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日本製のCIAって?
いい年して、我ながら世間知らずの質問です。 よくアメリカではCIA、旧ソ連ならKGB、英国ならナントカ(忘れました)、というような、一般の警察よりもう少し秘密めいた活動をしている人たちがテレビや映画で出てきます。ふと思ったのですが、日本にもそれらに相当するような、made in Japanの、人目につかないところで活躍しているような情報収集機関、または警察のような人たちって、いるのでしょうか? 要領の悪い質問ですみません。これって、ある意味ではマズイ話題かも知れないので、「~らしい」「噂では~」みたいな話でも結構です。 念のため、私はただの(普通の)1市民です。
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CIAに完全に相当するかというと難しいですね。 つまり政府直属で、他の情報機関の情報を集約して、NSCに報告するような機能を持っているということですよね。 それを一番、意図して作られたのが内閣情報調査室ですが、何しろ自前による情報収集手段をほとんど持っていないようです。もっとも外郭団体を使っているといううわさもあります。本当は和製CIAを目指したそうですが米国が日本に情報面で独り立ちさせないようにしたので中途半端な組織となっているようです。 実効機関としては一番強力なのは、警察の公安でしょう。他には防衛庁の情報本部だとか各自衛隊の多くの情報組織、公安調査庁、外務省の情報組織などがあります。 自衛隊は通信とか画像などの情報に強いようです。しかし人的情報能力はあまり高い評価は受けてません。昔は外放といってNHKも通信傍受組織をもっていたようですが、いまはその機能はないようです。警察も電波傍受基地をもっているようですね。 公安調査庁は朝鮮関係に強いと言われていましたけども、今はそれ程注目されなくなったと言われます。 国際的にはジェトロが情報機関として注目されたこともあるようですね。 基本的に共通して国外に手足をあまり持っていませんし、謀略活動などは法的に困難ですからCIAとは比べ物にもなりません。
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- yakitoridaisuki
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再度の回答です。自衛隊の陸幕二部を公に宣伝しているわけないじゃないですか。私の友人の父親は自衛隊の殺人部隊?にいて、人殺しの技ばかり磨いていましたし、和歌山の補給所などは入り口はどこかの保養所みたいな看板でしたが、奥には立派なレーダーもあったし、電話番号なんて、和歌山なのに神戸の電話番号ですよ。(位置を知られないため?) ともかく、自衛隊とはいえ秘密は多いですよ。
お礼
再度投稿ありがとうございます。む、む、む、なんか生々しい話になってきましたね。和歌山の保養所みたいな施設の近くに住んでるヒト、御注意下さいね、、(-_-;)。
- SCNK
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#9です。私はまったくの素人ですよ。 現実は前回の回答のとおりです。 しかし実は、日本の諜報機関ももう少しましになった可能性もあったのです。そこらへんを説明しましょう。 日本が占領下にあった当時の日本?の諜報機関は実はもっと能力が高かったようです。もっともアメリカのというべきかもしれませんし、もっと的確にいうとマッカーサーのといった方が良いのかもしれません。 戦後すぐというより、戦争末期に日本は米軍と停戦交渉をしました。このときから日本軍の情報機関との連携が始まります。早速、米軍は河辺機関を作り、G2のウイロビーの下で情報活動を行うのです。この組織には藤原大佐など陸軍中野学校出身者も多かったようです。このあたりは西ドイツでゲーレン機関ができたのと似た経緯です。この組織はその後、自衛隊の情報組織に引き継がれます。 また警察にあった特別高等警察は解散させられますが、そのわずか1週間後に現在の公安部につながる組織が作られ、もちろん特別高等警察出身者も加わります。 現在の法務省の前身の法務院には特別審査局ができます。当初の目的は進駐軍の下で、戦犯容疑者を捜査することでした。しかし目的は赤狩りへと変わります。そして講和後に公安調査庁となります。 これらの上に君臨していたのは、もちろん占領下ですから米軍であり、特にG2でした。もっとも進駐軍自体がG2とGSで対立していたのも事実であり、マッカーサー自身がどれだけこれらの組織を信頼していたのかはわかりません。 戦前からの日本の諜報組織はアジア等に諜報網を持っていましたから中国や東南アジアなどで戦後も活躍していたようです。それを米軍が利用しないて手はなかったのでしょう。 ここで話はドイツへ脱線します。というのはドイツではゲーレン機関がその後、BNDに、そして東ドイツでもコミンフォルムの指導の下、ミールケの指揮下でシュタージが作られます。これらはCIAにも匹敵する強力な諜報機関です。西ドイツ軍は冷戦後までNATO域外に派兵されることがなかったのに比べ、昭和40年代には世界中に諜報網を広げていました。 ところが日本は講和後、諜報組織の育成に不熱心になってしまいます。日本の諜報機関を指導してきたGHQが撤退すると、そのあとにCIAが入ってきました。実はその前からもいたのですが、マッカーサーとの折り合いが悪く、マッカーサーに知られないように密かに日本に入っていたのです。当初はCIAも熱心だったようですが、結局、CIAが直接情報収集を行ったほうが良いと考えたようです。前回も説明しましたが、内閣情報調査室の初代室長村井順はこの組織(当時は、内閣調査室)を強力な組織にしようと思っていたようですが、逆にCIAによって失脚させられたようです。表向きは不正に英国にドル札を持ち込もうとした容疑でした。 いずれにせよ米国の後押しがなくなったあと、日本人自身が諜報に関心がなくなってしまったようです。もちろん力を入れようとしたこともあります。副総理だった緒方竹虎は電波傍受組織を作ることを提言し、これが形を変えてNHKの外放にもなりましたが、これも局内外の圧力でだんだん縮小してしまいます。 おそらく日本にはCIAのエージェントは沢山いるのではないでしょうか。知る由もありませんが。むしろそちらの方が活躍しているのではないでしょうか。
お礼
いやぁ~、相当に詳しい説明をありがとうございました。ずいぶんと勉強になりました。日本にCIAのような機関を作ろうとする動き自体が、すでに御本家に監視されて牽制されていたわけですね。その後の日本の姿勢は、独特のモラトリアム島国根性のなせる技ですか(?_?)。昼間の世界は一見、自由で平等に見えても、夜になると一目瞭然たる力の関係があるんですねぇ。公序良俗の代表のようなNHKの生い立ち、びっくりです。
- been
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陸幕に第2部という組織は存在しません。下記は陸幕(正しくは「陸上幕僚監部」)の組織について定めた防衛庁組織令の規定です。 第47条 幕僚監部に、次の七部を置く。 監理部 人事部 調査部 防衛部 装備部 教育訓練部 衛生部 このうち情報活動を行うのは、もちろん「調査部」です。 なお、陸幕は陸上自衛隊の幕僚組織であり、海上自衛隊には海上幕僚監部が、航空自衛隊には航空幕僚監部が組織されています。
お礼
くわしい修正データをありがとうございました。御指定のURLはちょっと入れなかったみたいです。
- mclaren03
- ベストアンサー率63% (515/811)
国家安全保障の第一人者で日本赤軍のあさま山荘事件を指揮した佐々淳行(さっさあつゆき)さんがかつて内閣安全保障室の室長をされていましたが、それが今の内閣情報調査室で、読売新聞の情報公開請求で内閣情報調査室が2000年度に使った官房機密費は総額2億1000万円に上ることが解ったとの記事が23日の新聞に載っていました。 内閣情報調査室は首相官邸直属の情報機関で、国内外の政治情勢や安全保障に関する情報を収集・分析していて官房機密費は情報提供の見返りなどとして使われるそうです。 このサイトにも答えがありますので参考URLをご覧下さい。 また下に佐々淳行さんのHPもありますのでご参照下さい。 http://www.jade.dti.ne.jp/~sassa/index.html
お礼
ありがとうございました。参考URLタメになりました。内閣情報調査室、活動は機密らしいですが、どちらかというとおとなしめの活動のようですね。
- yakitoridaisuki
- ベストアンサー率23% (105/453)
自衛隊の中に陸幕二部という部署があります。日本ではこの陸幕二部が対外的な諜報活動をしています。
お礼
自衛隊の陸幕二部、なんかスパイっぽい響きですねぇ、、。昔の陸軍中野学校の流れですかねぇ。国際スパイ活動なんかしたりして、、。 ありがとうございました。
- oktom
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内閣調査室のことでしょうか。 初代室長は佐々淳行氏で、かの赤軍派浅間山荘事件での総指揮をもとに当時の後藤田長官にセキュリティーの重要性を進言し発足したように聞いています。 内閣調査室のURLも参考に載せておきますがGoogleで検索すれば、いろんな機密(笑)がたくさん載っていますね。
お礼
す、素早いレスをたくさん、皆さんありがとうございましたm(_ _)m。あっというまに解決してしまいました。うむむ、、さすがというか、、。とにかく皆さんありがとうございました。 拉致問題など、表面化してマスコミで騒ぐ前に、日本側からのそういう水面下の情報戦とか工作活動なんてなかったんでしょうかねぇ?というのがもともとの疑問でした。でも、おおっぴらに「ありました」なんて言えないでしょうけど(^_^;;)。
- ChristopheMoreau
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たしか、日本にもあったと思います。 内閣情報調査室のはず… http://www.infovlad.net/underground/asia/nkorea/ref/Shintonga_mar2002.html
お礼
ありがとうございました。参考URLに内閣情報調査室の事が詳しく書かれてありました。情報収集を専門にする人たちですね。ところでこの人たちは公務員になるんでしょうか、それとも?
- shishishishi
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日本の情報機関ですか? 日本では警察や、法務省に属する「公安調査庁」などが、国内のスパイ活動・テロ活動や、極右活動・極左活動などについて調査活動を行っています。 警察では警察庁警備局を中心として、その実働部隊である警視庁公安部、各道府県警の警備部が調査活動を行っています。 また、北朝鮮問題など、近隣諸国における安全保障問題については警察や公安調査庁の他にも、防衛庁情報本部や、内閣官房の内閣情報調査室などが情報収集に当たっているようです。 参考 公安調査庁 ↓
お礼
いろいろとありがとうございました。法務省、警察庁、防衛庁、この社会も縦割りのようですね。警視庁公安部、もしかしたらGメンってやつですか(テレビの見過ぎですね ^_^;;)。
補足
参考URLは本の紹介ですね。法務省公安調査庁からCIAにスパイ研修にいったという話のようです。
- ootsu
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国家公安委員会がそれに近いかな。CIAよりFBIと言う感じですが ----------------------------------------------- (3)国家公安委員会の任務と権限 ___任務___ 我が国では、犯罪の捜査や交通の取り締まりなどの仕事は都道府県警察が行い、国の警察機関(国家公安委員会・警察庁)は、警察の仕事のうち 1) 国全体の安全に関係するものや、国が自らの判断と責任において行うべきもの 2) 警察官の教育制度や、警察の通信、統計など、国において統一的に行うことが能率的であるもの 3) 広域にわたる事件など国において調整を行う必要があるもの を担当しています。 国家公安委員会は、こうした任務を達成するため、警察制度の企画立案や予算、国の公安に関係する事案、警察官の教育、警察行政に関する調整などの事務について、警察庁を管理しています。 ___権限___ 国家公安委員会は、個々の具体的な警察活動について直接の指揮監督を行うのではなく、あくまで、警察庁を管理し、また、警察庁に補佐させながら仕事を行っています。 具体的な仕事については、警察庁長官が、国家公安委員会の管理に服しながら、警察庁としての事務を行い、また、都道府県警察を指揮監督することによって行なわれます。 ------------------------------------------------
お礼
くわしいお答えありがとうございました。 国家公安委員会自体がいろいろ活動するわけではないのですね。警察の親分みたいなものですか。
- nrb
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日本では該当の機関がありませんが 一番近い所は 警察で言う 公安部(内とところは警備部)です 警察署では、警備課が似たようなことをやってます
お礼
最速レス、ありがとうございました。
お礼
相当詳しいレスをありがとうございました。失礼ですが、いったいどんな御専門ですか?と伺いたくなってしまうようなお話ですね(@_@)。でも、はぁ~、「基本的に国外に手足をあまり持たず、謀略活動などはCIAとは比べ物にも」ならない現実なわけですね。なんか、日本は先進国ぶっているわりには、この分野ではお行儀のいい「いまいちくん」なんですね、、。