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ギムノカリキウム・ラグニラセンセ(Gymnocalycium lagunillasense)(和名:春鶯玉)ですね。 稜の形状も完全に一致します。 ラグニラセンセは、伝統的な品種ギムノカリキウム・天賜玉(Gymnocalycium pflanzii)(てんしぎょく)系の亜種です。刺座近くの色が象牙色、先端の方が濃い茶色、刺の長さ、稜間の広さも一致します。※ただし厳格に品種管理されているわけではありませんので僅かに交雑種化されている可能性はあります。 よく似た近似種にゼガラエ(亜種コマラペンセなど)がありますが、刺座下の稜の形状に盛り上がる部分があるため異なります。 稜:http://cactus.abareru.com/ryou.html ●ラグニラセンセ(春鶯玉) ギムノカリキウム属 http://www.asahi-net.or.jp/~dt4k-ynd/gymlagunill.JPG http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/s/h/a/shabomaniac/cacsuc060506069S.jpg http://primula.velvet.jp/cacti/gymlagunillasense0104.html ●ラグニラセンセ(基本種解説) http://www7.plala.or.jp/sentarosan/292lagunillasense.html http://www7.plala.or.jp/sentarosan/243lagunillasense.html 参考:ゼガラエ基本種解説 1958年G. zegarrae http://www7.plala.or.jp/sentarosan/241zegarrae.html ゼガラエ(筑摩竜)(Gymnocalycium pflanzii ssp. zegarrae) http://primula.velvet.jp/cacti/gymzegarrae0103.html http://primula.velvet.jp/cacti/gymzegarrae01.html G. zegarrae(ゼガラエ)タイプ違い http://blog-imgs-47.fc2.com/t/y/t/tytsks/20120203175031ef4.jpg コマラペンセ(Gymnocalycium pflanzii var.comarapense) (※ゼガラエタイプ違い) http://tytsks.blog39.fc2.com/blog-date-20120204.html ------------------------------ ※ここからはまた余談になりますが、前回の質問の品種(系統)が特定できましたので書いておきます。前回は難しいタイプでしたので交配種などとしていました。 前回 http://okwave.jp/qa/q7882238.html ノトカクタス・ホルスティの変種で、 ●ノトカクタス・ホルスティ・プルプレウス(和名:ノトカクタス・吉兆丸) ※写真は基本種の吉兆丸か、その交配種です。まだ小さいですから将来はもう少し色が濃くなります。 学名:Notocactus horstii var. purpureus(吉兆丸) 別名:Notocactus muegelianus/Parodia horstii 花色は基本種の吉兆丸がピンク、交配種はオレンジ系、その他あり。 ●ノトカクタス・(ホルスティ)・吉兆丸(Notocactus horstii v. purpureus) http://www.flickr.com/photos/ocak21/2211459099/ http://www.mfaint.demon.co.uk/cactus/pics/noto/herteri/0678.jpg http://albino.sub.jp/html/g/s/Notocactus-horstii%20var.%20pupureus.html ノトカクタス・ホルスティ (吉兆丸?) http://pds.exblog.jp/pds/1/201202/05/40/a0176140_21495983.jpg 将来の姿はこんな感じかも(花色は少し異なる可能性もあり) http://www.joachim-ernst.de/Notocactus_muegelianus.htm http://aihal11.exblog.jp/15025602/
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- cactus48
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まずサボテンの種類って莫大なんですね。現物を見ると似たような 種類が多い事に気付かれるはずです。パッと見た感じで、これでは ないかなと思い込んでしまう事も何度もあります。後で詳しく調べ たら、全く別の品種だったと言う事も頻繁にあります。 形や色も似たような物が多く、名前も一字違うだけで別の品種と言 う事もあります。僕が回答する物も、もしかしたら違うかも知れま せん。全てのサボテンが記載されている図鑑は存在しませんので、 もし名前が分からない時は、一般的なサボテンの栽培方法で栽培を されると失敗は少ないはずです。 さて本題に入りますが、あなたの購入されたサボテンですが、これ は緋花玉とは違いますね。緋花玉はギムノカリキウム属のサボテン ですが、同じギムノカリキウム属の仲間に海王丸や良寛があります が、この2種類に良く似ています。 サボテンの名前を調べる時は、パッと見ただけでは判断は出来ませ ん。では何処を見れば良いかですが、まずサボテンの表面の突起物 を見ます。この部分を稜(りょう)と言います。サボテンによって 稜の大きさや形は色々です。稜の形は翼弁状、鋭形、鈍形、瘤形を 含めて全部で14種類あります。この稜を見て該当するサボテンを 判断します。 次に刺を見ます。強刺種のように硬くて皮手袋でも貫通させてしま う種類や、素手で触っても突き刺さる事もなく、非常に柔らかな刺 のサボテンまで色々とあります。また稜から真直ぐに上に尖ってい る種類や、横に寝ている種類まであります。 刺が出ている部分を刺座と言いますが、この部分に綿状の物がある かどうかで種類は違います。 ウチワサボテンは細かな刺がありますが、これはウチワサボテン特 有の芒刺(ぼうし)と呼ばれる物です。 名前を調べようとして調べるための重点とすれば、この程度でしょ うね。他にも色んな重点箇所はありますが、この程度で大体の名前 は判別が出来ます。ただ確率とししては70%程度ですが。 最後に余談ですが、サボテンは元々は多肉植物の種類として扱われ ていました。先程にも書いたようにサボテンの種類は莫大なので、 数十年前から分類するようになり、今ではサボテンと多肉植物に分 類されるようになりました。サボテンと多肉植物とでは植付け時期 も方法も管理方法も異なる点が多いため、そのため分類されたよう です。サボテンも多肉植物も形態は同じで、総して多肉質の植物と 呼ばれています。 購入されたのは結構な事ですが、今後の管理方法は大丈夫でしょう か。サボテンであれば間違いなく開花します。ただ管理方法が悪い と永久的に開花しません。僕は開花を見るために栽培を続けていま す。cactusとはサボテンの事です。
お礼
海王丸、良寛ですか。これから調べるのが楽しみです。回答感謝しています。
お礼
いやはやお詳しいのには頭が下がります。こんなに事例をたくさん探していただき、感謝しています。しっかり勉強します。丁寧なご教示ありがとうございました。