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物価
物価が下落すると、金利が低下する理由を教えてください。
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物価が下落するということは買い物をしてモノやサービスを得るよりも、金融機関に預けた方が得だという期待が続いている状態と考えられます。モノやサービスが売れないので企業側は価格を下げているわけです。 この時、中央銀行(日本では日本銀行)が政策金利を引き下げ、モノやサービスの価値が下落するのを抑えようとします。 政策金利が引き下げられると金融機関の金利が下がります。人々は金融機関に預けて金利を得るよりも買い物してモノやサービスを得たほうが得になるという期待を持つようになります。結果としてモノやサービスに使うお金が増え、企業側はモノやサービスが売れやすくなり価格を下げずに済み、逆にモノやサービスが不足するようになれば価格を上げられるようになります。 一方、企業は金融機関の貸出金利が低くなり、モノやサービスが売れやすくなるので、金融機関から借入を行い、設備投資を行うようになります。設備投資を行いモノを生産するのでその過程で人件費が発生し、人々の所得が増えて消費が増えるので…という循環を繰り返し、やがて需要が供給を上回るようになると価格は上げられるようになります。 ただ民間の所得が高まらなかったり先行きに不安があれば消費に対する圧力になり、金利を下げてもモノやサービスが売れない状況が続いてしまうことが考えられます。
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- bara2001
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銀行は企業などにお金を貸して金利を貰うことで商売をしています。 企業はお金を借りて設備投資をして商売を拡大していきます。 物価が下落している時期というのは、基本的に経済が縮小しているので、企業としては設備投資をして生産を拡大しても物が売れない状況です。 であれば設備投資を先延ばしします。 企業側の需要が少なくなるので、銀行としてはお値段を安くして(金利を下げて)でも借りてもらわなければ商売になりません。