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白河市の富士見山
福島県白河市に富士見山という437.2mの山があります。 カシミール3Dというソフトで計算すると,地形上この山頂付近から富士山は見えませんが山頂の10mほど上からは見えるようです。正確に何メートル上なら見えるかは,富士山の方向にある山の上の木の高さなどにも左右されるので一概に言えませんが…。 もしかしたら昔は今より山頂が少し高かったか,山の上の人工物か高い木から,あるいは大気の屈折異常によって実際に富士山が見えたことがあるかもしれません。このわずかな差だと気になります。 昔,富士山が見えた等のこの山の名の由来に関する話はないでしょうか?
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町BBSでの書込みに、次の様な趣旨の回答が有りました(一部編集)。 <富士見山なんて全国各地にあるよね。・・・・・ まぁ実際見える見えないの問題ではなく ニュアンス的に富士山も見えるほど見晴らしのいい山って事では ないでしょうか。 > <関山からは、富士山が確認されているよ!! まあ、冬の寒い空気の澄み通った朝なら見えるかな? 一度関山、行って見れば > 注)関山(せきさん)白河駅南東9.4km、高さ618.5m。 芭蕉が奥の細道で訪れている。 <富士見山と富士見峠がどこかはわからないけど かなり昔に、羅漢山から富士山が見えるとテレビ番組で見た記憶があるな > <羅漢山=富士見山 現地人なら分かる筈 > 注)羅漢山は今は白河市公営墓地、その頂上は富士見山のすぐ隣。 従って、このレスは混同。 <そうだったんだ 元々の白河人じゃないからわからなかったよ、ごめん> <小峰城からも見えたって聞いたことあるぞ。> <>羅漢山=富士見山 現地人だけど知らなかったw ある程度の年代か、地域の人しか知らないんじゃ? > 小峰城からも見えたなら、当然437mの山からは見えたわけで、 それで富士見山ですが、 他の山を差し置いて何故この名前?には誰も答えていません。 町BBSでは城の侍が、富士山が見えるこの山で酒宴を張った のではと投げ掛けて見ましたがこの点に付いてのレスは 有りませんでした。 (多分、小峰城・・のレスはこれを念頭に置いているが。) 新たな疑惑として「一等三角点を設置した時に新たに命名 された」が浮上してきました。 <ちなみに前記福島県の4点は明治26年(1893年)高井鷹三によって 埋石されたとされています。 同様に白河の富士見山もまた明治26年高井鷹三ということや・・・> http://groups.yahoo.co.jp/group/hyoseki/messages/1660?expand=1 120年も前の話ですから、もう誰も知らなくても不思議はありません。 土地の人は昔から(江戸時代かそれ以前から)の羅漢山、地図上はその直ぐ隣の僅かに高い 地点に三角点設置時に新たに名付けられた富士見山。 富士見峠の名前の由来は、この峠から富士山が見えるなら次の様に推論できます。 昔この峠には2,3軒の茶屋があったそうです。 歩き旅の途中でこれらの茶屋に立ち寄った旅人に、亭主が「今日は富士山が見える 良い天気ですね。」とか「残念ですね、天気が良ければ富士山が見えたのに。」 とか話しかけていたのかもしれません。 自然の成り行きです。
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- drmuraberg
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縁の有る街ですので、興味が有ってWebを調べてみましたが 由来に付いて書いてあるものは見当たりませんでした。 推論ですが、見えるのでは(見えたのでは)ないでしょうか。 理由は次の通りです。 1)見えないのにそう呼ぶのは不自然。近くに「白河富士」の様なものも無い。 2)近くに富士見峠(286m)と呼ばれる峠も有る。開けているのは富士山方角。 http://hitosh.cocolog-nifty.com/blog/cat35134614/index.html 3)質問者の計算の入力値が正しければ、見えるか見えないかぎりぎりである。 (添付URL、http://yamayama.jp/fujimi/ps_fujimi.xmlでは 富士見山からのパノラマ展望で、富士山(?)またはその位置が表示してある。) 4)空気の屈折により光の進路が曲がり3)の10mの差なら十分見えるはず。 4)は富士山と富士見山が水平な地面上に有るとすれば、富士山は富士見山を 3300mの高度差で約300km離れた場所から見下ろす事になります。 富士山の山頂での空気の密度は富士見山の空気密度の2/3ですから光は山頂の間を 直進せず徐々に下に曲がって進みます。 空気中から密度の高い水に入った光の下側への屈折を思い浮かべてください。 密度勾配の有る空気層に上から斜めに入る光の屈折は極めて小さいものですが、 300kmの距離が有れば少なくとも10mは曲がるでしょう。 ただし、この効果が2)の286mの峠でも富士山が見えるほど大きいかは計算して みないとわかりません。暇が出たら計算してみようと思います。 <見えたのでは>と過去形で書いたのは、もし見えたとしてもぎりぎりです。 空気が汚れた現在では、昔とは違い、地表からそれほど標高の高くない山から では霞んで見えないと思われるからです。 たとえ理論的に見えたとしても、豆粒の様な富士山の頭から、それがあの富士山で あると当時の地理の知識も不十分な人々が判断できたかは、やはり疑問が残ります。 町BBSで聞いて見ようと思います。 カシミール3D、面白そうなソフトですね。ダウンロードしたので、暇が出たら遊んで 見ようと思います。有難うございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 富士見峠から富士山はカシミール3Dによると見通し可ですね。昔の人は実際に見たのでしょうね。 屈折に関しては,おっしゃるとおり差はわずかなので時には見えるような屈折があったかもしれません。カシミール3Dの「可視マップ」の計算で屈折率や計算方法をある程度設定できますが,現実には複雑で一様でない屈折をするでしょうから簡単に再現はできないだろうと思います。 問題の富士見山で昔見えたことのある可能性が高いにせよ,ひとつ疑問なのはその周辺で何箇所も,それより確実に見通せる山頂があるのに(計算上ですが),それらを差し置いてこの山が「富士見山」と名づけられたのには何か由来があるかもしれないと思えるのです。 またBBS等で何かお分かりになったら教えていただけるとありがたいです。 カシミール3Dは素晴らしいと思います。50mメッシュ標高地図が使えるようになっていると思いますが,日本高密メッシュ標高セットをダウンロードして組み込むとより正確に計算できます。
お礼
BBSからの地元の方々のコメントや分析,ありがとうございました。 1893年以前に,実際に富士見山から富士山が見えたことがあった可能性はありそうですね。 ところでそれと別に気づいたのですが,この山の15kmほど南東に小富士山という443mの山があり,富士見山から見通せます。このことから名づけられた可能性もあるかなと思いました。 小富士山は富士見山より低いくらいでそれが見えても山景としてはどうということはありませんが,昔ノロシなど見通し通信上意味があったとすれば…。ただ,この両山にそういった役割があったような歴史はちょっと探したところではなさそうだし,やはり富士見山から本当の富士山が見えたと思いたいところです。