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手足の異常発汗に困っています
- 手足の異常発汗に悩む方への対処法や改善方法についてまとめました。
- 自律神経の乱れによる手足の発汗や、抗うつ薬や睡眠不足からくる発汗に悩まされている方へのアドバイスをご紹介します。
- 手足の発汗に対して効果的な制汗スプレーや自然な睡眠をとる方法について、具体的な対策をご紹介します。
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こんにちは、栄養士です。 あなたの場合、自律神経もあるでしょうが、精神的なものも大きいのではと思います。 緊張すると手足から汗がたくさん出ます。 これは、動物としては正常な反応です。 自然界では敵がたくさんいます。 生物学的には、人間は猿(霊長類)の一品種です。 猿が敵から逃げるためには崖や高い木に登らなければいけません。 そのときに汗が必要になります。 汗は手足に付いた埃を洗い流し、滑るのを防ぎ、密着度を高めてくれるからです。 猿人は猿から進化した、私たちの遠い祖先です。 猿人と猿人以外の猿が分岐したのは、今から700万年前と推測されています。 そして猿人から原人に進化し、さらに私たちの元となる祖先 新人(原始人)が現れたのは約3万年前だそうです。 この新人が世界中に移住し、生活環境に合わせて黒人、白人、黄色人へと分化しました。 緊張して汗をかくのは、極々自然なことなのです。 なぜなら、人間も猿の遺伝子を受け継いでいるからです。 あなたの場合、この発汗が常に行われるため、多汗症になっています。 では、どうすれば良いのか? 答えは簡単です。 緊張しなければ良いのです。 寝ている時、手足が汗でベタベタになることはありませんよね? 悪い夢を見ない限り、あなたはリラックスして寝ています。 あなたも緊張しなければ、汗はほとんど出ません。 つまり、肉体的には何も問題が無いのです。 一番の原因は精神的な緊張が、交感神経の興奮を高めているのです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー では、どうすれば常にリラックスできるか? ですよね。 医学的というか栄養学的には、 赤色、黄色、緑色、白色、紫色。 色は野菜の栄養素(ビタミンの種類)を表しています。 ですので色々な野菜を多く食べることが大切です。 できれば主食1に対し、蛋白質1~2、野菜・芋・豆を2~3 + 牛乳が理想的です。 アレルギーが無ければ、牛乳を飲むこと。(ヨーグルト・脱脂粉乳でもOK) 牛乳は1日1リットル飲んで、やっと1日分のカルシウムが摂取できます。 ですので3食に牛乳 + おやつに牛乳 + 寝る前のホットミルクがお勧めです。 ドラッグストアなどでは、低脂肪乳1リットルパックが100円で買えます。 和食は栄養バランスに優れていますが、塩分の取りすぎとカルシウム不足が弱点です。 豆腐も良いです。 塩分、糖分、脂肪分(油分)の摂取を減らすこと。 野菜にはカリウム 牛乳にはカルシウム 豆腐にはマグネシウムが多く含まれています。 これらは血圧を下げる効果と、興奮を抑制する効果があります。 ただし、サプリで強制的に取るのは良くありません。 食品から取る方が、ゆっくり、少量ずつ体に吸収され、 血中濃度を一定に保つことが出来るからです。 塩に含まれるナトリウムは血圧を上げ、興奮作用を起こします。 糖分が多いと血液を粘らせ、血圧が上がります。 心拍数も上がり自然と興奮が起きます。 脂肪分(油分)も同じです。 弁当やラーメン、惣菜、お菓子、加糖飲料などは、なるべく食べないようにし、 自宅で野菜たっぷりの自炊をお勧めします。 1日3食、ちゃんと食べましょう。 特に朝食は、体内時計のリセットに大切です。 胃を休めるため、間食はなるべく減らしましょう。 その他のリラックス法 睡眠時間をたっぷり取る事。 早寝、早起き、昼型生活を送る事。 規則正しい生活リズムが大切です。 お酒は興奮作用が有ります。飲酒は減らしてください。 タバコは血圧を上げます。肺がんリスクも高くなります。 40度くらいのお湯で、半身浴を30分~1時間くらいするのも良いです。 お笑い系の番組、DVDを見ましょう。 落語なども良いです。笑う時間を作りましょう。 部屋に芳香剤を置きましょう。レモン系は精神安定作用が高いです。 線香系、ローソク系は喉に刺激を起こすので、お勧めできません。 燃やさない芳香剤が良いです。 好みの癒し系音楽を聞いたり、部屋中に流しましょう。 音量は小さめで。BGMなので歌詞は無い方が良いです。 http://www.solopianoradio.com/ 無料です。登録不要です。ヒーリング系ピアノ曲が1年中放送されています。 癒し系のCDをレンタル、購入しても良いですね。 読書や絵を描いたり、軽く運動したり、お菓子作り、ペットと遊ぶ、 気さくな相手との会話、昼寝、習い事、何でも良いです。 趣味の時間を作りましょう。できれば毎日。 部屋は暗くするか、明かりを小さくして寝ましょう。 夏でも頭寒足熱 + 腹部の保温をしましょう。 冷やすのは腕と頭部で十分です。 部屋が暑いときはアイスノンを使って頭部を冷やしましょう。 扇風機やクーラーの風が、体に直接当たらないようにしてください。 風は壁に当て、部屋の空気を拡販させるようにしてください。 風が体に直接当たると体温調整機能が狂います。- 交感神経の興奮を起こします。 喉が乾燥すると、睡眠不足になります。 部屋を適度に加湿するか(湿度55%程度)、睡眠時にもマスクを使ってください。 蓄膿症は耳鼻科で治療をしてください。 いびきは睡眠外来で治療を受けてください。 緊張しないことが多汗症を抑えます。 多汗症を気にすることも多汗症を悪化させます。 人間は汗をかくように生まれています。 それは自然なことです。 気にしない、気にしない。
お礼
栄養士さんから、お返事が頂けるとはありがたいです。 理路整然とされた序章から、栄養学的な視座よりのリラックス法への展開。 「多汗症を気にすることも・・・」 精神一般に言える事かもしれませんね。 とにかく、栄養学の理論はご専門とあられ、 私はただただ、「へー、なるほど」と感嘆するばかりです。 お礼の言葉は尽きません。 筆舌に尽くしがたいとも言えます。 何よりスピーディーなお礼が先決と考えまして、 言葉足らずはご容赦頂き、 謝意をお受け取り下さいませ。 本当に有難うございました。