1つは水村 美苗さんの「本格小説」です。日本版「嵐が丘」と言ってもいい小説なのでかなり長編で大作です。 水村さんの作品はちょっと読みにくいですが、私はどれも好きです。夏目漱石「明暗」の続編も書いているくらいですから、三角関係は得意なのかも?? もう1つは川上弘美さんの「パスタマシーンの幽霊」。これもおすすめです。短編集ですが、不思議な恋のお話です。 2大好きな作家です。 別のアプローチで。 まず吉本隆明さんの実体験、実際に友人の奥さんだった方と結婚されています。 (もうお二人とも亡くなってしまいましたね。本物の知識人と呼べる方々が次々と亡くなって寂しい限りです。) 人生の最も困難だったことに、ご自身の三角関係から結婚に至る経緯を挙げておられます。エッセイなどにもずいぶんそのことを書かれていますが、難解な著作も多い中で「超恋愛論」などは読みやすいのではないかと思います。 あとは他にも実際にあったお話を調べてみるのも面白いと思います。 小林秀雄、長谷川泰子、中原中也 辻潤 大杉栄 伊藤野枝 私は別に三角関係で悩んでいた訳ではないのですが、なぜかこの辺の人物に興味がありずいぶん関連の本を読みました。 あと映画なのですがが、究極の三角関係が描かれていると思うのがフランソワ・トリュフォー監督の邦題「突然炎のごとく」です。(これも死人が出ないという条件には合いませんが)映画もお好きでしたら、これも超おすすめです。 なかなかご希望にぴったり合う作品が見つかってはいないのですが。でも、いろいろ思い出したり調べたりするのが楽しかったので回答させていただきました。
その他の回答 (1)
- ma-bo-chan
- ベストアンサー率31% (9/29)
多分、求めていらっしゃる作品とは違うと思うのですが、三角関係ということで思い浮かんでしまったので回答したいと思います。 私にとって三角関係=夏目漱石の作品なのです。 「こころ」は友人が自殺してしまうので、条件に合わないですね。 「行人」はまさに兄が弟と自分の妻の関係を疑って策略をめぐらし追い詰めていくお話なので、その点では条件に合うと思ったのですが、 もう一度質問を読み直したら、残念ながら所謂友達以上恋人未満の関係というところが条件合いませんでした。 すみません。 小説はけっこう沢山読んでいるので、もし条件に合うものを思い出したらまた回答したいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「こころ」は私も一番に思い浮かびました。 読んだのがもう15年近く前なので今一度読み返してみようと思います。 「行人」はまだ読んだ事がないのですが、ご紹介いただいた説明を見て読んでみたくなりました。 ma-bo-chanさんは小説を沢山読まれているとのこと、また何か思い出された際にでも是非お願いします!
お礼
ご紹介いただいたものはどちらも読んだ事がなく、早速図書館に行ってみようかと思います。 長編小説はあまり得意なほうではなかったのですが、ざっとアマゾンのレビューを拝見した限り今から楽しみで仕方ありません。 「パスタマシーンの幽霊」の方は短編集とのことなので、一先ずこちらから拝読しようかと。 また映画のご紹介までいただき、感激の極みです。 1962年のフランス映画ですね・・・、とても興味深いです。 こちらも明日探しに行ってみようと思います。 お陰様で文学に浸れる良い盆休みを迎える事ができそうです! 本当にありがとうございました!