懐かしいですね。
ラストの方だけ少し・・・
硬質化ウイルスによって人類の15%が亡くなってから20年後の世界、人類はその傷から復興を始めていたわけですが、主人公エリヤの父と母が子供の頃に暮らしていた研究所のある島に謎の巨大な天高くそびえる結晶体が出現します。
そして宇宙より謎の高エネルギー体「高重力バブル」が地球と月の間に飛来します。
地球の結晶体は硬質化した人の情報を取り込み、その情報を光に乗せて高重力バブルへ向け発射するレーザー発信器の役割をするものでした。
作品内の説明では簡単に言えば、高重力バブルは卵子であり、結晶体から放たれた情報は精子であり、それにより新たな宇宙が作られると・・・そして新たな宇宙は相転移により現在の宇宙より切り離されます。
現在の親宇宙が子宇宙を生み出すというお話しでした。
そういう話でして、地球は無事で残った人類もそのまま生きていくという事でして・・・新宇宙はどこかに行ってしまったと・・・
まあ。壮大でしたね。
最初に読み始めた時はラストが新たな宇宙の誕生なんて思いつきもしませんでした。
そしてラストでは・・・
その新たな宇宙の誕生事件から3年、地球の人類はそのままの生活をしてるわけでして・・・相も変わらず内戦があったり難民が出ています。
新地球連邦政府の新議長が演説してました。
「命の目的が子孫を残して死ぬ事だとするのなら新しい宇宙を創ってしまった人類は最早、種としての目的を果たしてしまった。つまり人類は老衰期に入ったのではないか?・・・(中略)・・・しかし、それでも人類は現在も子を生み育てている。・・・未来が存在する限り、我々にはこれからも人類社会を発展させ成長させる義務がある」
と・・・そんな世界にエリヤとミリアムは生きているようです。
エリヤとミリアムの関係ははっきりとは説明されていませんが、エリヤと子供を抱いたミリアムがエリヤの父、母、姉の眠るお墓に墓参りに来ているシーンがあります。
だからエリヤとミリアムは結婚して子供ができたのではないかと・・・
お礼
わ~、丁寧なご説明ありがとうございます! ミリアムとエリヤの間には子供ができたんですね。亡くなる人がとても多かった漫画だった印象があるので、好きなキャラクターだった彼女が死なずに生き延びて、幸せになっているようで、とても嬉しいです。 そして、新しい宇宙…すごい規模の大きなラストになってしまったんですね… ここしばらく、ずっと気になっていたので、ご回答いただけてすっきりしました。本当にありがとうございます。