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作詞担当の意見をどう言うべき?
- 作詞担当の歌詞の問題点とは?意見をどう言うべき?
- 作詞担当に向けた意見のポイントとは?
- 作詞担当に対して具体的なアドバイスをする方法は?
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質問者が選んだベストアンサー
世間一般にとらわれる事はありません。 「自分はこう思うのでもっとこうした方が良いと思う」 という事を伝えれば良いです。 創作というのはそういうものです。 あえて内容を分かりづらくしているコンセプトのグループ 比喩表現が多すぎて何の事なのかわからないコンセプトのグループ わかりやすさ、親しみやすさをウリにしているグループ いろいろあるものです。 どんな音楽を作りたいのか、ターゲット層はどこなのか。 一般常識よりそういう事を考えていった方が良いです。
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- kk-t
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まず、解説なしでは伝わらない作品で良しとするかそうでないかの判断を皆で決めましょう。 (あなたのスタンスとしてはまずその提案から入りましょう) 日本の音楽業界は極めて詩に疎いのが現実です。 これは歌唱権が(法的には)存在しないため、歌手が印税収入を増やす手立てとして作詞の技量があるないに関わらず作詞を行うことが少なからず起因しています。 また、そうしてできあがった作品を音楽ライターが饒舌に評価することでアーティストの意図とは別に世界観が構築されてゆき、いつのまにか高尚で芸術的な詩的世界へと消化される宣伝の仕組みがあることも詩の技術を低下させる一因となっている気がします。 (もしろん彼らも仕事を貰って原稿を書いているので本音は書けない事情もありますし、どうやって自分なりにスゴイ解釈をして饒舌に解説するかを心得ています) 意味不明な歌詞を書けば、 「10代にしてすでに独自の世界観を確立させ、その才能の片鱗を垣間見ることができる貴重な作品」 陳腐な歌詞を書けば、 「無理に背伸びをせず等身大の自分自身をさらけだすことで、同世代の共感を得ることに見事に成功している」 もう何をやっても褒めるんです。これもライターのテクニックなんですよ。 その技術を使って一筆、詩を書いて欲しいくらいですね(笑) このような作品をお手本として数多く聞いて育つ今の若い世代に詩を書けと言っても、解説なしに伝わる物語をかけないのが現実です。 詩そのものに触れる機会が非常に少ないのも文法を会得できない一つの理由ですね。 ですからお友達に才能がないわけではないと思いますが、あなたの詩に対する心がけも大変素晴らしいと思います。 (ちなみに最近は音楽ではない純粋な”詩”の世界でも、意味不明な単語の羅列が常識化しており、詩のあとに解説がついているのも一般的になりつつあります。もはや詩って何?の世界ですね) で、作詞の方法ですけどね。基本テクですが、、、 >所々主語、述語の関係とか人物の関係が分かりにく 呼称を分かりやすくしましょう。 例えば、主人公と女の子とライバルの男の子が登場するとして、 「ボク」「キミ」「ヤツ」 などその名称だけでなんとなく想像できるものにします。 このとき文字数を合わせておくと置き換えが可能なので、分かりやすい作詞ができます。 この例えでは呼称は全て2文字にしていますよね。そうすると、、、 恋をしたのはボクなのさ という詩に対して、 邪魔をしたのはヤツなのさ と簡単に人物の置き換えで一文できます。文字数が違うと歌いづらいかったりメロとハマらないケースも出てきますからね。 また、置き換えることでボクとヤツの関係もシンプルに明確化されます。 さらに文章の構造(話の流れ)をセクションごとに同じにします。 だらだらと理由をつけ足したり説明を入れずに簡潔な文章の構造を繰り返すようにします。聴き手にさまざまなストーリーの背景を想像させることができます。 ベタな歌詞の一例で申し訳ないですが… 一番のAメロ 恋をしたのはボクなのさ キミは微笑み 手を振った 夕焼け空を 見上げたら 瞼の奥に 焼きついた 可愛い笑顔 映し出す 2番のAメロ 邪魔をしたのはヤツなのさ キミは戸惑い 頷いた 夜空の月を 見上げたら 瞳の奥に 隠してた 冷たい涙 溢れだす 文章の構造は全く同じにしました。 ぶっちゃけ、内容は細かいことをまったく言ってません。 ですが、1番で「主人公が恋をしたんだな。でも思い返してばっかで告白はしてないよね」という片思いのニュアンスは聴き手に伝わると思います。 そして2番で「ヤツに先を越されたんだね」と分かります。ここはちょっとテクが必要ですが「キミは戸惑い頷いた」の”戸惑い”があることでヤツはもともと彼氏ではなく、女の子をデートに誘ったんだというニュアンスを導き出すことができます。 この戸惑いが「嫌々だったんだけど仕方なく」なのか「めっちゃ嬉しくて恥じらいながら」なのかは現状の歌詞では聴き手の想像次第ですが、Bメロなどの他の部分で心情を付け足しても良いですし、想像の余地を残しても面白いと思います。 ”冷たい”涙で主人公の心の傷心具合がコントロールできますね。涙が冷たいことはないですから(笑) それこそヤツとケンカになって負けたくらいの展開を用意したら「紅い涙」なんて表現もありです。流血っぽいイメージになりますよね。 比喩的な表現などは無意味に入れすぎず(なんとなくかっこ良さそうな響きだからといって入れない)、だけど必要なところではしっかりとその意味を考えて入れてみると大変効果的です。 恋の歌で、片思いしてたらライバルに奪われた。 内容はこれくらいシンプルで良いのです。小説のように詳細は必要ありません。なぜなら聴き手が自身の体験と重ね合わせて想像を膨らませることで共感を得るからです。 詩の世界は聴き手も一緒になって想像を広げるものだと思ってください。 聴き手の心に歌を通して詩の世界を響かせるのです。 (これは詩をシンプルにする大きな理由ですので、お友達に提案する際にも一言添えた方が良いかもしれませんね) いろいろと作詞の技術はあるのですが、割と簡単にチャレンジできるパターンをご紹介しました。 まずは登場人物の選定と話の中心が何なのかを見極めてシンプルな主題にしてみて、こんな感じで組み立て直してみてはいかがでしょうか? ご参考になれば幸いです。
お礼
非常に詳細なご回答ありがとうございます。具体的にどうしたらよいか悩んだ時、このご回答が非常に役に立ちます。
お礼
私もあの後グループのメンバーと話していてmizukiyuliさんのおっしゃる通りターゲットやコンセプトによって話は色々変わってくると思えるようになりました。ありがとうございます。