戦前の日韓併合時代、日本は朝鮮半島南部を農業地帯、北部を工業地帯と位置づけて異なる開発方針を持っていました。南部が比較的温暖な気候なのに対して、北部が冷涼な気候だという気象条件の相違と北部が鉱工業資源に恵まれているのに対して、南部は全然恵まれていないといった違いがあったからです。
ところが皮肉なことに、親が育てたようには子は育たないとでもいおうか、戦後は逆に南部が工業国になって北部が農業国になってしまいました。
北朝鮮は主体農法で自給自足を目指しましたが、結局無理で鉱山採掘権を中国に売り渡し、石炭・鉄鉱石を鉄道でせっせと中国に運び込んで、その見返りに食糧支援を得たりしています。
韓国は工業化を目指したものの、鉱工業資源だけでなく水力資源にも恵まれていない。韓国の水力発電は1%の電力需要を賄えるかどうかという低水準です。日本が戦前から工業化できたのは空知炭田・筑豊炭田などの石炭や水力発電があったからです。一時期は水力発電で6割、石炭火力で4割の需要を賄うことができて何も輸入に頼らなくても電力需要を賄えたのです。そういう日本と比べれば韓国の工業化方針がどれだけ困難だったか分かる筈です。
そのように北朝鮮が農業化、韓国が工業化を目指したのは、戦前の日韓併合時代の全否定・反骨心・反発心があったからでしょう。
韓国の工業化は、そういう意地、矜持、意思の力で不可能を可能にしたといったことなのです。戦前、資本家が育っていなかった韓国は、朝鮮銀行の資産を接収し、海外出稼ぎ労働者や在日韓国人の仕送り、日韓基本条約による経済協力金によって、無理やり資本家を育てて工業化を目指したのです。
恥も外聞もない、なりふりかまわぬ野生のバイタリティみたいな韓国の活力は、日本もみならってもいいと思います。
韓国と付き合う必要などありません。うわっつらだけえへらえへらと愛想を振りまくことが仲良くすることではありません。
戦前・戦後の韓国の歴史を知ればよいだけのこと。しかし私以外に上記のようなことを回答できる人は日本には誰もいない。余りにも無知無関心すぎる。エキセントリックな韓国人の反日パフォーマンスばかり馬鹿マスコミに洗脳される人だけで誰も韓国そのものに興味を持っていないからです。
結局、親が育てたようには子は育たなかったが、それでも一人前に育ってくれたことは認めましょうよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ん~深いっすね!