はじめまして♪
ワット数では音を評価出来ません。
アンプの出せる能力、又はスピーカーが受付出来る最大値などをワット数で表示しているだけです。
機械的なスピーカーの動きとして、特に低音域の場合にはどれだけ多くの空気を動かせるかが重要です。
大きな振動板で大きな振幅が最も多くの空気を動かしてくれます。
家庭内で必要とする程度なら、大きな振動板でリニアリティーの良い範囲だけの振動がクオリティー的には理想の一つでしょう。
最近は小さくする為に、小さい振動板を巨大な振幅で駆動するタイプが多く成って来ています。
このような物ではアンプのパワーに物を言わせて、振動板を動かすしか無い為、ワット数の大きい方が有利な様にも見えますが、、、実際にはユニット設計とのバランスが重要なので、音の質や最大音量の指標にワット数は意味を持たない物です。
スピーカーユニット単体では、電力をどのくらい音に変換出来るかという、スペックが有ります。
音圧レベルとかいうもので、85dBとか95dBなどの数字です。
この数字、10の差がアンプのパワー10倍に相当するので、95dBのスピーカーに100Wの音量は計算上で85dBに1000Wと同じです。
また、スピーカーユニットそのものでも、振動板とそれを支えるサスペンション系、駆動力と成るマグネットや信号電力を受けるコイルなど、全体のバランスで成り立ちます。
同じユニットでも、箱 で 低音に関しては特に影響が出て来ます。
多くの空気を動かすためには、箱も大きい方が有利です。(ただし、ユニットとのバランスから適した容積が有るので、むやみに大きければ良いと言う事でもありません。)
振動するユニットを納める箱ですから、反動で箱が動いちゃえば効率的な音変換を阻害しますので、頑丈で重い箱が有利です。これも実用上等から限度が有るため、どの程度に妥協しながら設計するかですね。
アンプ内蔵のサブウーファーでは、電気回路の部分にもたくさんの事が有るのですが、長く成りすぎるので省略しておきますね。
まぁ、最終的に「製品」としてのコストの制約内でバランスの良い設計製造でしょう。