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LED電球の実際の効果とは?
- LED電球の実際の効果について疑問を持っています。
- LED電球は蛍光灯と比べて電球が熱くなりにくいというメリットがあるはずですが、実際には熱くなることがあります。
- また、LED電球の光は目の違和感を引き起こすこともあります。
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同等の明るさ というのを、どう定義付けるかがポイントです 例えば、とある部屋の天井の中央に一個だけ電球を取り付けたとしまそう。 で、その電球の真下がどのくらいの明るさになるか 照らされた箇所明るさは、照度(ルックス)で表します 何ルックスって聞いたことありますよね 電球の真下の照度が同じなら、同等の明るさだと定義付ければ、LEDの省エネ性能は蛍光灯を越えるかもしれません しかし、他の回答者さんも書いた通り、LEDは光の拡散性がネイティブに乏しいです 白熱電球や蛍光灯は、全方向に光を拡散するので、電球からの直接光に、天井や壁で反射された光も加わり、部屋全体が明るくなり、光の質が柔らかくなり、はっきりとした強い影も出にくく、質の高い明かりが得られます LEDも、あの手この手で光の拡散に努めた製品が次から次へと出てはいますが、今のところまだ白熱電球や蛍光灯には及びません 真下の照度が同等であっても、光が部屋全体に柔らかくまわる白熱電球や蛍光灯と同じように感じる明るさではありません 照度計で真下が何ルックスかを測って、このLEDは○○の白熱電球や蛍光灯と同等の明るさで、消費電力が○wなので、省エネですよ と謳ってるだけです メーカー側も、真下の照度と明記しているので、ウソではありません 電球とは、電気エネルギーを光エネルギーに変換する装置です 光エネルギーの総量が全光束ルーメンで、私個人としては同じ明るさとは、ルーメン数が同じと定義しています やはり個人的に省エネ性能の定義が、単位消費電力あたりの全光束 lm/w この数値が大きいほど省エネです 一部のLED電球は、電球型蛍光灯に匹敵する80lm/wを達成しており、省エネ性能も同等 光の拡散性が足りなくても問題にならない箇所なら蛍光灯の代替にもなります しかし、初期費用すなわち価格が電球型蛍光灯の何倍もあり、長寿命による交換品度減少をもってしても、トータルコストは電球型蛍光灯に負けます 電球型ではない、シーリングライト用などの蛍光灯 例えば、パナソニックのスパイラルパルックとかは、128lm/wという超省エネ性能を有しています 最高の省エネ性能同士だと、まだLEDは蛍光灯には敵いません
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- mn1613a
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照明でもうひとつ重要なのが、自然な色合いに見えるかどうかです これは、演色性とよばれ、Ra値として性能が表してあります 最高峰は、日中の太陽光で、Ra100です 印刷所などで印刷物色合いの仕上がり具合を検査する際に用いられる、印刷評価用蛍光灯が、Ra99 家庭用の一般的な蛍光灯がRa80~90です で、LEDはどうかというと、今のところは演色性劣っていてRa70程度 出所不明の怪しいモノだともっと低いです Ra値に現れているように、LEDは自然な色合いに見える性能が低いです 一部のLEDでは、高演色性を誇るRa90というモノもあり、拙宅の廊下のダウンライトにそれを設けました 確かに自然に見える感じは素晴らしいですが、フィルターで色調を整えているらしく、先に書いたlm/wの効率は劣ります でも、設置場所が狭い廊下のなので、必要十分な明るは得られています いずれにしても、かなり技術的に成熟してしまった蛍光灯よりも、今後のLEDの進化には期待できます 既に、シーリングライトでは、電球色から昼白色へと色調を無段階に可変できる、従来の照明では考えられなかったモノも現れています 比較的近い将来に、価格も省エネ性能も演色性もトップとなり、デザインの自由度や色調の可変なども相まって、LEDが照明の主流になる日が来ると思います
お礼
自然な色合いかどうか という視点について。 大変参考になりました。 ちょっと話は反れますが、 私が気になっていたのは、 各種の照明の光を見続けた時の 目に残る、目への影響です。 LED電球を見続けた場合、 ほんの少ししか見続けていないにも関わらず すぐに目の前に暗いモヤが出現し、 しばらくの間、そのモヤが残ります。 太陽を見続けても同様の結果となりますが 通常、太陽に対しては、そういうことはしません。 しかし、 電球となると、何気無く、 部屋の中でつい見てしまうものなので、 出来れば、目にダメージを与えてそうな この様な光は傍には置きたくないと思っています。 これはLEDの光が 蛍光灯の光よりも 一部分の密度で比べた場合には 強いから? なのかは、よくわかりませんが、 蛍光灯からは、それは感じにくいと 思っています。 比較: 蛍光灯 (蛍光管) 15w LED電球(e26型) 4w 話は変わり、 ただ、LEDは将来性の非常にありそうな技術だと思うので、 今後の発展には期待したいと思います。
- trajaa
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現時点では「1個1000円前後」のLED電球はお勧めできません。(例えばトイレの様な場所(明かりがあれば良いレベル)であれば良いのですが) 読書の為や長時間利用される場合には、もう少し高級なモノをお求めください。 値段の違いは、明かりの拡散具合の違い、ノイズやちらつきの有無に現れます。 恐らくお求めの商品は、単にLEDを組み込んだだけの廉価版の商品ですね。 光の質を求める場合は2千円~の商品をお求めください。 各商品に関して検証した記事がありますので、ご一読ください。 http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/fujilabo/20110630_456572.html
お礼
チラツキに関する、かなり突っ込んだ記事をご紹介頂き、 ありがとうございます。 次回購入時に改めて参考にさせて頂くつもりです。 この記事を参考に選べば、間違いなさそうですね。 助かります。
- mn1613a
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電気を光に変換する効率は、lm(ルーメン)/wで表され、各種照明の仕様に載っています この値がLEDは今のところ良くても80lm/wですが、蛍光灯は120lm/wを越えるものもあります つまり、同じ明るさを得るには、LEDは蛍光灯の1.5倍の電力を消費し、同じ電力だとLEDは蛍光灯の2/3くらいの明るさしか得られません 今後はまだまだ発展する可能性は秘めているLEDですが、現状は省エネ性能は蛍光灯に劣ります 蛍光灯もインバータータイプは、秒間数万回の点滅を行っていますが、20年以上この点滅が問題になった事例は聞いたことがありません 一部のLEDは、肉眼では点滅が見えないものの、長時間その照明下で過ごすと、体調の不調を訴える人が多数現れる事例があり、中途半端な点滅が行われているものもある様子です LEDは、蛍光灯と違って、スイッチオン後瞬時に明るくなることと、オンオフの耐性が強い、長寿命という特長があります これらの特長を活かせる箇所 住宅なら、短時間しか点灯させないトイレ、電球交換が困難な高い天井、長時間点灯させる常夜灯などには適しています また、紫外線を発しないので虫が寄りにくい特長を活かして、玄関灯にも適しています
お礼
虫が寄りにくい点は確かに利点ですね。 でも、省エネ性能がまだまだ発展途上なようなので、 まともな製品がお安くなるまで、追加の購入は控えたいと思います。 回答、参考になりました。
- fujiyama32
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昨年の番組になりますが、日テレの[目がテン]の番組の実験で、 LEDランプのメーカの違いにより、[目に疲れの出るランプ]と[疲れ の出ないランプ]があることが判ったとの番組がありました。 この違いは内部回路のスイッチング(ON/OFF)の違いにより、光りの "ちらっき"となっていることも実証されました。 次のURLをクリックして参考にして下さい。 [LED電球/目がテン/日本テレビ] http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/10/09/0904.html スイッチング性能の良い半導体は少し高くなります。やはり経済的な LEDランプを作るには、そこそこのスイッチング性能を持つ半導体を 使用する。更に耐電圧の低い素子を使用するため、内部に抵抗器など を組み込んでいるため損失も大きくなり発熱も高くなるなどが考えら れます。 念のため「東芝、パナソニック、シャープ」とその他のメーカ品と を明るさ(Lm/ルーメン)と消費電力(W)と更に点灯状態をチェックして 購入されると良いと思います。
お礼
参考URLをずじっくり読ませて頂きました。 ありがとうございます。 早速ですが、記事にありましたように、 携帯電話(スマホ)のカメラを、 Led電球に向けてみました所、 MADE IN CHINAは期待を裏切りませんでした。 はい、シマシマになりました。汗 やはり、安物だとチラツク というのは間違い無さそうですね。 これでは読書用としては使えませんので、 トイレへ持っていこうと思います。
客観的ですが、LEDは、入力される電気の量と、出力される光のエネルギー量を計算すると、蛍光灯に勝てません。 電球で、LEDや蛍光灯は、何ワットタイプと書かれて居たのですが、電球と電球型蛍光灯は同じ様な特性の光が出ましたのでほぼ置き換えが可能でした。 しかし、電球型LEDは、口金と逆方向の光の強さだけで、同じレベルと言う判断をして居ましたので、その他の方向に放出される明るさは少なく、全体的に暗いものとなって居ます。 蛍光灯と同じ程度の明るさにすると、蛍光灯より消費電力が増えてしまいます。 電球型LEDは、表示と違うと言う事が問題視され始めて来た為に、何ワット表示と言うのから、判り難いルーメン表示に変更されました。 こういう経過があります。 現実的に、電球型蛍光灯も、安いメーカーが出て来てしまっている為利益が取れなくなって来ています。 その為値段の高い電球型LEDを極力売りたくてやって居る事になります。 LED業界の関係者なら、でんきゅうがたLEDは、蛍光灯に勝てて居ないと言う事は皆知っている話なんですよ。 ですので、省エネとしてなら、電球型蛍光灯をお勧めします。 光り方に関しては、安いLEDは点滅して居ます。 調光対応型の方が点滅が少なくなって居たとも居ます。 発熱量は、残念ですが今のLEDでは蛍光灯より効率は悪いですので、仕方の無い事となります。
お礼
業界事情にお詳しいようで、非常に参考になりました。 ありがとうございます。 現段階においては、 電球型で考えるならば、 LEDのものより、(電球型)蛍光灯の方が、 省エネである、ということなのですよね? だとすれば、 現状で、LED電球を買うメリットというのは、 全くない気がするのですが、 実際、そういうことなのでしょうか? 蛍光灯に比べ、 高い、熱い、省エネでもない! ということであれば、 メリットが見出せません。。。 あっ、すばやく点灯する、というのがありましたね。 って、それだけ?!汗 あとは、長寿命といったあたりでしょうか。 (実際、長寿命かどうかの真偽についてはまだ使い始めたばかりなので不明ですが。)
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お礼
明るさの定義について、考えさせられました。 頂いた回答は 全体的に大変分かりやすい内容で、 知りたいことがしっかり詰まっており、 理解がさらに深まりました。 ありがとうございます。 省エネ性能の考え方として、 消費した電気エネルギーが、 どれだけ、 光エネルギーに変換されたか。 この変換効率が省エネ性能だと。 なるほど。確かに同感です。 ただ、 白熱電球や蛍光灯と LED電球とでは、 変換された光の拡散性が異なるために、 観測点などにより、明るさの感じ方も、 拡散性と同様に異なるので、 単純に仕様上の数値だけで 明るさを判断するのは難しい、 そんなところでしょうか。 全方向に均一に光を放つLED電球が 早く出てくるといいなと思います。 逆にスポットライトなどでは その拡散性の悪さが活きるのかもしれませんが。 >最高の省エネ性能同士だと、まだLEDは蛍光灯には敵いません 非常に参考になりました。 なんだか、省エネ性能に優れた蛍光灯が欲しくなってきました。笑