- ベストアンサー
国連安保理について
こんにちは。国連の事について質問をします。所々表現が間違っていると思いますが、指摘していただけるとありがたいです(^^;) 1992年のイミダスを見ていて安保理の所を見ました。アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の五か国の常任理事国と他の国からなる非常任理事国がありますよね。何かの決議?をする時、例え全ての非常任理事国が賛成をしても常任理事国のうち一か国でも反対するとその案は通らないそうです。 どうしてそんなに常任理事国の意見が重んじられるのですか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No.2です。 >どうして戦勝国が常任理事国に適任なのですか。 第二次世界大戦は日本・ドイツ・イタリアを中心とするファシズム諸国と、アメリカ・ロシア・イギリスなどを中心とする民主主義国との戦いでした。 戦争の結果、ファシズム諸国が破れ、日本ではアメリカのもと民主化政策が進められ、日本国憲法が発布され、現在に至っています。 ファシズム、つまり独裁政治はただ一人の独裁者があらゆる決定権を持っているので、かつての日本のように他国を占領したりしてしまったんだろうと思います。 世界の歴史から考えて、ファシズム諸国は危険であり、民主主義国家を国連の常任理事国にしたほうがよかったんではないでしょうか。 国連は第二次世界大戦後に発足しました。敗戦国の日本などが常任理事国になったりするのは考えられないことのように思います。 これらは、すべて私の考え方ですが・・・ みなさんはどうお考えなんでしょうかね。
その他の回答 (3)
- been
- ベストアンサー率39% (490/1243)
国際連合の正式名称の直訳は「連合国」です。そもそも国連は、第2次大戦の戦勝国=連合国が主導する国際機関として発足しています。これが、常任理事国優位の歴史的経緯です。 法的理由もあります。 現在の国際社会においては、主権国家平等の原則が承認されています。また、国内社会と異なり中央政府が存在しません。よって、国家は、自ら同意しない限り何らかの義務を負うことはありません(慣習国際法上の義務を除く)。つまり、国際機関の決定には、関係国の同意=全会一致が必要なのです。 この原則を素直に導入した国際連盟は、決議に全会一致を要することが足かせとなり、戦争の抑止という目的を達成することができませんでした。 現在の国際社会においては、大国の意向に反する決定は、所詮、絵に描いた餅に過ぎません。国連は、国際連盟の失敗を繰り返さないため、その中核である安全保障理事会に常に大国(第2次大戦の戦勝国=米・英・仏・露・中)の議席を確保(常任理事国)し、その意向を反映させる(少なくとも反対されない)仕組(拒否権)を導入したのです。 なお、大国に拒否権があるのは安全保障理事会の決議の場合だけです。他の分野では、常任理事国といえども、他国と平等な一主権国家にすぎません。
お礼
ちょっと私には難しかったです(^^;)でも、丁寧な回答ありがとうございます。
- tenpai
- ベストアンサー率25% (14/54)
現在の国際連合では、第一次世界大戦後に設立された国際連盟と違い、違法な国に対して武力行使を行い、制裁を加えることができる、というのがあります。 違法な国、といっても本当にどの国から見ても武力制裁を加える必要があるかどうかは、多数決で決めるべき問題ではないと考えています。 現在、190以上の国連加盟国のほとんどがOKだといっても、やはり世界の大国がNOといえば、その議決には疑問が残るでしょう。 選挙のように、世界の代表として常任理事国五ヶ国が世界の平和維持のために慎重に審議できるようにこのような拒否権(一ヶ国でも反対するとその議案は決議できない)が与えられていると思います。 反対しているのは一ヶ国だけだから・・・といって決議してしまうと、その国の意見を無視していることになります。 その五ヶ国には、第二次世界大戦の戦勝国が適任だろうと考えます。
補足
>反対しているのは一ヶ国だけだから・・・といって決議してしまうと、その国の意見を無視していることになります。 そうですよね(゜□゜)!!!逆に考えてました。常任理事国の中にもし不条理な理由で反対する国があったとしたら、明らかに納得いかないっ( ̄^ ̄)と思っていました。 ところで、どうして常任理事国には第二次世界大戦の戦勝国が適任なのですか?
- Traja
- ベストアンサー率19% (107/546)
その昔、国際連盟だった頃 ・大国になりつつあったアメリカが加盟していなかった ・一応主要国として扱われていた、日本が自国に不利な決議に抗議して脱退した(多分ドイツも後に脱退したような記憶が。。。不鮮明) ・全会一致が原則 等の理由から、連盟の意義権威が低下した。 これら経験から、第二次大戦の戦勝国(後の超大国)が自分達が戦後の世界を導く、という強い意志の基に、 安保理に於ける強力な主導権を持つための規定でしょう。 これ以外にも、戦勝国(米英仏ソ中)と敗戦国(日独伊)との間には、様々な差別的規定もあったと聞いています。 これがなければ、アメリカも旧ソ連も強引な多数派工作を行い、相手国に不利な決議を連発し 不満を持った相手側が国連から脱退、ついに不満が爆発して再び大戦なんて事が もしかしたら起きたかもしれませんから、当時としてはまあ妥当な規定だったのかもしれません。
お礼
はぁー(>_<)世界って難しい! 平和よこい…。。。
お礼
なるほど。すごく納得です(・・)