サーバーサイト側のコンテンツを状況に応じて動的に異なるサーバーサイトにミラーリングをする技術ですがいくつかの問題点もありました。
従来の動的ミラーリング方式は、ミラーリング時のコンテンツ転送、保存のオーバーヘッドが大きく、また、サーバ負荷最小化またはクライアントのレスポンス時間最小化のいずれかの観点のみで最適サーバ選択が行われるという問題点があったのです。
NECによる新技術ではこれらの問題点に対して、(i) アクセス頻度に応じて動的に作成されたコンテンツグループ単位でのミラーリングを行う方式(選択的ミラーリング方式)、(ii) サーバとクライアントの両者の性能改善を考慮したミラーサーバ選択アルゴリズム、を提案する。さらに性能評価によって、選択的ミラーリング方式により少ないディスク使用量でレスポンス時間とオリジンサーバ負荷を効率的に削減できることとともに、提案ミラーサーバ選択アルゴリズムがサーバ負荷とレスポンス時間の改善をバランスより両立をある程度可能にしたようです。
従来は、個々の目的ごとにProxyサーバのスイッチ機能が設定されたため、多種のメディアに対応するためにはメディアの種類別のProxyサーバを併用する必要がありました。提案する新技術は、これらメディア別のProxyサーバ機能を統合し、1台のルータで多種のメディアへのアクセスを快適に実現できるようにしたものでした。
また、通常は自作では厳しいのではないかと思いますが、radioradioの場合は可能かも?しれませんね。