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精密電子基板のハンダ作業(温度制御)

私自身はもちろん手作業なのですが、 できれば業務でリフロー槽を使用している方、教えてください。 手作業ではありますが、こんど熱銃を使用して IC 等の(おもに)面実装の作業(取り外し含む)を はじめておこなおうと思います。 もちろん、練習用の PCB で何度か試すつもりではいますが。 リフロー槽での温度制御チャートなど作業の記事を読んでいて、温度の点で疑問に思うことが 出てきま 本当に「毎回」困らされる OKWave のカテゴライゼーションのひどさ。 以前の別のカテゴリへの投稿に有効回答が付かなかったため、こちらに投稿します。

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  • mimazoku_2
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回答No.3

大量生産の場合、レーザーや赤外線を集約したビーム状の「光線(熱線?)」を照射して、リード線を過熱したりします。 んで、冷えないうちにペタ!・・・文字通り「瞬殺」です。 Youtubeに「電子立国 日本の自叙伝」というタイトルで、動画があります。 きっと、興味が沸いてくると思いますよ。 丁度、あなたが気にしている製造ラインの工程も撮影されていますので、満足できると思います。 時間は、3分23秒です。(放送自体は、ほぼ20年前のものです。私もビデオテープで残しています。) ただ、ソケットの取り付け風景はありません。 http://www.youtube.com/watch?v=2SbbQN_AtKw

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その他の回答 (2)

  • mimazoku_2
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回答No.2

ごめんなさい、SMDというのが聞き覚えがありません。 ネットを検索して、この画像にたどり着きました。 これとして、話しを進めます。 http://www.connector-socket.com/products/bga_plcc_socket.html#title06 この手のソケットは、「熱に弱い」という印象が残っています。 (確か、変形しやすかったような記憶があるし、高温にすると、ソケットの整合性が急激に低下する。) 外す際は、4つの角にニッパーなんかで切れ目を入れます。 上の方をちょこっとつまんで力を入れれば、簡単に割れます。 で、半田面に「盛り半田」をして、リード線が並んでいる1列全体的に温めれば、簡単に外せます。 これを4回繰り返す。(絶対に1度でやろうと思わない事!:1度でやると、パターンが剥離します。) ソケットが外せたら、半田吸い取り器や、半田吸収線(ソルダーウイック)などで、不要な半田を除去し、綺麗にする。 取り付ける前処理として、部品端子面にマスキングテープのようなもので、端子に半田がつかない処理をする。 パターンに適量よりも若干少なめの半田を盛る。 ★この時に、半田を完全に溶かしてはイケナイぞ! 理由は、半田に含まれるロジンやフラックス(今は別の成分だったハズ)が蒸発し、半田がグズグズになって、半田が使い物にならない。 それに一度半田付けしたものは、綺麗であっても「再利用不可能」です。(美麗品ならばOK) 半田を追加することも無理。 ソケットを位置決めし、細いパターンの1ピンにだけ、極細のコテ先で熱を加える。 で、対面の半田付けを実施して、3~4カ所を『仮止め』終了。 あとは、ソケットに熱を加えないように1ピン1ピン、作業を実施する。 また、ソケットを基板面にやや押しつけながら、ピンを温めて行くと、ピンがパターンに対して平行になってくれます。 【注意点】 このソケットにはめる部品は、リード線が「Jの字」型に曲げられているので、ソケット内部から、半田を盛ると、そこが起点となって、部品がゆがんで装着されます。 すると、振動や熱などで、接触不良を起こします。 ソケット内部からの半田付けは「禁止」です。 図を添付しましたが、これが断面図になります。 赤色が半田の付く部分になります。 ソケット内部からは、あくまでも「熱を加えるだけ」になります。 ☆ すいません、思い出しながら、書いているので、おかしな部分があるかも知れません。

mbx
質問者

補足

図示までいただき、ありがとうございます。 一部はナイロン様の素材であることからして、200 度を超えるリフロー槽はないとは思いましたが、なるほど、手作業なのですね。 ただ、ソケットは 32 や 48 ピンのものもあるので、大量生産の PCB はどうしているのだろうと思います (専用コテ?)。

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  • mimazoku_2
  • ベストアンサー率20% (1908/9138)
回答No.1

>手作業ではありますが、こんど熱銃を使用して IC 等の(おもに)面実装の作業(取り外し含む)をはじめておこなおうと思います。 え~と、詳しい制御とかは知りませんので、私の経験したことだけ書かせていただきます。 「面実装」ということで、「BGA」と思われますので、そのつもりで書きます。 【注意する点】 ・基板の温度を急激に上げてはイケナイ。 理由は、銅箔と基板素材の温度膨張係数が違うので、冷却時にBGA半田面で「半田剥離」が発生したり、基板の内蔵パターンが断線します。 こうなると、基板そのものが使用不能であり「廃棄物」となります。(4層以上の基板ね。) 専用の機械があります。 基板の表面・裏面の両方からエアブローで暖める装置(HAKKOだったかな?) ・BGAのLSIは、事前に「スチームパージ(チップ内の湿気抜き)」を行わないと、半田付け作業中にモールド割れを起こします。 この状態で通電すると、発煙・発火します。 専用の機械があります。(メーカー名知らない。窓のついた冷蔵庫のような形をした温風器です。庫内温度が250度くらいまで上げられる。) ・半田は「クリーム半田」をステンシルという穴の開いたマスのようなもので、一定量の半田量にしないと端子間で半田ブリッジが発生します。 BGAは、基板の両面と部品ごと、熱風で暖めて、半田の粘着性にて接着します。 なので、半田付けは、スタート時の位置決めが全てと言えます。 また、「取り外しを含む」ということなので、それ相応の技術力がないと、間違いなく失敗しますし、歩留まりはメチャクチャ高いですよ。 p.s これは、15~6年前の情報なので、今はもっと簡単・・・かも知れません。

mbx
質問者

補足

ありがとうございます。 ソケットや電源のハウジングなどは (自分の印象では) かなり熱に弱そうなのですが、 スルーホールのものはとりあえず後付けするとしても、SMD のソケットなどはどうやって取り付けているのでしょうか。 あれも BGA ではあると思うのですが。 SMT の IC は完全手作業でやるにしても、ハンダ部分が内部にあるような SMD ソケットをシミュレーションしてみたら、(一点一点の) 手作業ではものすごく困難そうで、クリーム・ハンダを置いたうえ熱銃を考えていたのですが、ソケットの素材が高熱に耐えられないなら、それも無理そうで困っています。

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