バッテリーターミナルにはボルトので締め付ける為の切り込みがボルトの入っている部分に(軽自動車用の一部のバッテリーのようにバッテリー側の端子にボルトを通すタイプは別)あるでしょう。プライヤーなどでターミナルをバッテリーから外し、この部分でボルトを金鋸で切断してしまえば簡単に抜けます。それからボルトは通常の鉄にメッキを施した物を使用するのは避けた方がいいでしょう。バッテリー端子用のボルトは銅や砲金に厚くアンチモンなどのメッキをかけた物が使用されていますが、これは耐腐食性を考えてのことです。
できれば端子ごと交換しては如何でしょうか?ナットの頭が摩滅(緩めるのに失敗してなめてしまったのなら別ですが)するほど、腐食が進んでいるなら、端子自体も交換時期でしょう。圧着式の端子は専用の工具がないと交換できませんが、スピードターミナルと呼ばれるねじ止め(配線を端子にねじ止めする方法で固定)式の端子であれば特殊な道具が無くても、ニッパーとカッターナイフ・スパナ程度の工具があればできます。端子自体は自動車用品店や自動車部品店で手に入ります。ただ、この部分はエンジン始動の際に非常に大きな電流が流れる部分ですので、接触不良などを起こさないように確実な作業が必要です。もし自信が無いのであれば専門家の手に任せましょう。もしこの部分の接触が悪くスターターモーターを回したときにスパークでもすると、最悪の場合バッテリーが爆発する場合もあります。自動車電装品店や電装整備工場に持ち込めば待ってる間に簡単にやってくれます。