USB延長ケーブルのところに書いているMSD対応の話であれば
そこに注釈されている通り、USBメモリーだけが対応しているくらいに思っていいです。
PCでのUSB-MSD対応というものは
USBという規格の、ハードウェア仕様を満たしているのであれば
ハードウェア的にはMSDにも対応しています。
そして、実際には、それを使うためには
USBハードウェアを管理している、OSの対応の問題となります。
とはいえ、MSDは基本的な機能といっていいものなので
WindowsXP,Vista,7,8,MacOSX,デスクトップLinuxなどのOSでは対応しているのが普通です。
USB-MSDという基本的な規格は、主にUSBメモリーとUSB-HDDで使われているものですが
Windowsなどでは、基本的にUSBメモリーとUSB-HDDを区別して処理します。
(デスクトップLinuxでは、基本的に区別されず、普通にパーティション分割や任意のファイルシステムで使われます)
Windowsでは、普通の操作をすると、USBメモリーではパーティション分割ができず、MVH-370 MVH-370は
それを前提としています。また、USBメモリーではFATファイルシステムが基本と言えるので
そうであることが対応条件のはずです。
USB-HDDではWindowsでもNTFSで使われることが多くなっていますし
そもそも、WindowsではUSB-HDDをパーティション分割せずに利用することができない気がします。
*パーティション分割したMSD機器は非対応と明記されています。
(Windows以外のOSの場合はどうだか知りません。実験したことがありません)
また、Linuxではext3,xfsなどでの利用が多いと思いますし、HDDレコーダーなどのデジタル家電や
一部のNAS製品に接続されたHDDも、xfsが使われていることがあります。
MacOSXではHFS+やUFSなどで使われるでしょう。
そういったものを、MVH-370 MVH-370がすべて対応するという事は無いんじゃないかと思います。
(これはカタログには明示的に書かれていないかもしれません)
なお、携帯電話や携帯オーディオ機器、デジタルカメラなど、いろんな機器が
USB接続でUSB-MSDとして動作、あるいは選択的に動作させられるようになっています。
おもにWindowsとの互換性のために、ここではFATが使われるのが普通です。
ですが、USB-MSDとして見た場合に
パーティション分割されているように見えるかどうかは、個々の機器の仕様によります。
この点についてはカタログ等にも書かれていないかもしれません。
内部的には、分割されているほうが一般的だと思いますが
MSDとして、対外的に分割されているように見えるかどうかは別問題です。
また、Windowsに接続して、それを確認できるかどうかは知りません。
たぶんディスクの管理などから確認できると思います。
Linux系OSでは、fdisk -lなどのコマンドでも確認できます。
お礼
大変詳しい説明ありがとうございます。 今後の勉強の際に役立てさせていただきます。