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持株会社制度を止める会社続出
コニカミノルタ・ホールディングスが2013年4月より持株会社傘下を合併して「コニカミノルタ」にするという。 最近、持株会社制度を止めて合併して一事業会社にする会社が増えている。 持株会社制度はうまくいかなかったのか?
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業績を分析した上での発言ではなくて、一昔前に某社社員とのやりとりを思い出したので書かせてもらいます。 私は、「ホールディングス」形式の会社経営なんてうまくいくハズがない、派で、彼はうまくいく派でした。 私の意見では、持ち株会社と傘下の事業会社の役割分担がうまくいくはずはないし、その結果、経営責任が曖昧になるに違いないと思ったからです。 事業会社を見ていない人間が机上で立てた経営戦略なぞ、生まれて1度も雪(現物)を見たことがないお役人様がたてた豪雪対策みたいなもので役立つはずがないのです。 事業会社にしてみれば、実情を知らない人間が寄越す通達に従って仕事をして、失敗したってホールディングス側の責任だというふうに感じますし、そう言うでしょう。責任を感じることなどない。 やりたい事業だって、ホールディングス側から禁止されれば不満が溜まるし、儲かるハズがないと思う分野に乗り出せと言われたってやる気がおきない。やる気がないことを強制されても失敗するに違いない。 逆にホールディングス側にしてみても、事業会社側が自分たちの指示に従わないのが悪い、と感じるだろうし、責任も取らないだろう。 で、うまく行くはずがない。 簡単に言うとそんな感じだから、「早晩再編成するだろうと思いますよ」と言ったのですが、意外と長持ちしていました。 事業会社に編成しなおす動きが広まるのかどうか分かりませんが、私的には「うまくいくはずがない」という考えは変わっていません。 コニカミノルタは、本当は合併したいところだったが、一方のメンツを潰さないようにとりあえずホールディングスをつくって2社がぶら下がる方式にしただけで、そろそろ合併して1社に戻す時期なのではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございました。 経営責任の曖昧さがうまくいかなかったんでしょうね。