新車と中古車のどちらがトクかというのは、クルマにもよるので一概にはいえませんが、クルマの価値はだいたい2年で半分になります。これは、たぶん固定資産の耐用年数がクルマの場合6年で、定率法で減価償却した場合に、ちょうどそのようになるからだと思います。
これを基に考えると、仮に200万円の新車に2年乗った場合、2年で半分ですから下取り金額は100万円くらいになるでしょう。つまり2年間で100万円使ったのと同じですね。対して、同じ車種の2年落ちの中古車を買うとしたら150万円くらいになるでしょう。このクルマを2年乗ると、元々200万円のクルマがすでに2年間乗られているので、その時点で半分の100万円の価値しかなく(買値と価値の差は中古車業者のもうけと言うことです)、さらに2年後にはその半分の50万円の価値になってしまいます。ということは、2年間で100万円使ったのと同じです。
中古車価格はもっと安いかもしれませんし、人気車種ならもっと高く下取ってもらえるかもしれないので、あくまでも理論値ですが、クルマ本体にかかる金額は新車も中古車も同じ、であれば新車の方が絶対にトクですね。
もちろん中古車の方は途中で車検が来ますが、新車はありませんし、故障の発生頻度も新車の方が少ないでしょう。だから、私なら絶対に新車を買いますね。
そうそう、新車はディーラーが1回儲けるだけですが、中古はディーラーと中古車業者がそれぞれ1回ずつ儲けるわけです。そう考えると、やっぱり中古は損でしょう。