スポーツ中継において、NHKと民放が同じカードを放映しているのはなぜ?
NHKは非営利の公共放送です。
だから、視聴率など気にせず、「硬くて面白みに欠けるけれど、良質であると一般に考えられているような番組」、あるいは「視聴率は低いかもしれないけれど、民放が視聴率の低さを理由に放送しないような番組」を放送するところに、私はNHKの存在意義を感じています。
ところが、BSを観ていると、プロ野球やサッカーの国際試合などで、民放地上波と同じカードの中継をしていることが、しょっちゅうあります。
民放は営利ですから、「スポンサーからの広告料収入」から「放映権支出やその他の経費支出」を差し引いて黒字になるから、つまりビジネスとして成立するから、さらにいうとコンテンツとして有用だから、要するに視聴率が取れそうだから中継するわけで、それはそれでビジネスですから、大いに結構だと思います。
逆に言うと、そういう場合の中継は民放に任せて、NHKはそのカードは中継する必要がない(あるいは、同じ競技のもっとマイナーなカードを中継すればよい)と思うのですが、どうして同じカードがバッティングするのでしょうか?
もっとも、バッティングする場合は、何かとスタジオの司会者や中継のアナウンサーが騒がしい民放よりも、落ち着いた、純粋にその競技の模様を淡々と実況するNHKの方を選択してしまいますが(笑)。
いずれにせよ、どうして同じカードの中継がバッティングするのか、その事情(裏側?)を教えてください。