東野圭吾さんの作品はおおかた読んでいると思いますが、
>ちなみに「OUT」、「永遠の仔」、「模倣犯」、「さまよう刃」これらを読んだことがあり、おもしろかった
ということであれば、やはり他の方も言っている「白夜行」「幻夜」はいいかもしれません。
東野圭吾
「白夜行」
少女を守るために父親を殺した少年。その少年をかばうために、母親を殺した少女。この2人が、お互いが幸せになるために罪を重ねていくことになる軌跡を描いた作品。徹底的に2人の心情を排除し、読者に読み取らせる趣向ながら、ふたりの関係に胸が痛くなる作品です。
「幻夜」
白夜行の続編、と言われる作品。神戸の震災を端に不思議な美女に出会った青年が、その女性の思惑により犯罪に手を染めることとなる。謎の多いその女とは、一体誰なのか?といったお話です。白夜行に比べると少々薄い感じはあります。
宮部みゆきさんの作品でおすすめは
「レベル7」
記憶をなくした男女、手には「レベル7」という謎の文字。訳のわからないまま追われることになる2人。また「レベル7までいくともう戻れない」という謎の台詞を残して消えた女子高生。「レベル7」とは何なのか?二人は敵か、味方か、記憶は戻るのか、を探って行くお話。実際の事件がモチーフになっている、というところも興味深いです。
「火車」
休職中の刑事である主人公のもとへ、「失踪した婚約者:関根彰子を探してほしい」と亡くなった妻の親戚から依頼され、協力することになる。やがて身元を辿るうちに、婚約者である「関根彰子」は別人であったことが判明。では、彼女は誰なのか?本物の彰子はどこへ消えたのか?消費者金融の闇に翻弄された悲しい女性の輪郭をたどる作品。一息に読んでしまました。
あとここにはのっていませんが、上記作品が好きならおすすめなのが
乃南アサさんの作品。
「風紋」
ある平凡な殺人事件。だが、その影響は被害者の家族、加害者の家族たちの生活をもおびやかしていく…。
実際に巻き込まれたら「こんな怖いことになるのかも」と、リアルに怖くなる作品です。
「晩鐘」
「風紋」の続編。およそ7年後の話。7年たった頃、事件の影響で変わってしまった家族の「今」を伝える作品です。加害者家族に重点がおかれています。事件は「過去」として記憶されていても、その影響は7年経ってもじわじわと加害者家族を蝕んでいく…。悲しくもやるせないけれど、目が離せない作品でした。
参考まで。
お礼
回答ありがとうございます。 乃南アサさん、知らなかったです。 あらすじを教えて頂いて・・・・たぶん好きですw 探して読もうと思います。 たくさん候補ができました。 ありがとうございました。