二次創作が評価される風潮
よろしくお願いします。
最近、「歌い手」「絵師」といった、ネットを活動の拠点にするアーティストたちが増えてきました。
こういう人たちを見ていて思うのですが、彼らはおそらく自分なりに頑張っているのだと思いますが、やっていることは所謂「二次創作」であり、自分で曲を書いたり、キャラクターを考え出してはいない人がほとんどです。
それそのものを否定したいわけではなく、それを評価している人たちに疑問を感じるんです。
もちろん単純に歌がうまいとか、声が好きとか、絵であれば画風やタッチが好きとか理由はあるんでしょうが、なんだか一次創作以上に二次創作が評価されているように感じる時があるのです。
「本人よりうまい!」「オリジナルよりいい!」みたいな感じ。
もちろんそう思うのはその人の趣向の問題なので何とも言えませんが、いくらカバー曲や同人作品がよくても、それはあくまで一次創作あってのものであり、私個人の考えでは「一次創作が二次創作を超えることはない」と思っています。エンターテイメントとしては超えることはあるのでしょうが、あくまで「アート」としては超えないと思うんです。
たとえばピカソの絵を真似して、本人より画力のある人が同じような絵を描いたとしても、その技術は賞賛されどアーティストとしては全く評価されないしされるべきではないと思うんです。
最近カバー曲ばっかり出しているアーティストがいたり、同人誌でぼろもうけしている人たちがいるようですが、そういうものが必要以上に評価されるようになってしまうと、「オリジナルの歌作っても売れないし、カバーやろ」「自分の漫画描きたいけど売れないから同人やろ」と、二次創作に人がどんどん流れていき、業界のレベルが落ちていく気がします。
もちろんそこを始まりとしてだんだんオリジナルにシフトしていく人もいるのでしょうが、問題は見る、聞く側の視点だと思うのです。
みなさんはどう思いますか?
ご意見ある方、お待ちしています。