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プリンターで薄く印刷する性能の差はあるのか
- プリンターの性能によって、薄く印刷すると荒いドットで印刷される可能性がある
- 複合機の方が高性能で、美しい画質で薄く印刷できる可能性がある
- インク節約ソフトを使用してもドットが荒くなる問題は解決されていない
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質問者が選んだベストアンサー
>プリンターの性能によってこのような差はあるのでしょうか? あります。 高速印刷を理解するには、通常印刷や、ファイン印刷が、どのように「綺麗に印字」しているかを理解しないといけません。 プリンタヘッドのインク噴出口は、1色に1つではありません。複数の噴出口が縦に並べてあります。 全部の噴出口からインクを噴出させても、噴出口と噴出口の中間の位置にはインクは噴出できません。 例えば、噴出口が0.2ミリ間隔で並んでいると、0.2ミリ間隔ででしか噴出できないのです。 もっと細かく印刷するには、一列分を印刷したあと、噴出口の間隔の半分の0.1ミリ分だけ用紙を「紙送り」して位置をずらして「隙間を埋める」ようにして印刷します。 図にすると、以下のようになります。 ○ ←1回目に印刷される点 ● ←2回目に印刷される点 ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● 上の図の場合、噴出口は8個あって、噴出口同士は、点1個分の「隙間」が空いています(構造上、噴出口同士をピッタリくっつけては作れない) 一回目(プリンタヘッドが片側から反対側へ移動する時)に「○」の部分を印刷して、2回目(反対側から移動して戻ってくる時)に「●」の部分を印刷する訳です。 これが「通常」や「ファイン」の場合の印刷方法です。 で、高速印刷にするとどうなるかと言うと「○と●の2回で印刷していたのを、片方だけにする」のです。 そうすれば「往復かけて印刷」していたのが「片道で印刷可能」なので、スピードが2倍になります。 この時、全体の点の数が半分になってしまいますから、通常印刷と高速印刷で「点の大きさが同じ」だと、全体的に「半分の濃さ」になってしまいます(印刷が薄くなってしまいます) その為、最近のプリンタは「高速印刷時、印刷結果が薄くならないよう、インクの噴出量を増やして、通常時と同じ濃さになるように、点を大きく印刷」するようになっています。 一昔前のプリンタは「点の大きさが固定で変えられない」ので、px-403みたいに「高速印刷すると薄くなると言う欠点」がありました。 今のプリンタは「点1つを印刷する時に、点の大きさを自由自在に変えられる」ので、こういう「欠点」が解消、克服されています。 質問者さんは「薄くなるのがお好み」のようですが、メーカーは「通常印刷でも高速印刷でも、濃さが変わっちゃ駄目だろ」って考えている訳です。 そういう訳で、最近のプリンタは「高速印刷にすると、点の数が半分になる代わりに、点のサイズが大きくなる」ように設計されています。 点のサイズが大きくなる訳ですから「ドットが荒くなる」のは当然です。 また、全体の濃さは変わらないので、通常でも高速でも、インクの消費量に差はありません(高速印刷にしても「早くなるだけ」で、インクの節約にはなりません。単に「早い分、汚い」ってだけです) >またpx-403のように美しい画質で薄く印刷できる機種の >選別方法はあるのでしょうか? メーカーは「高速印刷時に印刷結果が薄くなるのは解消すべき欠点」と考えていますから、今、そういうプリンタは無いと思いますよ。
お礼
迅速丁寧な対応ありがとうございます。 px204あたりからchie65535さんがおっしゃるように 改良されたのかもしれませんね。 メーカーのホームページにもそれに類するようなことが 書かれていますし。 予定管理のために毎日割りと大量に印刷していたので 前々から効率の悪さに疑問を持っていたんですが これを機に予定管理のデジタル化に本格的にチャレンジしてみようと 思うことができました。 ありがとうございました。 勉強になりました。