それは貴方だよ。
彼の対応の問題だけではない。
貴方自身が向き合っている貴方自身の問題。
不安定な彼と付き合いながら、
「同時」に不安定な自分自身とも付き合っていく。
今の貴方。
ただね、
貴方と彼はもう付き合って「いる」んだよ。
自信があるとか無いとか。
既にそういう部分をクリアしたからこそ、
二人はお付き合いを始めているんだよ。
貴方には彼が「いる」。
その当たり前の現実にもっと丁寧な目線を送らないと。
今の貴方は付き合えた喜びよりも、
悩む事で交際を埋めてしまっているよ?
貴方が全然活き活きしていない。
敢えて不安感の方にばかり目を向けているから。
それでは彼も交際を楽しめない。
誰も貴方に交際しろ、なんて頼んでいない。
ましてや貴方に悩めなんて誰も言っていない。
実は自分で分かっている部分。
彼の事が好きだからこそ、
好きな彼の「全て」を知りたくて仕方が無い貴方。
そして、その作業を急ぐ貴方。
彼の過去を余すところなく知る事で、
なるべく隙間の少ない関係になりたい貴方。
貴方は自分に自信が無いという。
その「隙間」が、
貴方にとっての不安に繋がる事が怖い。
特に過去の異性関係とか、
以前の彼女はどういう人で、どういう風に付き合ってきたとか。
知ってどうなる訳でも無いんだよ、実は。
過去を知る事で安心できるどころか、
自分の「知らない」彼を知る事で不安を「増やしている」貴方。
当然全部を知る事なんて出来ない。
詳細に語れる事もあれば、語れない、語りたくない事もあるから。
たとえ彼女であってもね。
過去は過去。
今に持ち出してあれこれ言う事で、
ニュアンスが変わってしまう事もある。
そして一部分「だけ」を伝えても分からない事がある。
だからこそ、
貴方の彼は時に曖昧な対応をするんだよ。
捉え方、光の当て方に拠って変わるから。
うまく言えない事は言わない彼。
嘘をつくつかない、というよりも。
部分的に語れる事と、語れない事があるでしょ?
正直彼は、
貴方の質問なり、
過去の探求がたまに面倒になるんだよ。
今をシンプルに付き合いたいのに。
貴方は過去を知りたい欲で力んでいる。
そういう貴方に対して多少面倒さを感じた彼は、
早くその場をやり過ごす為の曖昧な返答をする。
でも、
貴方はその返答を「ハッキリ」覚えている。
その後その返答を彼に再確認すると、
その場しのぎだった彼には覚えがない。
貴方からすれば言っている事が「違う」と。
凄く凄く不安になるんだよね?
今の、彼の元カノと自分との比較にしても。
貴方が自分で進んでやっている事。
彼の過去を知りたい欲が強い事が、
結果的に彼の交際相手までも「今」に浮上させてきて、
自信の無い自分と「わざわざ」天秤に掛ける作業をして、
自分の方が・・・と自ら寂しい気持ちになる。
それはもう貴方の問題。
彼は「今」の貴方を好きになって、
「今」の貴方と交際しているつもり。
それに対して、
貴方が余りにも彼を大きく大きく受け止めようとして。
それを二人の交際の積み重ねよりも「急ぐ」ようにやろうとしたら。
一番大事な「今」の関係が不安定になる。
貴方の容姿の問題に関係なく、
心地良さを失った関係は続かないんだよ?
自分に自信が無いと思うなら、
むしろ貴方が積極的にプロデュースしていけるのは、
貴方と過ごす時間の「心地良さ」なんじゃないの?
今の自分の容姿に必要「以上」の評価を求めるよりも、
貴方と過ごす時間がやっぱり一番だと。
貴方と繋がっているだけで気持ちが安らぐと。
肩肘張らずに自分らしく繋がっていけると。
そういう貴方を伝えていく事なんじゃない?
貴方もパートナーなんだよ。
関係の担い手なんだよ。
心地良さの担い手なんだよ。
自分の問題に絡まり「過ぎ」ると、
大事な彼を置いていってしまうよ?
だからこそ大事なのが、
「今」ある二人の関係性をシンプルに楽しみながら、
「今」という丁寧な時間の積み重ねの中で、
「二人」としての充実を図る事なんだよね?
それ以上も以下も無いんだよ。
急がない。焦らない。一日分は一日分。
貴方の漠然とした不安感は、
二人の積み重ねの中で少しずつケアされていくもの。
そして、
お互いに好き同士だけど「違い」もある。
心地良く受け止め合える部分もあれば、
初めて感じる部分や捉えにくい部分もある。
でも、
そこ「だけ」を意識するのではなくて。
相手「全体」として受け止めていく中で、
理解しにくい部分は少しずつ理解していけば良い。
お互いの違いも少しずつ理解していけば良い。
お互いに不完全同士でしょ?
それが「出来る」のが付き合っている、特別な二人なんだよ?
悩む為に交際してもつまらない。
もっともっともっともっと身軽な貴方を大切にね☆