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祝・安倍総裁で、どのような変化が予想されますか?
◇株価・為替は? ◇自民党の主要人事は「副総裁・幹事長・政調会長・総務会長・国対委員長」 ◇シャドウキャビネットの主要閣僚案 ◇3党合意の行方 ◇日中関係、日韓関係
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>祝・安倍総裁で、どのような変化が予想されますか? 今回の総裁選の結末は、時計の針を進めるのでも戻すのでもなく、四方丸く収まる安倍新総裁の誕生という、絶妙の落としどころとなった点が極めて興味深い。 即ち脱派閥を旨とする石破氏の落選に派閥の領袖クラスは安堵し、当の石破氏は第2位しかも突出した地方票を獲得した事で、自他共に認める次回以降の総裁候補に急浮上、一方に於いて派閥の領袖クラスに推された石原氏が惨敗した事に依り、旧態依然たる派閥政治という印象を聊かなりとも薄める事が出来、「次期総選挙に於ける自民党の顔として、果たして安倍晋三氏が適当か?」という点を除けば、落ち着くところに落ち着いたという印象です。 尚議員票が石破氏ではなく安倍氏に傾いた理由として、派閥の領袖クラス及び党内長老議員が有する脱派閥を掲げる石破氏への拒否反応、並びに離党経験・派閥飛び出しに対する批判票である事が先ず1点。 尚安倍氏とて町村派内から派閥の論理を無視して立候補したが、彼の持つ保守本流の中枢に位置する名門の出自が、少なくともさほどの無茶はしないであろうという安堵感を齎したのでしょう。 次いで、自民党及びその周辺居住者の最大関心事は当然の事ながら政権の奪回にあるのだが、恐らく次回総選挙で自民或いは自公で過半数に達しないという読みが党内にある事、依ってその補完勢力として日本維新の会との連携を念頭に置き、そのパイプを有する安倍氏に対する期待票であろうかと。 因みに日本維新の会の橋下氏は、以前から300小選挙区の全てに候補者を立てると明言しているが、安倍新総裁の誕生で若干の軌道修正を行い、或いは選挙協力に持ち込めるという期待感があるかも知れない。 >◇株価・為替は? 将来の事は分からないが、少なくとも現状は野党第1党のトップ人事に過ぎない訳で、外国の投機筋は当面様子見でしょうから、株価・為替への影響は恐らくないものと。 >◇自民党の主要人事は「副総裁・幹事長・政調会長・総務会長・国対委員長」 圧倒的な党員票を獲得した石破氏は政策的にも新総裁と近い、依って幹事長・政調会長のどちらかで起用せざるを得ないでしょう。 また麻生派・高村派は合わせて19票でしかない小派閥であるが、その両派閥が今回の安倍氏圧勝劇に果した役割は実に大きい、依ってその論功行賞として、近々合併が噂される両派閥の中から3役ポストの1つ(総務会長辺りか?)、それでなければ大島氏の副総裁留任。 ところで側近中の側近である菅義偉氏を今回は重用したいところ、政権の座に就けば恐らく官房長官の最有力候補と思われるが、今使うとすれば国体委員長でしょうか? >◇3党合意の行方 社会保障との一体改革はともかくとして、消費税増税は明らかに自民党の本音でもあり、その点は遵守の方向でしょうが、次期国会で野田内閣を解散に追い込めるか否かが安倍新総裁最初の試金石、谷垣氏以上に早期解散の履行を迫る事になるでしょう。 >◇日中関係、日韓関係 タカ派イメージが現状安倍氏の生命線、依って対中国・対韓国共に軽々に軟化的発言には到れないであろうが、思い出して頂きたいのが前回の総理就任直後の事です。 前任者である小泉元総理が余りに安易に対米追従・中国軽視に走った為、その後の歴代総理はその尻拭き即ち日中関係の改善に四苦八苦したが、安倍氏が総理就任後最初の訪問国として選んだのが、当時日本との関係が冷え切っていた中国であり、それに依り日中関係は若干の好転を見せたという事実から察するに、タカ派イメージだけではない外交に於ける柔軟性は弁えている由。 但し一方に於いて、彼の祖父に当たる故岸信介元首相が親韓派の巨魁であり、常に巨額のリベートの噂が絶えなかった事を想起すれば、対韓路線には多少のクエッションマークを付けざるを得ないが。
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- mokomoko21wanko
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頭、あまりよくないので、難しい事はわかりませんが、 とりあえず、北朝鮮の拉致されている日本人の方々を早く救ってあげて欲しい・・・。 と思います。 ですので、◇日韓関係 でしょうか・・・・。
お礼
そうですね、国民の安全安心安寧は基本の基本ですからね。 一貫した拉致問題への取り組み、戦後レジームからの脱却(自虐史観からの脱皮と憲法改正への歩み)、本質的&本物の政権運営(法案の立案と遂行)を期待したい。
- rikukoro2
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安倍氏は、来年の日銀総裁・副総裁の任期切れに関して、「積極的なデフレ対策」を進めてくれる人を選びたいとしていました。又、20日には、総裁選の街頭演説に於いて「3%の緩やかなインフレの実現」と言及していましたので、もし、それを本気で推進するとすれば、相当、積極的な緩和策を日銀に求める事となります。 更に、先日テレビ番組で、日銀に「雇用の最大化と云う『使命』を与えたい」と述べていたそうですから、FRBに近づける様、法改正も考えている様ですね。 一方、消費税の引き上げに関する、所謂、「3党合意」に対しては、は批判的であり、「デフレ下での消費税率引き上げには反対」とも仰っていましたから、債券相場には売り圧力が、ややかかり易くなり、これも、経済にはよい影響を与えると思います。 ただ問題としては中国の行方です 10月 中国では中国共産党第全国代表大会が行われます。 中国共産党は、その頂点に中央委員会の総書記、その並列直下に中央軍事委員会があり、現在は胡錦濤 がそれらを掌握しております。 そしてその中央委員会の下に中央政治局常務委員会があり、最初は序列2位だった呉邦国、汚職疑惑で有名な賈慶林などの9人 が属しています。次に総書記となる習近平は、常務委員になった当初は序列6位であまり目立つ存在ではありませんでしたが、現在は尖閣諸島問題を裏で画策していると言われるぐらい強硬派 の実力者になったそうです。 彼は愛国的な強硬派と知られています。彼はウルムチ虐殺事件の当事者でもあります あの事件では、ウイグル人住民が漢族住民および武装警察と衝突し、中国当局の発表(2009年7月19日現在)では、死者197名、負傷者1,721名に上る犠牲者とあります 一方、亡命ウイグル人組織の世界ウイグル会議の発表(2009年7月10日現在)で、中国当局や漢族の攻撃により殺されたウイグル人は最大3,000人と発表している なので日本と中国お互い強硬派ですので地政学的リスクはかなり高まると思います。 さらに中国は自国の大きなマーケットであるユーロ圏が景気後退で、また中国内部では蟻族(高学歴なのに思った通り に高い給料のとれる仕事に就けない若年層)問題で苦しみ、貧富の差は大きくなる一方で、そして日本を含む多数の国々との領土問題を抱え込 んでいるような状況です。今回の半日デモ、いや暴動で更に中国は、海外からの投資リスクを露呈させていますから、世界経済後退を考慮に入 れると、今年後半中国の経済成長はさらに衰えてくると考えられます。 中国は国内不満の解消口として毎回反日運動としてその矛先を向けてきますので安部でちょうど外交的にはちょうどよかったと思います
お礼
詳細に分かり易くお教え願いまして、大変、参考に成ります。 じっくりと読ませていただき、さらには検索する上でのヒントにも活用したいと思います。 心より感謝とお礼を申し上げます。
お礼
的確な解説と考察をお教え頂き、誠にありがとうございます。 お陰様で、彼の魅力や与件、期待と留意点が良く分かり、大変、参考に成りました。 心より感謝とお礼を申し上げます。 <私の感慨・独り言> 将来のリーダー&総理にしたい人物として、彼が官房副長官就任の頃から注目&期待して来た私も、当時、スピードが早過ぎる(準備・経験・ブレーン未熟)との懸念を持っておりましたが、病気とは言え挫折・辞任も早過ぎた。 総理総裁辞任、その後の5年余のある種の自粛・お詫びの年月とオーバーホールによる心身の健康回復。 やり残した事柄、ビジョンの遂行、恩返しの意味と意欲と余人を以て代え難しの内に秘めたる自負が彼を更に成長・熟成させ一回り大きな人物、人間的に挫折を知っての深み優しさのある政策&ビジョンを齎し与件を持って再出発させるのだと思います。