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原発ゼロは正論か?本当に大丈夫?
- 近年の政治屋による原発問題への発言が極端すぎるのではないかという疑問があります。
- 再生可能エネルギーへの移行を進めるにしても、国民的な議論をする必要があるでしょう。
- 一方で、エネルギー転換には時間がかかり、国力の低下や産業の空洞化が懸念されます。
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先日新聞の記事を読んでいて知ったのですが、原発ゼロではない場合、今後新規の原発の建設の必要があるそうです。 ・・・無理じゃない?少なくとも、東京電力が失った福島第一原発のぶんを補てんする新しい原発を建設できると思いますか。仮につくるとしてもどこに作るんでしょうか。福島県は絶対無理。新潟県だって無理でしょう。そもそも「関東の人間の電気のためになんで圏外の地域がリスクを負わなければならないんだ。作りたいなら、関東に作れ」といわれたら反論できないと思います。でも千葉県や茨城県に原発作ることに都民は耐えられますかね? 福島第二原発は東電は使いたいといっているけど、福島県は廃炉にしろといっています。これも都民としては「電気が足りねーんだよ。再稼働させろ」とは、ちょっと、いえない。 静岡県の浜岡原発なんてもう建設から40年!が経っていて、もう廃炉を考えないといけません。では、それを補てんする新しい原発は?仮に静岡県内に作るとしてもどこの自治体と住民が「ウチの近くに作ってもいいよ」っていってくれるでしょうか。 現実問題として、あくまで個人的意見ですが原発というのはもう詰んでいると思います。「あなたの町に原発を作らせてください」といっていいよという町なんてどこにあるでしょう?仮にそうしようとするなら相当なバラマキをしなきゃいけないし、それは建設コストとして跳ね返ります。 それと、前述の浜岡原発を始めとして老朽化した原発がぼちぼち出てくるのですが、廃炉作業をしたときに出る膨大な「高レベル核廃棄物」をどこに処分するかがまったく決まっていません。青森県の六ヶ所村は「再処理工場」です。 そもそも、福島第一原発から出る膨大な「高レベル核廃棄物」をどこに最終処分するかがメドの立てようもありません。え?福島第一原発の跡地でいいじゃないかって?そうすると、双葉町を始めあの地域はほんの2万年ほど立ち入り禁止区域になりますが、それを地元の人の前でいえますかね? 原発再稼働もエネルギー問題もいいけどさ、目下の大問題は「福島第一原発の後処理をどうするか」でしょう?それに対する提案もないままに「エネルギーが足りませんから原発再稼働」もないもんだと思いますよ。それとももう東日本大震災のような大震災は起こらないとでも?震災後、富士山も含めた国内の10以上の火山が活動を活発にしたのに。幕末には安政大地震を始めとしてわずか数年の間に大規模地震が全国で相次いで起こったんですぜ。 ただし、「今日から原発ゼロ」は現実的ではないと思います。でも、もう国内で新しい原発を作るのは極めて難しいのではないかと思います。廃炉もできない(廃棄物を捨てる場所がない)、新しいのも作れない。これを世間では「詰んだ」というのではないかと。
お礼
一度飛んだら着陸不可能なシステム。 原発のシステム自体に無理がありますね。 回答ありがとうございました。