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民主主義と選挙制度について気になる点
- 総選挙における比例区の政党別得票率から割り振られた議席と実際の獲得議席との差が問題となっている。
- 代議制民主主義国家である日本において、得票率と議席が乖離していることが疑問視されている。
- 選挙制度によってどのような制度が望ましいのかが議論の的となっている。
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今回の選挙戦に限ったことじゃありませんが、近欲な政策で票集めに奔走し、国民はそれに乗せられるという図式を繰り返しているように感じます。 十年程前ですが、北欧の福祉視察に行った方の報告を聴いたことがあります。 地方分権が進んでいて、政治が身近に感じやすく関心も高いようです。女性議員の割合も多いらしく、生活者の視点からの要望が政策に反映されやすいのではないかと思います。 また、欧州のなかでも、オランダはワーク・ライフ・バランスに優れた国のようです。 子育てや資格取得で学校に通うために、正職員のまま労働時間を短縮したりすることが可能で、共働きしやすい社会であることから、少子化対策にもつながっているようです。正規・非正規という雇用形態の差別化がないのも働きやすいと思います。 規制緩和で、正規・非正規の格差が広がっている日本と対照的ですね。 北欧・オランダは「比例代表制」のようですが、多様な価値観を認めるという風土も影響しているでしょうし、小国で変化に対応しやすいという特性もあるでしょう。いずれにしても民意が反映されやすい国であることには間違いありません。 「小選挙区制」導入理由のひとつに、二大政党制が望ましいという意見も聞きますが、日本の場合、自民も民主も大きな違いはなかったような。(アメリカやフランスの二大政党のほうが、政策の違いがわかりやすいように感じました) 議会運営を最優先させるなら、一党独裁や大政翼賛会のような体制がいちばん効率がよいでしょうね。人間は愚かですから・・情勢が不安定な時は、カリスマ人物に依拠したり、熱狂的に支持したりする意識が集合体のような広がりをみせることがあります。無自覚なだけに怖いですね。 話がそれましたが・・ 国の運営を決めるのが国会議員の役割なのに、地元の利権のために議員を選ぶような風潮があったから、過剰な公共事業があちこちにできたのではないかと思います。本当は、医療福祉・教育などの大きな枠組みの決定、外交や防衛に関することについては国レベルで、権限と予算は地方自治体に移譲するのが効率がいいし、地域の実情にあった施策が取りやすいでしょう。国の問題か、広域の問題なのか、地方の問題なのかは区別して捉える必要があると思います。 それから、国政選挙は人柄や人気で選ぶのではなく政策で選ぶべきですね・・当然のことですが。AKBの総選挙とは違いますから。 「比例区得票率」と「実際の議席」の差は、あまりにも大きいと感じます。 この数値を見て、不可思議に感じないなんて・・特定政党の有利に働くとか云々以前に、民主主義の感覚が麻痺しているのではないかと思います。
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>■政権の交代を常態に > > 政権党に重大な失政や魅力を欠くことがあれば、次の選挙でもう一方の政党に取り換える。 > そんな当たり前の原則をこの日本に定着させるのは、しかし、決して簡単な道程ではあるまい。 2009年8月18日。民主党が歴史的勝利を挙げた衆院選が公示された日の朝日新聞社説です。 今回の小選挙区制批判を聴いていると、日本人はたった3年前のことをもう忘れてしまったのかと思います。 参考までに全文載せておきます。 ■20090818/総選挙公示―「09年体制」の幕開けを 「政権交代で新しい政治を」と民主党の鳩山代表が攻める。「政権交代の先に明るい未来はない」と麻生首相が切り返す。 真正面から「政権交代」の是非を問う、歴史的な衆院総選挙がきょう公示される。 自民党と社会党が産声をあげた1955年から半世紀余、日本では野党が選挙で第1党の座を奪い、政権に就いたことは一度もない。政権交代といえば自民党内の総裁の交代。「55年体制」が崩れ、連立政権が常態となった後もそれが基本的な常識だった。 だが、健全な民主主義をつくるために2大政党による政権交代が望ましいという考え方は、実ははるか昔からあった。 「議会政治の父」と呼ばれた尾崎行雄は、1911(明治44)年に次のような一文を残している。 「二大党対立で、英国流の憲政政治をやることも、左程(さほど)難事ではあるまい……成っては敗れ、成っては敗れしているうちに、二大党対立の慣習が浸(し)み込んで、終(つい)には純粋の二大党となり、憲政の運用是(これ)に妙を極むるに至る」 実際、昭和初期の約5年間、政友会と民政党の保守2大政党が政権を争った時期があった。激しい政争を経て、軍部によって政党政治は結局、窒息させられていく。戦後の混乱期にもめまぐるしい政権交代の時代があった。 ■緊張感のある政治へ 最近では93年にも政権交代があった。「非自民」連立による細川政権。第2党以下が寄り集まって第1党の自民党を下野させた異例の形だった。この政権が1年足らずで挫折したことが、村山連立政権で自民党を政権に復帰させ、以来、結果として本格的な政権交代を遠のかせることになる。 東西冷戦下の繁栄に向かって、自民党は幅広い思潮と優れた官僚機構を抱え込み、対する野党は政権担当の意思も能力もなかった。 しかし、そのことが日本の政治と行政に何をもたらしたか。88年に発覚したリクルート事件を受けて、自民党で政治改革の旗を振った後藤田正晴元副総理はこう語っていた。 「1党長期支配の下では腐敗、おごり、マンネリが避けがたい」「行政はあまりにも肥大化して能率が悪く、権力を背景にして既得権益を生み、国民の自由な活動の重荷になっている」 その弊害を打ち破ろうと、94年に実現したのが衆院への小選挙区制導入を軸とする政治改革だった。後藤田氏の言葉を借りれば「与野党間で政権交代のある緊張した政治のシステムをつくる」ためである。 それから15年。5回目の総選挙だ。 政権交代の可能性が常に開かれた政治をつくる。政権を担える党が事実上自民党しかなかった55年体制に終止符を打つ。そんな「2009年体制」の幕を、今度の総選挙で切って落とすことができるかどうか。数々の政策課題の重さをも超える今回の選択の最大の意義はそこにある。 ■政権の交代を常態に 政権党に重大な失政や魅力を欠くことがあれば、次の選挙でもう一方の政党に取り換える。そんな当たり前の原則をこの日本に定着させるのは、しかし、決して簡単な道程ではあるまい。 内外ともに先を見通しにくい大転換期の中にあって、それに対応しきれない自民党長期政権の閉塞(へいそく)感は国民の間でかつてない広がりを見せている。だから民主党への支持が今のような高い数字を示しているのだろう。 とはいえ首相が言うように、政権交代しても「明るい未来」がたちどころに訪れるはずもない。むしろ民主党には政権担当の経験がないだけに、一時的には混乱を招く可能性もある。 民主党の「脱官僚」路線は機能するだろうか。子ども手当などマニフェストに掲げた新規政策の財源をひねり出すには、公共事業など他の予算を削る作業が伴う。それで不利益を被る人や団体の反発や抵抗に、民主党がたじろぐことはないか。 自民、民主両党の政権公約の違いは分かっても、それぞれがよって立つ支持基盤や憲法、安全保障といった基本的な理念で、保守対リベラルというようなくっきりした対立軸が見えているわけではない。 それどころか、似通った多様な主張が両党内に混在している。そのこともこの「政権選択選挙」を分かりにくくしている。小政党の主張をどうすれば反映できるかも課題だろう。 そもそも2大政党の議席が拮抗(きっこう)すれば、敗者がばらけて勝者にすり寄る政党再編や離合集散、「大連立」のような動きもあり得るかもしれない。 ■敗者は自らを鍛え直せ だが、せっかくの2大政党・政権交代時代の流れを逆戻りさせることは許されない。 政権党は日々の政治の中で自らの理念や存在理由を問い直し、政策を実現させていく。敗者は野党に徹し、「政権準備党」として次の総選挙に向けて自らを鍛え直すことがあくまで原則である。 政権交代時代にふさわしい政党文化を日本でも育てなければならない。私たちはそのとば口にいる。 政権交代がごく普通に繰り返される「2009年体制」の政治。30日の投票日、民意の力で新しい民主主義のページをめくりたい。
補足
私は日本は代議制民主主義国家では無いのかと聞いているんですけど。 あくまでも主権者は国民です。直接民主主義か間接民主主義かの二つです。日本は間接民主主義として代議制を取っていると考えております。これが機能しないということは民主主義が機能しないということになります。この根本を質問しているのです。
- golgol13---
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自民党が勝つと必ず出てくる得票率 1位<2位+3位 だからてやつ それに得票したから議席を与えるというものおかしい、 東大の入試25%正解したから1年間在学させろて言うのと同じ。 もともとこの制度は自民党から政権交代するために、細川政権が作ったものです。 当時は日本新党・新生党・社会党でしたが、現在の民主党・未来・社民です。 アタナにとっていい制度とは何があっても自民党が負ける制度でしょ。
お礼
>アタナにとっていい制度とは何があっても自民党が負ける制度でしょ。 もう少し真面目に回答してください。 国民に意思と国会の構成の乖離を問題にしているのです。自民党とか民主党とか維新とか個別政党は関係ありません。
- trajaa
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はい。問題ありません。 だって最も得票率の高かった政党が第一党なんだから別に問題無いでしょう? コレが得票率がトップなのに、議席が二位以下なら「なんだかなぁ」ってなるだろうけど 得票二位の維新と三位の民主が逆転しているのは、比例重複の惜敗率の関係で説明出来るし 制度があってその制度通りに運用しているのに、駄目な理由はない。 今回の様な事を考えれば、完全小選挙区だけってのは(日本の国民性から)そぐわなそうだから 一定の比率で組み合わせるのが穏当だと思われる その際に、今の併用制が良いのか並立制が良いのかとかミックスする比率は?って部分の検討は必要だろうけど
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
”国民が主権者であり、主権者の権利を国民の代理である議員 が議会において行使しているものと思います” ↑ 1,よく間違えますが、代理ではなくて代表です。 法的には、代理というのは正確ではありません。 2,国民主権から、得票率と議席の一致は、必ずしも 要請されません。 専門的になりますので説明は省きます。 ”本来どの様な選挙制度が良いのでしょうか” ↑ 国民の意思が最も反映する選挙制度は全国区一区の 完全比例代表制です。 しかし、これには種々の問題があります。 1,国民の意思は多様です。その多様な意思がそのまま 議会に反映されますから、今以上に決められない政治に なる怖れがあります。 2,国民は政治や経済には素人です。しかもろくな情報を 持っていません。 そういう国民の意思を忠実に反映して、それで良い政治が 出来るでしょうか。 ヒトラーは国民の意思を反映した結果台頭してきたのです。 現在の赤字財政は、まさに国民の意思を反映した結果です。 国民の意思を反映しさえすれば、良い政治が出来るという ほと単純な問題では無いのです。
お礼
>国民主権から、得票率と議席の一致は、必ずしも要請されません。 ですか。 であれば、国民は国会を見限る権利を有します。 ま、貴方の見解には賛同しませんが。 >国民の意思は多様です。その多様な意思がそのまま議会に反映されますから、今以上に決められない政治になる怖れがあります。 多様であるからといって、決定出来ないわけではありません。民主主義とは正しい考えに従うことではなく多数に従うことです。 >国民は政治や経済には素人です。 それが民主主義の基本です。「正しい」人による統治をお望みなら北朝鮮の政治統治を見習ったらよろしいでしょう。人民は確かに素人です。周りを見てもなんだこいつらバカかって連中ばっかりです。こんな連中に決めさせていいのかって思いはわかります。 しかし、どんなに素人で馬鹿でも人民は自分たちの幸福のために選択します。民主主義が相対的に最良の制度だと思います。 なお >ヒトラーは国民の意思を反映した結果台頭してきたのです これは違いますよ。確かに一定の支持は受けましたが、過半数の得票は得ていません。さらに国会議事堂放火しそれを共産党がやったこととでっち上げています。これのどこが民主主義なのですか。ナチスの台頭を民主主義の汚点のごとく言われるのは納得できません。
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お礼
ありがとうございました。