ANo.2です。
お礼いただきありがとうございます。
>職員さんが一番儲けているはずでは?と。
証券会社は典型的な手数料ビジネスです。
お客さんに売ったり買ったりしてもらうことで利益が出ます。
株以外の商品でよく知られているのが「投資信託」などの商品です。店頭で買うと購入手数料が高く、「信託報酬」という毎年かかる費用もものによっては数%かかります。
それが証券会社や運用会社の収入になるわけです。
たとえば募集規模100億円程度の投資信託でも販売手数料3%で3億円、3%の信託報酬でさらに年間3億円の手数料収入になります。(投信一本で。)
>その優待券を売った株主のお買い上げ額になるのかちょっと疑問です。
申し訳ありません。
優待そのものについてはあまり詳しくありません。
>権利確定日というのが、店員さんの話でいう3月28日に決算?総会?のことだったのでしょうか。
株は日々売買されている(株主が変わっている)ので、年1回とか2回というように決めて、その日に株主名簿に載っている人を株主とするというようになっています。
※ちなみに、三越は3/27までに購入しないと次は9月です。
その仕組みを利用して「優待タダ取り」などということも行われています。
株と優待に詳しくなると誰でも考えることなので「タダ取り」という程に美味しいわけではありません。
それなりに手間とコストがかかりますし、仕組みを熟知していないとよくわからず損することもあります。
どのみち興味を持たれると思いますのでリンクを貼っておきます。
(ちなみに、わたしは一切やっていません。)
『株主優待タダ取り研究会』
http://tadaken.web.infoseek.co.jp/index.html
>今買っても優待券が届いて使えるようになるのが、7月からだと聞きました。
6月下旬発送、有効期限12月末となっていますね。
http://www.imhds.co.jp/ir/stockholder/preferential.html
>株は、買い時とか売り時とかもまったくわからないですが、三越ならそうそう下落するとかなさそうな気がします。
絶対潰れない銀行預金みたいな株と言われていたのが「東電」です。
もっとも潰れてはいませんが配当は期待できないでしょうね。
個別株を買う以上、万一大きく減っても困らない範囲にしておくのが賢明です。
【9501】東京電力(株)
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9501.T&ct=z&t=ay&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130,s&a=v
>100株で95100円、10パーセント引きで30000円お得なら、やっぱりオークションの優待券より良い気も
遊ばせているお金があるなら優待や配当目的の株式投資は悪くないと思います。
>ところでもしご存知でしたら、今は買い時の時期か教えてくださいませ。
それが分かれば借金してでも株を買うんですけれどね~。
もちろん、決算書の数字などを元にした分析もされていますが、現在の株価を理論的に説明することは難しいです。
なぜかといえば株の値段の決まり方自体が理論的ではないからです。
株の値段は誰が決めるわけでもなく、売りたい人と買いたい人の注文がバランスしたところで値段が決まります。
ですから買いたい人がいなければどこまででも下がっていきますし、人気が出ればどこまででも上がっていきます。
実に単純明快です。
ただし、単純なのと簡単なのは違います。
簡単ならそれこそ証券会社は自分で株の売買だけやっていれば済んでしまいます。
※なお、証券会社も注文の取次以外にデイトレみたいなこともやっていますが、それで食っている(会社を支えている)ような証券会社はありません。
くどくど書きましたがつまりは私にもわからないということです。
あしからずご了承ください。
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なお、売ったり買ったりが目的でない場合は「配当利回り」というものを目安にするのも良いです。
たとえば、1,000円の株で10円の配当なら利回り1%、売る気がなければその後値下がりしても配当がそのまま、あるいは多くなれば問題ないわけです。(もっとも、業績が悪いと配当も減ったりしますがそれが株式投資というものです。)
株主優待の10%割引を確実に使うなら配当と同様に考えてもいいのではないでしょうか?
95,100円の投資で30,000円ですから利回り32%です。
ただし、10倍の1,000株買っても優待は10倍にならないのでご注意。
951,000円で100,000円なので11%に下がります。
それでも「対象株主様の確定日に300株以上をご所有の株主様で、2年以上の継続所有株主様は、ご利用限度額が2倍となります。」という特典がありますので長く持つなら利回りは上がります。
持株数で計算した優待の利回り(のようなもの)は以下のようになります。
100株以上:32%
300株以上:14%(28%)
500株以上:11%(21%)
1,000株以上:11%(21%)
3,000株以上:5%(11%)
5,000株以上:4%(8%)
10,000株以上:3%(6%)
※カッコ内は2年経過後
銀行預金が1%にも満たないのを考えると3%でもなかなかのものです。(もっとも、買い物代金の9割は自腹ですから、お金は増えませんが。。)
ちなみに、今後も優待が同じように続くかどうかは分かりません。(それも株式投資です。)
(参考)
『証券会社(1)証券会社の業務』
http://www.findai.com/yogo/0009.htm
『相次ぐ中小証券ディーリング部門の縮小・閉鎖、売買代金減少や高速取引で業績悪化』
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK049936720110902
※不明点、間違いなどありましたらご指摘ください。
お礼
大変参考になりました。ありがとうございました。