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昔の絵本の様子について
私は現在、さわり程度ですが絵本について勉強しています。 そこでちょっと疑問に感じた事があります。 (1)現在でもベストセラーになっている絵本って、60~70年代に出版されたものが多いように感じます。 それは何故なんでしょう? (2)それ以前の絵本(~50年代)はいったいどのような感じだったのでしょう? (3)70年代に絵本ブームがあったと聞きましたが、詳細をご存知の方はいらっしゃいませんか? 文献を読めば分かるかもしれないのですが、なるべく早く知りたい諸事情がありまして… どうかお力をお貸し頂ければと思います。 よろしくお願いします。
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- fedotov
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日本の出版界は大戦中の戦時下、物資不足で 印刷用紙が戦時統制され、出版社も200社程度 に統合・整理されていました。 統制が解かれると出版社が急増した為、用紙不足 は改善せず、1951年5月まで業界団体が用紙の 割り当て業務をしていました。 www.jbpa.or.jp/nenshi/pdf/p266-271.pdf 福音館書店の設立は1952年ですが、1951年の 紙の統制割り当てが解除され、絵本を作るための紙が 自由に入手できるようになった事と無関係ではないと 思います。 また、古い本はわら半紙のような茶色で紙質が悪く、 中の挿絵も白黒で印刷が粗かったです。 朝鮮戦争特需以降の高度成長期の設備投資で、 紙質が良くなり、60年代半ばに印刷機の性能・印刷 品質も、それ以前に比べ格段に向上しました。 絵本にとって、紙質・印刷品質は大切な要素なので、 70年代に絵本ブームになったのは、その頃になって 絵本の大量生産が可能になったという事だと思います。
子供だったので絵本ブームのことはよく知りませんが、 70年代に「詩とメルヘン」という月刊公募誌が出て結構人気があったと思います。 2003年ごろ廃刊になったようですが。
お礼
詩とメルヘンは中学生の頃購読していました!そんなに以前からあったんですね (余談ですが、現在は「詩とファンタジー」として復活してるみたいですね^^) それも絵本ブームに影響しているということなんでしょうかね。。。 ありがとうございました。