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ヴァイオリンの演奏、難易度について

音楽を聴くのが好きな者です。 ツィゴイネルワイゼンと序奏とロンド・カプリチオーソは、どちらが演奏の難易度が高いのかと、ふと思ったのですが、どんなものでしょうか。 また、この2つの曲のお勧めの演奏があれば紹介して下さるとありがたいです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • jupitan
  • ベストアンサー率36% (227/616)
回答No.1

圧倒的に序奏とロンド・カプリチオーソのほうが演奏する上での難易度は高いと思います。 ツィゴイネルワイゼンも決して易しくはないのですが、三部構成のうち最初の部分は実はテンポルバートで奏者の即興性でかなりテンポを自由に揺らせますし、アルペジョ(分散和音)やフラジオレット(風音)、左手のピッチカートなどの技巧も出てはきますがいずれも割と初歩的なものです。最後の速いところも例えばヴァイオリンという弦楽器の特徴(ハーモニクスを利用し音が響いている間に指をサッと準備し音階を規則正しく下がっていく)を駆使すればそれほど難しくはありません。つまりはヴァイオリニストが書いた曲であり実は案外弾きやすいようになっているのですね。尚、冒頭のテーマに続く上昇パッセージ(音階)は所謂ジプシー音階です。全体的にこの曲はさらりと弾かずロマ的にメランコリックに哀愁たっぷりと弾くのがコツです。 一方、ロンド・カプリチオーソはいかにもフランス音楽らしく洒落てて小粋な感じで弾かないと本来の曲の感じが出ません。サン・サーンスは殆んどの作曲家の例にもれずピアノが達者でしたが、この楽器のことも十分に研究し実に魅力的な曲に仕上がっています。技巧的には効果的な上昇パッセージ、二重音、三重音、幅広い無窮動的アルペジョ等・・・華やかかつ洗練された音色でエスプリを効かせる演奏がベスト。 というわけで、お勧めは・・・ ・ツィゴイネルワイゼン・・・イヴリー・ギトリス、イツァーク・パールマンなど ・序奏とロンド・カプリチオーソ・・・アルテュール・グリュミオー、ダヴィド・オイストラフなど

qazwsx21
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 詳しく解説して頂いて、感謝申し上げます。

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