為替相場の急激な変動はさまざまな要因が考えられます:
・重要な経済指標発表時(例:雇用統計など)
・指標発表の結果が事前予想と大きく違っていた
・突然の大きなニュースなどのサプライズ(例:格付け会社が某国債の格下げを発表した)
・為替介入(例:今の日銀)
・理由は1つに特定できないけどボラティリティが高くなっている(いわゆる「大人の殴り合い」とか「パニック」)
・ブローカーのシステムのエラー
・ブローカーの意図的なレート操作(いわゆる「ストップ狩り」)
上記はあくまで単純な一例ですし複合的な要因で動くこともあれば要因の特定が困難なこともあります。
アルゴリズム取引のためか材料がないせいか低い流動性のためか、同じような反復運動がしつこく続くときもあります。
そして仰るように、実際に「誰かが入力間違えで大量に買って大量に売って」価格が急変することもあります
(例を挙げると、2010年5月6日の円急騰は、P&G株を誰か(ci○i?)が売り注文の際"million"と"billion"を間違えて誤発注しDJ30が急落→資金回避として連鎖的に円が急騰したのではないか、という噂が立っていました)。
UPされたチャートの箇所について事後的な説明をするとすれば、
他の複数のブローカーのチャートも同じような動きでしたので、少なくとも
・ブローカーのシステムエラー
・ブローカによる意図的なレート操作
では決してないと思います。
また、8月2日午前のロイターのニュースを見ると(参照URL)、
介入に対する警戒感によりマーケットが敏感になっていて、値が振れやすかったということではないでしょうか。
もちろんニュースは後付けですのでこのような動きの事前の具体的な予測は非常に困難であるということは言うまでもありません。