こんにちは。
既に現在、アイムスを食べられない状態ですか?
猫は咀嚼しているようでほとんど丸呑みしますので、極端な話全抜歯した猫でもドライフード可能です。ただ口内炎があったり、加齢と共に嗜好性が変化する等、必ずしも全ての猫がそうとは限りませんが。
ウェットオンリーの食生活は栄養不足になります。成分の80%以上が水分ですので、12歳とはいえ猫の寿命が格段に延びている現在、みすみす栄養不足で短命に繋げるのはよろしくないかと。
ドライとウェット、両方上手に取り入れて、猫ちゃんにいつまでも元気で長生きしてもらいましょう。
まずドライですが、アイムスオンリーですか?今後の嗜好性の変化、また疾患に備え、食べられるフードを複数種類探しておくことをお勧めします。高齢猫は「質のよい蛋白質を少々、脂肪をやや多目に」が理想です。脂肪は太ると思われがちですが、猫にとって最も効率よいエネルギー源で、食が細くなるアダルト猫にとって貴重な栄養源です。目安として、どんなに低くとも10%は切らないほうがよいかと。
現在アイムスが食べづらいなら、お湯でふやかす、お湯が駄目なら鰹節や煮干の煮汁で。溶け出すナトリウムはごく微量ですのでさほど心配はありません。ドライのナトリウム含有量と照らし合わせて。
若しくはフードプロセッサーで粉砕し、ウェットに混ぜる。重ねて申し上げますが、ドライ>ウェットで与えてください。
代謝を促すため、お水も充分に。これからの季節、飲水量が更に減ります。ぬるま湯を、できればペットヒーター等敷いて冷めないようにして与えてください。
それと、獣医師推奨フードはあまり当てにしないほうがいいですよ。せいぜいサイエンス、ロイカナ、アイムスしか知りませんので。と申しますのは、メーカーが大学や獣医師会(獣医師の80%が加盟)に多額の助成金を援助しており(病院に置いてるフードの大半がそれらなのもそれ故)、学生はサイエンスくらいでしか栄養学を勉強してません。オーガニック、ナチュラルフードの質問しても、大半の獣医師がまともに答えられないでしょうね。現実には、アメリカの公正で良心的な雑誌「The Whole Dog Journal」で最も推奨したくないワースト1がサイエンスですし、猫や犬、とりわけ大型犬のブリーダーさんにはかなり評判悪いです。フードに関しては、熱心なアマチュアの方のほうがずっと勉強なされてますよ。
個人的には、国産フードもお勧めできないなぁ…私のプロフ、おてすきの時に流し読みいただければ。
ご参考までに、成長期の子猫を除き、アダルト・シニアと明確にフード分けする必要もそんなにはないです、実は。海外のフードも、「それぞれの猫の体調に合わせて、必要なら変えていきましょ」とかなりザックリ考えて作ってるメーカーが多いです。腎不全とか、療法食を必要とする状況は別だけど、健康であれば(毎年必ず1,2回の健康診断を受けていることを前提として)、「消化がよい。良質な素材。良蛋白質少々、脂肪気持ち多め」こんな感じで。あと、穀類不使用のフードがぼちぼち出てますが、これも個人的にお勧めできないなぁ。確かに猫はやや炭水化物の消化が苦手ですが、便通をよくしたり、腸内の善玉菌を増やすなど、最低限は必要な五大栄養素のひとつですので。
あくまでも我が家の場合ですが、キャスター&ポラックス社のオーガニクス、アーテミス、アズミラ、バイネイチャー、フォルツァ10、ロータス等をローテしています。次点でフリントリバーランチ(ただ猫によっては下痢しやすい)、カントリーロード、国産はAZ(アゼット)くらい。AZは送料込み100円で楽天で購入できます。ややライスが多めですが、AAFCOの基準をクリア・嗜好性もよく、評判の高いフードです。ただ、必ずしも主さまの猫ちゃんに合うとは限らないので、あくまでご参考程度に。
よいフードが見つかるといいですね。元気で長生きしてね、猫ちゃん(^ω^)
お礼
見てみたかった内容のサイトをご紹介いただき、ありがとうございます。 参考にさせていただきます。