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抗生物資が効かない理由とは?
- 抗生物資が効かないケースには、2つの考えがあります。1つ目は個人が頻繁に抗生物質を使用してきたため、耐性菌が進化し、効果がなくなってしまうというものです。2つ目は社会全体で抗生物質の使用が広まり、耐性菌が増加することで効かないものが出現するという考えです。
- 個人が抗生物質を頻繁に使用したことにより、耐性菌が進化して効かなくなるという考え方があります。また、社会全体での抗生物質の広範な使用が耐性菌の増加を引き起こし、効かないものが出現する可能性もあります。抗生物質の使用を控えることが重要です。
- 抗生物質が効かない理由は2つあります。1つは個人が頻繁に抗生物質を使用し、耐性菌が進化し効果がなくなるということです。もう1つは社会全体で抗生物質の使用が広まり、耐性菌が増加することで効かないものが出現するということです。抗生物質の適切な使用と予防が必要です。
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どちらかと言えば、2ですね。 細菌感染は、自分の体の中いる菌が増殖する……というよりも、 外部から入ってくる菌が問題です。 つまり、細菌感染して、一度、完治してしまえば、その菌に対する 感染症は「終わった」話です。 次に感染するのは、別の菌が入ってきたときです。 その時、入ってきた菌が、耐性菌なのかどうか、という問題です。 だから、「院内感染」を起こすのですよ。 個人の中での問題ならば、大騒ぎする必要ない。 個人レベルで菌に対して、抗生物質が効かなくなるというのは、 時間的に考えて、そんなに起きない。 いくら菌の変異が早いと言っても、数日レベルでは起きない。 では、なぜ、耐性菌ができるのか? 大きく分けて2つ。 一つは、もともと抗生物質に強い菌が最後まで生き残り、 それが増殖する。 もう一つは、菌が突然変異を起こして、耐性菌となる。 ということを考えると、抗生物質を使えば使うほど、 耐性菌が増えると言うのは、自明の理。 最初に100万個の菌がいて、そのうちの10個が耐性菌だとする。 抗生物質で、99万9990個の菌は死ぬけれど、10個が生き残る。 その10個がやがて、100万個に増える。 すると、その100万個は耐性菌だから、抗生物質が効かない。 ということなのです。 だから、抗生物質を使うときは…… 色々な抗生物質を組み合わせて、徹底的に叩いて、菌をゼロにする。 または、菌量を減らすだけで、あとは、患者の免疫に期待する。 という2つがあります。 最初は、前者でしたが、今は、後者です。 また、人のことばかりを問題にしていますが、 抗生物質の大量使用先は、人間ではなくて、家畜(動物)です。 抗生物質配合飼料なんてものが、大量に使われていました。 何しろ、狭い飼育小屋ですから、感染症が起きると、 あっという間に、家畜に広まって大損します。 そこで、病気でもないのに予防的に抗生物質が 大量に使われました。 何しろ、人間だとミリグラム単位ですが、大型の家畜場合、 kg単位で使うのですから…… そのために、耐性菌があっという間に出来上がったのです。 今では、飼育小屋の環境整備に金を使って、 薬に頼らないようにしています。 その方が、市場価格も高くなっています。
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- USB99
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1と2、両方です。 MRSAは2ですが、PRSPなどは1の関与も大きいです。
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ご回答いただきありがとうございます。 個人レベルでもやはり使わない方がいいということですね、ありがとうございました。
- tyukadon
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2に近いが、どっちも違う。 >個人でどれだけ抗生物質をその人生の中で服用していたかは”全く関係なく”、 使用回数が増えれば、その分耐性化する機会が増える。ので、関係ある >日本全国で個人レベルでなく、社会全体として抗生物質が広く使用されているため、 抗体をもった菌が進化して、抗生物質が効かなくなる。 効かないものが出現してくる。 つまり、その人がどれだけその人の生涯で抗生物質を使用してきたかは”全く関係なく”、 世の中に効かない菌が出現してくる。 上記の通り、機会が増えるので耐性化の確率が増えるだろ。なので、違う なので・・・ 個人レベルだけでなく、社会全体として抗生物質が広く使用されているため、 菌がその薬に対して、耐性化(進化)して、その抗生物質が効かないものが出現してくる。 耐性化した菌に対し 有効な薬が無い為、感染が拡大しやすく。集団感染を引き起こす。 有効な薬が無い為食い止めることができず、場合によっては重篤な症状にまで進行してしまう。 考え方は、こんな感じでしょうか。 むやみやたらに抗生物質を処方するな!親も薬を欲しがるな!ってとこだ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 2に近いけれども、個人レベルでも、使用回数が増えるとよくないんですね、やはり。 どうもありがとうございました。
- yuubee(@yuubee)
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耐性菌の発生自体に「抗生剤の使いすぎ」は関係ありません。単なる変異です。ですから耐性菌はどこにでもいます。これはすでに実証されています。 ただ、それがより有利に生存する状況というと、本来とっくに死んでるようなひとがだらだら生存させられているうちに免疫力自体が低下するためが大きく、その場合に抗生剤使用で非耐性菌が減るために前面にでてくるせいです。それまでに死んでしまえば耐性菌もなにもないわけで。 ですから1も2もなんだか違います。 なににしても、抗生剤はピンポイントで効かせておわりにするのがベスト、でも原因が曖昧なら広域のものを大量になるべく短期間使って一気にけりをつける、のが、医師のあいだでも常識です。 ですが、どうにもならない感染症では、どうしても広いスペクトラムのものを長く大量に使うことになり、これもまた医師の悩みの種です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 各個人レベルで、かつ「とっくに死んでるような」でないレベルの健康な人なら、ある程度抗生剤を使用しても、それに対する非耐性菌が出てきて、その個人が薬が効かなくてどうにもならない状態にはならないってことですね? どうもありがとうございました。
薬剤耐性 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%AC%E5%89%A4%E8%80%90%E6%80%A7#.E8.96.AC.E5.89.A4.E8.80.90.E6.80.A7.E3.81.AE.E3.83.A1.E3.82.AB.E3.83.8B.E3.82.BA.E3.83.A0 http://www.athome-academy.jp/archive/biology/0000000221_all.html
お礼
ご回答ありがとうございます。 個人レベルでもやはり、極力抗生物質は飲まない方がいい、飲んで、悪さをしていない菌まで将来、悪さをするときに抗生物質がきかなくなる体になってしまうということが、個人レベルでもあるということだと理解しましたが、やはり、では、1に近いということでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。お礼が遅くなり失礼しました。 家畜用の抗生物質のせいで、人間がその被害を被っているというのは驚きました。 あまり日本のように抗生物質を使わない海外の国に行けば、こうした心配やリスクは減るのでしょうか。