ごく個人的な感想なので、真に受けないで欲しい話ですが、
運動をすれば快感物質であるドーパミンが出、
気分が晴れ、足に溜まったリンパや血液などが循環し、
足に溜まったリンパや血液などから来る不調、
不調からの不快感、不快感から気分が沈むという連鎖は
軽減はされると思います。
汗と共に体内の老廃物も排出されますし、
書ききれないほどの小さな小さな効果が複数出ているでしょう。
しかし、
>つまり、うつ病から脱するにはこういう競技の方が効果的かなと
>思ったのですが、そんなに都合よく事は運ぶものなのでしょうか。
恐らくそう都合よくは事は運ばないでしょう。
元々運動に対して、コンプレックスや苦手意識があるから、
体を動かさなくなったり、
運動をする事で疲れて勉強に集中できなくなった とか
汗の管理に失敗して風邪をひきやすい とか
着替えるのが面倒。汗で体が冷えるのが嫌。疲労が激しい。等々
心理的な苦手意識、身体的な苦手意識があってこその、
運動からの回避です。
「はい。あなたはうつですから運動して直しましょうね。」
と単純に言っても、ほとんどの人は聞き入れないでしょう。
ちゃんとした説明をし、理解させ、メリットを提示し、
継続できる生活習慣を構築する手法まで
しっかり全てケアをして、良くて1~3割くらいが継続するとか
その程度になるのではないかと思います。
単に口頭で伝えるだけなら
1%も効果は無いのではないかと思います。
>また、対人競技としてオセロや将棋、囲碁なんかはどうなんでしょう。
うつの人に頭脳ゲームをやらせても、
負けた瞬間自分に自己嫌悪して即やめませんか?
元からそれに向いているほんの数%の人にのみ有効で、
それ以外の人には、スポーツをさせ始めるよりも
難易度が高い取り組みだと思います。
>対人競技
この点で言うと、
昨今オンラインの無料の対人ゲームが増えて来ていますね。
もちろんネットでのオセロや将棋、囲碁もありますが、
そうではなく銃で撃ち合うなどのゲームですが。
ああしたゲームでも対人的な刺激、興奮は得られる様で、
うつからは若干遠ざかるのではないか とは思えます。
ただし
「人と競い合う人は、他人を貶し人間が暴力的になる」
躁鬱でいう 躁 の状態を明らかに助長していますね。
これはスポーツに関しても言える事ですね。
・自分の思った様に自分がプレイできなかった。
・仲間が自分を十分にサポートしてくれなかった。
・仲間が自分をサポートしようとしなかった。
時に自分の所為なのに他人の所為にする
惨めで愚かな罵声が頻繁に飛び交います。
プロアスリートやプロスポーツ選手に対しても
自分ができもしない癖に口だけは凄い人は山ほど居ますよね。
個人で行う運動ではそうした悪影響は少ない様ですが、
人と勝敗を競う集団競技の場合、
躁 の部分を強める効果が有る事は否めないと思います。
元々性格が攻撃的でなく、
人を傷つけるより静かに暮らしたくて
結果うつになっている人に対して、
躁 の刺激を与えると、
「そんな事で悦びなど感じたくない」
と拒絶する人も2~3割は現れると思います。
それと。これは少し脱線でもありますが、
スポーツを行うと、
アドレナリンが出て体を急激に動かせる状態へ向かわせる反面、
冷静さ、深い思考をうながすホルモンの分泌が低下し、
原始的な判断、生存、攻撃などが促される様です。
個人個人の、脳の能力差が大きいので例外もありますが、
運動ばかりしている場合、
・冷静に深く物事を考える力が育たない。
・悩まずに済む。
・運動で快楽を得て悩みを解消する。
という長年の生活習慣そのものが、
うつ病になり難い前提を作っている
とも言えるのかもしれません。
既に物事を深く考えてしまう習慣を持ち、
苦手意識を沢山抱えその中に運動も入っている人に対して、
長年の生活習慣の結果であるうつの少なさを
取り込もうとしても、
あまり期待するほどの効果は得られないのではないか?
と私個人は思います。
対人競技ではなく、ウォーキングやジムトレーニングなど、
その人その人の精神状態が受け入れやすい運動について、
メリットを説明し、生活習慣に取り入れさせて行くのであれば、
有効な治療の一種として社会に根付く日も来るかもしれない
とも思います。
私の考えは以上です。
長文失礼しました。
お礼
ご回答有り難うございます。 色々な方を見てこられた方だと思います。 なかなか難しい問題みたいですね。 よくサインバルタがロケットとか言われているので、 何か点火剤みたいなのが利くのかと思ったのです。 それが闘争心でスポーツがてっとり早いのではないかと思ったのです。 かくいう私も無気力ながら継続していたら、いつしか闘争心が芽生えて 元の状態に戻ることに成功したからです。 で他の方の役に立てられるかなと思ったのですけど 余計なことはしない方がいいみたいですね。