ぶっちゃけて言いますと、今のゲーム業界は昔のように
任天堂 VS SONY VS マイクロソフト という感じではなくなってきてます。
まずPS3ですが、当初はゲーム機というよりかは、音楽も聞けて、BDも見れて、テレビも取れて、なおかつゲームもできるというマルチハードとして開発されました。
当然子供がほしがるようなソフトもあまり出さず、むしろ、20代~をメインターゲットにして、ソフトの方もそれに合わせた組み合わせになってます。
任天堂が出したwiiですが、これは年齢層は家族向けを対象にしており、年代も幅広く受けが良いです。
ですのでソフトの方も、やりこむゲームというよりかは、友人、家族と楽しむゲームソフトを販売しております。
で、このうちソニーの一番のライバルともいえるのがマイクロソフトのXBOX360。
このマイクロソフトのXBOX360はソニーのPS3と機能も非常に似ており、年齢層も20代~のコアなゲームファン。
だが、ps3と決定的に違うのは余計なもの(テレビを録画したり、BDを見たりなど)を省いたことです。
XBOX360はBDこそ見れないものの、その分低コストでPS3と肩を並べるようなクオリティのゲームを出してます。
ゲームも洋ゲーが多く、日本でもコアなゲームファンに受けがいいのも確かです。
ちなみに海外ではWiiとXBOXがシェアを争うというよりも、お互いが別の目的で共存し合ってるという状況なんで、どちらも安定したい売り上げを出してます。
ここで残ってるPS3ですが、まずゲーム機としての機能もさることながら、余計なものをつけすぎた分、価格もかなり上がってしまい、ゲーム機というよりも、AV機器に近い存在になってしまったという感じです。
ですので一言で任天堂 VS ソニー とは言えないのが現状ですね。
ソニー VS マイクロソフト なら結構あってると思いますよ^^
>>Wiiで初めて任天堂はソニー
これも正確には違います。任天堂はやはり世界のゲーム老舗だけあって、ゲーム業界ではソニーを何度も売り上げで超えてます。実際PSのときもN64で超えました。
ですが、今日任天堂は春を迎えてません。
なぜかと言いますと、別の業界の2社がこの任天堂の経営を圧迫してるからです。
その2社とは、モバゲーとグリーです。この2社の登場により、これまでのゲーム業界三国関係(SONY,任天堂、マイクロソフト)は崩れていってるのが現状です。
スクエアエニックスも3DSでミリオンを二本出すも赤字体制は変わらず、やむなくモバゲー、グリーの携帯ゲーム業界に参入したところ一気に黒字になりました。このようにゲームソフト会社が、携帯ゲーム業界にどんどん参入していっているんですね。
マイクロソフトのXBOXは携帯機を出してないんで、この影響はあまりないでしょうけど、PSPや3DSを販売してるソニー、任天堂からすると他人ごとじゃありません。
モバゲーの社長さんも30代と若く、任天堂やソニーに対して「この2社はゲーム業界では還暦を過ぎている。これからはスマホでゲームの時代だ。」と発言するほどの力を持ちつつあります。
今後、この任天堂、ソニーがこの2社に対してどのような戦略を建てるのかが見どころになると思いますので、注目しておくべきですよ!!