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つくばエクスプレス
この鉄道は新規に開業した民鉄ではかなり距離のある鉄道ですね。 それで、この鉄道は途中から交流電化だと聞きました。 一つ疑問なのは、なぜ部分的に交流電化なのでしょうか? 全線交流、または全線直流では何かマズイことがあるのでしょうか? あと、私鉄(民鉄)で交流電化の鉄道は他に何所がありますか? 元々JRの区間だった鉄道は除きます。
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地磁気研究所が近いために 交流電化となりました http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E8%B1%A1%E5%BA%81%E5%9C%B0%E7%A3%81%E6%B0%97%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E6%89%80 なのになぜ全部交流ではなく南半分が直流になってるかというと 秋葉原からしばらくのトンネル区間で交流電化とするとトンネルの断面積が大きくなってしまい建設費がとても増えるからです。
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- こげ まぐろ(@koge-magu)
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首都圏の私鉄で電車運転士をしております。 >一つ疑問なのは、なぜ部分的に交流電化なのでしょうか? 茨城県柿岡の地磁気観測所がある為です。 電線に電気を流すと磁界が発生します。 交流の場合はプラスマイナスが行ったり来たりとなるので影響がないのですが、直流の場合は一定方向に電流が流れます。1500Vもの電圧です。そこに磁界が発生し地磁気に影響を及ぼします。地磁気観測は長期的な観測行うからこそ、そのデーターが貴重なモノとなります。 その為、地磁気観測所の影響を及ぼす恐れのあるエリアは、交流電化となっています。 これは、近辺のJR常磐線や水戸線が交流電化になるのも、関東鉄道が非電化なのも、上記が理由になります。 >全線交流、または全線直流では何かマズイことがあるのでしょうか? 全線交流電化にするのがシンプルなのですが、やはりコレも問題があります。 ○変電所設備は直流電化より簡素化が図れますが、車両構造が複雑になり高価になってしまいます。 ○交流2万ボルトと高い電圧ゆえ、近づいただけで感電します。その為電気が変な所に流れないようにするため絶縁対策が重要となります。その一つがトンネルの断面の大型化です。 コストを鑑み、東京に近く運行本数が多い区間(守谷まで)は直流電化でトンネル建築のコスト削減や絶縁対策を取り易くし、また、守谷までの区間列車には直流電化区間しか走れない車両を作る事でコストを削減、守谷以遠につきましては交直流車を使う事で問題を解決しています。 元々JRだった阿武隈急行や、JRと極力同一に建設された仙台空港鉄道以外ですと、 「ゆりかもめ」などの新交通システムになります。
お礼
ご説明ありがとうございます。 お話は分かりますが、運用、コスト面などは、必ずしも現状がベストの選択だとは思いません。 特に車両構造が複雑になるとか、絶縁対策の問題など、新幹線でも同じです。 新しく開業してしかも仮に将来延長ももくろむなら、やはり全線交流電化にすべきだったのではないでしょうか?
- RTO
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追伸 私鉄での交流電化の例 つくばExp 仙台空港線 あとは 阿武隈急行 国鉄時代は非電化、第三セクター移管後に交流電化 ケーブルカーの動力が交流でも 交流電化とはわざわざ言わないので除外します
お礼
追伸ありがとうございます。
お礼
大変よくわかりました。ありがとうございます。