マクロレンズも「標準マクロ」「中望遠マクロ」「望遠マクロ」と大きく分けて3つに分類されます。
標準マクロは複写や、テーブルフォトに向いています。
ただ、レンズ先端と被写体の距離が短くなるので、自分の影が被写体にかぶったりして、ライティングが思うようにいかない事もあります。
また、近接撮影では少しばかり頭でっかちになって、不自然に見えることもあります。
具体的に言うとEOS KissX5では30mm前後の物で製品的にはTOKINA AT-XM35 PRO DX35mmF2.8MACRO です。
中望遠マクロは、35mm版フルサイズで言うところの90~100mm相当のもので、キヤノン純正ではEF-S60mmF2.8MACRO、 SGMA MACRO70mmEX DG、 TAMRON SDAF60mmF2.8DiIIMACRO
立体感も自然で、レンズ先端から被写体までの距離も適当なので、光の当て方を工夫できます。
望遠マクロは同じく35mm換算で180mm~200mm程度です。
被写体から離れて撮影できるので、近づくと逃げてしまう昆虫などの撮影に向いています。
高い木の上の花の撮影などにも使えますが、ほんの少しの風でもブレるので撮影方技術が必要です。
純正では、EF100mmF2.8MACRO USM 、EF100mmF2.8L MACRO IS USM、シグマ・トキナー・タムロン等からも90~~100mmのものがあります。
あとは、実焦点距離が180mm程度で、フルサイズ用の望遠レンズとなります。
X5では270mmとなり、超望遠マクロとなります。
どのマクロレンズであっても、アップでの撮影はほんのわずかなカメラ(手)ブレも画質に大きく影響します。
一部のレンズには「手ぶれ補正機能」が搭載されていますが、あてにしているといつまでたっても鮮明な写真は撮れないでしょう。
まずは、しっかりした三脚とリモートケーブル(ワイヤレスでない方が使いやすい)も必要になります。
そのあたりまで考えて予算を決めなければなりません。
ちなみにご予算はレンズ本体又は全て込みでおいくらくらいを考えておられますか?