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川崎市総合都市交通計画の発表について
- 川崎市が20年間の交通網計画「総合都市交通計画」を発表
- 計画案の中で気になるのは南武線の車両の幅広車両化と長編成化
- 質問としては、南武線車両の長編成化の実現可能性や周辺自治体の意見、新車導入について、現行車両の置き換わりに関して知りたい
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1.武蔵新城など一部の高架駅では8両編成に対応しているところもありますが、最近の高架駅は、工事費が限られているためか6両編成しか対応していません。また地上駅で直前直後に踏切のある駅もあります。そのため、仮に長編成化をする場合は高架駅の増築や踏切の撤去・移設・立体交差化など相当大規模な対応が必要になります。鉄道の立体化や踏切の移設などは道路管理者(自治体)の事業として行いますので、川崎市がどこまで本気になれるかというところにかかってきますし、また南武線として一体の路線整備を考えたときには川崎市だけではどうにもならない問題もあるでしょう。 現実的には、これらの問題を全部解決するのに何百億円、何千億円の費用(=税金)がかかるのかわかりませんが、これほど巨額の整備費用を将来数十年にわたって投入できる自治体は今の日本にはないでしょうから、実現は極めて困難といっていいでしょう。 それに、南武線は現在最小時隔2分10秒で運転していますが、これは6両編成だからこそできるワザで、編成が長くなると前の列車との間隔を詰められなくなりますから運転間隔が開く(=本数が減る)ことになります。つまり、両数が増えても混雑緩和にならない場合があるということです。 2.川崎市の計画に対して他の自治体がいちいち評価・コメントする立場にはありませんから特にどうとも思っていないはずですが、複数の自治体にまたがって検討すべき問題については、当然協議を申し入れるなどして検討を進めるべきものと思います。 3.いま首都圏のJR線では(地下鉄直通など車幅に制約がある路線を除き)新製車両は全て幅広車で統一されていますから、南武線も遅かれ早かれいずれは幅広車になります。これまでの導入事例では、幅広車導入によってピーク時の混雑率が10%程度は緩和されていますから、混雑悪化が著しい路線から順次幅広車化されている傾向にあります。最近では京葉線、今後は埼京線、横浜線など。いずれも近年混雑率が悪化している路線ばかりです。横浜線の次がどこになるのかはわかりませんが、首都圏のJR線で幅広車化されていないのは武蔵野線と南武線(それに直通相手も含めるとりんかい線)を残すのみになりますから、順当にいけばそのいずれかになるでしょう。他線からの転用になるか新製になるかはわかりません。 4.首都圏では幅広車でない車両は使い道がありませんからローカル転用あるいは他社に売却、そのほか用途がないものは使用年数を鑑みても廃車になるのではないでしょうか。
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- TooManyBugs
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自治体の発表するこの種の計画は文字通りの「机上の空論」で運送事業者や国、関連自治体とのすりあわせを行わずに公表するのが通例です。 1 費用さえかければ可能でしょう。 ただし多くの駅で踏み切り閉鎖道路の付け替えが発生し、現在の駅間隔では長編成になれば列車間隔が増大し却って輸送力が減少する可能性もあります。 2 上記の通り 3 現行の幅広車と言うことであればこれが一番現実的でしょう。 いずれ埼京線、横浜線あたりの次にはE233:系かその後継車に置き換えられるものと思われます。 新幹線並みの幅を考えているなら実現は不可能でしょう。 4 現在の多線区同様玉突きはあっても廃車。 ここで聞くよりパブリックコメントで出したらいかが。
補足
本当に質問が不慣れですいません。 今回ここでこの様な質問させていただいた理由は私自身の周りに鉄道ファンが2~3人程しかおらず、そのほかの鉄道ファンの皆様は今回質問させていただいた件についてどう思っているのかを聞いてみたくこの場を借りて質問させてもらいました。
お礼
返答が遅くなって申し訳ありません。 本当に詳しく教えていただきありがとうございました。 やはり、南武線の長編成化は難しいんでしょうね。また、ここから貴方の意見を聞いて考えたことになってしまいますが、南武線となると戦前は私鉄だったので元々国鉄で建設された路線よりも駅の間隔が短いから今の6両が妥当だということもあるんでしょうね。また、車両の件に関してはいつかはJRも新造か転用置き換えを考えるだろうということですね。 南武線もいつかは混雑率のランキングからいなくなってくれると良いなと心から僕は思っています。 二度目になりますが本当にありがとうございました。